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もう、元の生活(出社)には戻れない。これからのオフィス出社について考える

こんにちは、KMWリクルーティンググループの星野です!

10月で緊急事態宣言も解除され、10月25日には時短要請も解除され、ようやくコロナも落ち着いたかと思ったら会社から「出社に戻します」と言われた方。特にエンジニアの皆さん。集合です!

今、採用面談をやっていると、転職理由にけっこうな確率で「オフィス出社に戻るようなので」があります。

コロナの前は、毎日満員電車に揺られ出勤をしていた日々が信じられないくらい、もはやリモートワークができるかどうかは働く人にとって重要なポイントになっていると思います。ちょっと前にBeforeコロナ、Withコロナ、Afterコロナなんて言葉が流行りましたが、緊急事態宣言が解除された途端に出社(Beforeコロナ笑)に戻る企業も多いようです。

今日は、KMWの考えるオフィスの在り方について、発信したいと思います。

皆さんにとってオフィスとはなんですか?

オフィスがないのはちょっと…でも出社が必須になるのもちょっと…という方も多いのではないでしょうか。KMWが考えるオフィスは一言で言うと

実家

です。

顔を合わせてミーティングをしたいときに集まったり、気分転換にオフィスで仕事をしたりする。オフィスに出社すれば誰か仲間がいて、雑談をしたり、一緒にご飯を食べに行ったりとまさに、「実家」のような空間だと考えています。

そのためKMWではオフィスへの出社を「月10回までなら出社OK」という制度にしています。また、出社した際に社員2名以上でランチに行った場合は、ランチ代を補助しています。
出社する理由もしない理由も必要ありません。私は在宅でほとんどできてしまう仕事をしていますが、ランチを食べるために出社することもあります(笑)

チームによっては週に1回は出社してみんなで顔を合わせようというチームもあれば、「ぎゅっと仕様を詰める」時にオフィスを使って議論するなど、チームによってオフィスの使い方はまちまち。自分たちが自律的にリモートか、オフィスを使うかを選択できるように、KMWの大原則は変わらず「月10回までなら出社OK」です。

最近では「ワーク・ライフ・バランス」ではなく「ワーク・イン・ライフ」という言葉も出てきていますが、以前よりKMWではワークとライフを分断するワークライフバランスではなく、ライフの中にワークがあるという考えの「ワーク・アズ・ライフ」をポリシーとしてきました。

「だけど仕事と生活は必ずしも対立するものではない。どちらかを高めるために、もう一方を犠牲にしなくてはいけないわけでもない。仕事と生活は相互に関係していて、ともに充実させることもできる。仕事と生活の境界線がおぼろげになるテレワーク時代は、ワークとライフを独立した存在として捉えるワーク・ライフ・バランスではなく、ワーク・イン・ライフがしっくりくる」と島田氏は説明する。
「ワーク・イン・ライフ」がポストコロナの新しい働き方
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https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD201MX0Q1A021C2000000/

※各社のワーク・イン・ライフが気になる方はこちらをどうぞ!

余談ですが、KMWの「ワーク・アズ・ライフ」は「ワーク・イン・ライフ」の進化系だなと思っており、仕事も生活の一部として楽しいものにしたい。と、そういう意味を込めてKMWが提供しているサービスも「はたLuck(働くことで幸せを感じてほしい)」という名前にしています。

さて、オフィスの話に戻ります。

情報漏洩観点や郵便物など物理的に出社する方を除き、コロナ禍でリモートワークを許可していた会社が、コロナが落ち着いてきたら出社に戻すのは「社員を一箇所に集めないと、仕事をしているかが分からないから」という論理に感じませんか?

