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【イベントレポート】Nikko Brewingと考える「クラフト酒の『クラフト』とは」?

こんにちは、KURANDの採用チームです。

KURANDの会社の様子を知ってもらいたく、社内イベントを紹介します。KURANDでは、商品を一緒に製造してくださるパートナー酒蔵をオフィスに招き、新しいビジョンの浸透や深堀りをする場を「ビジョンドウィズ」と称し、毎月ディスカッションを交わしています。

第5回の「ビジョンドウィズ」にお越しいただいたのは、クラフト酒のオンライン酒屋「クランド」で販売する「ねむねこエール」をはじめとしたクラフトビールを開発していただいています Nikko Brewing さん(栃木県日光市)です。

今回は専務取締役・鶴巻康文さんにお越しいただきました。クランドとの出会いやお酒の「クラフト」という言葉の意義について伺いましたので、その一部始終をご紹介します。

醸造未経験から地域活性化のためにブルワリー事業を立ち上げて

Nikko Brewing の母体となったのは、1871年に創業し、奥日光で150年にわたり商売をしている土産物屋でした。「クラフトビールを通じて奥日光を発信していきたい」という思いのもと、醸造未経験にもかかわらず2018年にクラフトビール事業をスタートします。

KURANDに出会ったのは、そんなクラフトビール事業を立ち上げたばかりのころ。「大きな転機を迎えるきっかけではありました」と振り返ります。地元素材の料理に合わせて開発したペールエールや、いちごやゆずといった地元の素材を副原料として使用したフレーバービールなどを次々と生み出していき、毎年着々と売上を伸ばしていると言います。

「クラフト」とは何か?

KURANDはECサイト「クランド」で販売する多種多様なお酒を表すために、「クラフト酒(しゅ)」という言葉をオリジナルで作りました。しかしまだ定義が曖昧なため、様々なパートナー酒蔵にもご意見を伺いながら、その認知の拡大に挑んでいます。クラフト酒を考える上でも欠かせない「クラフト」という言葉について、お酒の中でそのワードが浸透しているといえる「クラフトビール業界」からの視点を伺いました。

クラフトという言葉の定義について、鶴巻さんは「私たちらしさ」だと述べます。「私たちのようなブルワリーも、より小さなマイクロレベルのところも、もっと大きなメーカーも、それぞれ味わいが全く異なります。よく言われる”手作り”や”小規模”という言葉では閉じ込めておけないと思うのです」(鶴巻さん)。

少し前までは「とりあえず最初の一杯目」というイメージだったビールも、近年ではクラフトビールが広がり、色々な種類を楽しめるようになりました。鶴巻さんは「ファッションを選ぶように、選ぶ人自身が自分の個性に合ったものを選ぶ、アイデンティティのようなものになっているのでは」と分析します。

そんな今の時代だからこそ、クラフト酒をつくる側としてもただとがっただけではない、確立された基礎がある上での個性を会社全体で作り上げる重要性を説きます。「『Nikko Brewing』としての個性ではなく、一部の人間の個性でもない。製造スタッフ、マネジメント、販売、ブルワリー内のすべての人間が真剣にぶつかり合いながらつくりあげた、私達『らしさ』こそがクラフトビールではないかと思うのです」と鶴巻さんは言います。

「クラフト酒」において度々登場する「個性」。酒蔵側が商品ごとの個性をどのように生み出しているのかがわかる大変熱意溢れるお話でした。今回のお話も参考にしながら、クランドでは常に新たなお酒との出会いを求めて、思わず見に来てしまうようなオンライン酒屋を目指していきます。

ディスカッションの後は、恒例の懇親会。「ねむねこエール」を飲んで楽しみました!鶴巻さん、ありがとうございました!

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