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自分の仕事は自分で創る~生徒観察日記~

こんにちは。個別指導塾ココロ・ミルで講師をやっている石場です。

今回は、普段どんなふうに仕事をしているのか?を少し具体的に書いてみたいと思います。

つい最近、山田塾長に「休み時間の過ごし方も大事」と言われたことがありました。世間でもよく「人間観察」などと言いますが、講師の仕事にはこの観察能力が必要不可欠です。土日には休み時間があり、その時間は授業以外の生徒の姿をゆっくり見ることのできる貴重な時間でもあります。

もちろん休み時間なので過度に気を張る必要はないと思いますが、担当していない生徒と話せるのはほとんどこの時間に限られますし、担当している生徒を「違う角度からミル」ことができるのもこの時間の特徴です。私たちは「勉強」という一面のみを通して子どもたちに関わりますが、だからこそ、休み時間も含め、できる限り子どもたちを多面的に見ようとココロがけるのはとても大切なことだと思います。

で、具体的に??ということで、ちょっと書いてみたいと思います。

たとえば、勢いよく算数の問題を解き、勘違いやミスが非常に多いAくん。彼の勉強時以外の特徴として、「授業が終わり自席に戻る際、よくお茶を忘れていく」というのがありました。最初は「Aくん!お茶!お茶!」と笑っていたのですが、その回数があまりに多い。

ある日、もしかしたらこれはヒントなのかもしれないと思うようになりました。Aくんはかなり度の強そうな眼鏡をかけているということもあり、もしかしたら物理的に視野が狭いとか、彼の見ている世界って私の想定と全然違うんじゃないか?という仮説です。

そこで、授業中も「視線の使い方」に注目してみるようにしました。改めて意識してみると、Aくんの視点というのはほとんど問題に固定されていません。なんというか、視線が忙しなく動く。(人と話すときは逆に目をじっと見たりもするのですが)

「ミスに気をつけよう」とか「落ち着こう」という言葉は、私もつい言ってしまいますがわりと空虚な言葉です。「ミスに気をつけるって、どうしたらいいのか?」ということが言っている本人にも具体的に見えていないのですから。

最近は、Aくんには「視点を問題で固定して」という言い方にしてみました。図を写すときも、ちらっと見てさささーっと写すのではなく、一回じっと問題を見て、ゆーっくり写す練習をストレスのなさそうな範囲でしてみています。まだ試している段階ですが、繰り返しやっていることもあり少しずつできるようになってきた気がします。

このように、私たちの仕事の具体的な内容は、よく観察して仮説を立て、試してはを繰り返す中で創出されます。仕事の大事な部分は、待っているだけでは決して生まれません。逆に、一見何もないところにも、思考を巡らせればやるべきこと・やりたいことが発生します。自分次第で道が広がっていく仕事を、私たちは日々やっています。

また、日々の仕事だけでなく、会社としても今まさにそういう時期に差し掛かっています。(入社した頃は、まさか自分が別の会社の社長と名刺交換をすることになるとは思っていませんでしたw)今の仕事とリンクさせながら、道を広げ、会社として新しい事業も始めようとしています。そんな弊社は、一緒に道を広げてくれる仲間を募集しています!面談にお越しいただければこのあたりのお話も詳しくできますので、気軽な気持ちで是非一度お越しください!

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