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なんとなく休んでいませんか?

突然ですが、つい最近、ものすごく久しぶりにブランコに乗りました。

というのも、弊社では閑散期の2月・3月に10連休(場合によってはそれ以上)の長期休暇を取得可能です。10連休もあれば海外に行くこともできますが、今年はあえて2回に休みを分けて国内を巡りました。鳥取・兵庫・石川・長崎とあちこち回り、ちなみにブランコは長崎で乗りました。

長崎は景色のきれいなところです。市街地にも展望台があり、特に夜景が有名です。ところで、その夜景はよく「すり鉢状の地形が織りなす~」などと謳われます。以前訪れた際にそのフレーズを聞いたときは完全に聞き流していたのですが、今回の旅はそのフレーズを足で実感することになりました。

普通の観光客はこんなところは歩かないと思いますが、とにかく階段、階段、坂、階段といった感じです。正直なところ運動不足の身にはこたえました。途中何度も休んでは、「これがすり鉢状の正体か…」などと思ってしまいました。地元のおじいさんに不審な目で見られながらも、通常とは違うルートで最終的に展望台まで登り、夕暮れから夜景までを眺めました。

とはいえ長崎紹介がしたいわけではなく、社会人にもなってブランコに乗ったこともそれ自体はどうだっていいことなのですが、私は今回の長崎旅行で「休む」ということが上手にできたなと感じています。

「休む」ということにも目的が必要です。そう言うと大仰な感じもしますが、例えば極端な話、家から一歩も出ず、何も考えずにだらだらしてしまうと心身ともに結局リフレッシュされない気がします。逆に、同じく家で過ごしたとしても、「今日はとにかく身体を休める日」と自分で決めてそうしたのなら、効果はあると思います。今回の長崎旅行で私は普段の生活の5倍ほど歩き、身体的にはまったく休みませんでしたが、自分で決めてそうしました。「普段やりたいと思わないことを旅先でしてみる」をテーマに休んでみました。普段なら絶対に電車に乗るところを歩き、普段なら絶対に拒否する階段を延々と上り、その結果展望公園にあったブランコに乗りたくなったので乗りました。

本当に大したことではありませんが、普段やらないことをやるのはそれだけで刺激です。翌日の仕事に疲れが響くかな…とも正直思っていましたが、精神的なリフレッシュは大きかったのか全く響きませんでした。(筋肉痛はありましたが…笑)

学生の頃はあまり「休む」ということを意識していませんでしたが、そこに自分なりの素直な目的意識やテーマがあるだけで、時間の濃密さは変わります。これは、何も休むことだけではなく、それこそ仕事で何かするときも同じだと最近感じています。私たちの仕事は特に、「変わらない」ということがマイナスを意味します。一人一人に向き合って、あの手この手で改善をすることが求められていて、最適解が定まることもありません。思考を停止してしまえばすぐに停滞してしまい、それを何よりも恐れなければならない仕事をしています。

なんとなく休むことと、なんとなく仕事をすることは似ているのかもしれません。だからこそ、休むときは目的を持って思いっきり休む。同様に、仕事をするときは自分なりの目的や思考を伴って仕事をする。人生は結局はすべてつながっていて、そこがいいなと思うようになってきました。

自分にとって意味のある仕事をしたいなら、「思考を止めない」ことはとても重要です。単に「塾講師」と言うと魅力に感じない人もいらっしゃると思いますが、実際に向き合ってみると、こんなにも日々考え続ける仕事なのかと思ってしまいます。私たちがどんなことを考えてどんなふうに仕事をしているのか、少しでも気になったらお話を聞きに来てみてください。全く違う職種を目指しているとしても、良い仕事をするために共通してお話しできることがあると思います。

是非是非、お待ちしております!

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