それって、リモート勤務では、社員をマネジメントできないと言っているようなものになります。

それは、マネジメントする側の力量の問題で、働く個々人の問題ではないと私たちは思います。

これは、まだまだ日本企業にはpay for timeという考え方が根付いているからで、なんとなくオフィスのデスクに所定の労働時間座っている=働いているだろうと思ってしまうからではないでしょうか。KMWではpay for performance の考えで経営をしていますので、社員が自律して成果を出すためにオフィスに出社したいならしていい。という考え方で経営をしています。

と言いつつ、元々KMWもコロナ前はコミュニケーションコストを削っては行けない。仲間が何をしているか見えなくなると歪みが生まれ人間・組織間の対立構造が生まれてしまう。という考えのもと原則出社を基本としていました。

現在のリモートワークと出社のハイブリッド経営に至るまでに実はいろいろとオフィスについてはKMWも試行錯誤を繰り返しておりまして、詳しくはこちらをご覧ください!

ナレッジ・マーチャントワークスがTHE E.A.S.T.日本橋富沢町に移転を決断した理由、そして入居後感じた大きな魅力とは - 31VENTURES
ナレッジ・マーチャントワークスは、2021年4月にオープンした「THE E.A.S.T.日本橋富沢町」に入居している気鋭のスタートアップだ。同社が提供する店舗マネジメントツール「はたLuck®︎」は、三井不動産グループの運営するららぽーとや三井アウトレットパークにも導入されている。 「THE ...
https://www.31ventures.jp/news/20210616_column/680/

記事を読むお時間のない方に簡単にKMWのオフィスの変遷をまとめます!

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2020年3月 緊急事態宣言の発令直前
リモートワークの開始とともに、全社員が入るオフィスを即解約。
「こんなに広いオフィスを借りていても誰も来ないなら意味がない」という即決でした。

2020年9月 お台場オフィスへ移転
必要であればチームで集まって出社できる小さいスペースのオフィスへ移転しましたが、遠すぎて必要がない限りは誰も出社しない。という状態に。
さらにその結果、恐れていた組織間の状態や個々人のモチベーションの状態が見えなくなり、会社としてのモメンタム(勢い)が作れない問題にぶつかりました。

2021年4月 人形町オフィスへ移転
リモートワークの「効率」と出社をして得られる「能率(モチベーション)」のバランスを考えた末、もう少し都心部にあり、交通の便もよく、家賃もそれほど高くない人形町のオフィスへと移転を決意。
出社をすれば誰かがいて雑談が生まれたりショートミーティングが開かれたりなど現在の「月10日まで出社していいよ」のルールが出来上がります。

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仕事には集中して1人で取り組むべき業務とチームでディスカッションをしながら作り上げる業務が混在しているためリモートワークのみが一概にいいというわけではありません。時にはオフィスの帰りの食事で意気投合して、一気に問題解決に至るなど、リアルで会うことの意味はあります。

リモートワークは、通勤時間がかからず、集中して仕事ができることで効率は上がったと思います。ただし、人と人が同じ時間と空間を過ごすことでお互いを理解し、心理的安全性を確かめられる機会が減少し、能率が下がってしまいます。だからこそ、試行錯誤の末KMWでは効率と能率のバランスを考えたハイブリッド型のオフィスへと落ち着きました。

そして、もう一つ忘れては行けない大切なことは、社員が成果を出すためには仕事にやりがいがあるかどうか。実現したい目的のために、自分で考え、行動することで、仕事は楽しいものになり、やりがいと変わっていくからです。なので、私たちはオフィスで勤務することも、リモートで勤務することも自分で考えて、判断して欲しいと思っています。

今回の緊急事態宣言解除はオフィスの在り方に限らず、仕事や人との関わり方、生活スタイルなどコロナが落ち着いたらコロナ前の生活に戻るのではなく、新しい生活が始まるということを考えて変化に対応する施策や考え方にシフトしていかないといけないなと感じる出来事でした。

本日は、オフィスについてお話をしましたが他にもフレックス制度やシャッフルランチ制度、書籍購入制度など働き方についてこれからもどんどん発信していきます!

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