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本気になれる仕事をしてみたい貴方に。

こんにちは、(株)ピュア設計部の和智です。今回は、本気になれる仕事を考えたいと思います。貴方は本気になれる仕事を見つける自信がありますか?今の世の中、転職が流行っていると言いますか、転職に対する抵抗感が薄れてきており転職はしやすいのではないかと思います。ただ、転職してもその先でいい環境に恵まれるのか?そもそも転職先の会社を見つけられるのか?という問題がのこります。そこで、提案なのですが、転職するなら本気になれる仕事を探すのはいかがでしょうか。…え、どうすればいいの?

自分が本気になれる仕事って何。

まず第一に、仕事と一言で言っても色々あります。やりたいけどできるかわからない仕事、出来るけどつまらないかもしれない仕事、大変だけど稼げる仕事、楽だけど稼ぎは少なめの仕事など、全ての希望条件をクリアしている仕事は中々無いのではないでしょうか。また、働く環境で言っても、周りに沢山出来る人がいる環境、静かで黙々と作業する環境、常に流動的でにぎやかな環境、危険のともなう環境、資料や設備が豊富な環境など様々あります。これだけでは迷ってしまうかと思います。では、どんな仕事・どんな環境なら、自分は本気で働けるのでしょうか。一般的に皆が良いという職場はいくらでもありますが、自分が本気で働ける職場というのはそう多くないし、人それぞれではないかと思います。なので、どんな条件がそろえば、本気で働けるかを自分なりに想像してみる事が理想の転職の第一歩ではないでしょうか。ちなみに私はかつてスーツで固めのほぼ外回りの営業兼業務担当だったのですが、それはきつかったので内勤型の特技が活かせる今の会社に来ました。まあ、業務は別の内容に変更になったので今となっては特技が活かせているわけではないのですが、単純に今の仕事が好きなので問題はありません。今振り返ると、最初に持っていた希望の8割はかなっているんじゃないかなと思います。私の場合はそれが、色々ある中で今もこの会社にいられる理由だと思います。


自分で選ぶべし

転職するにあたって、実際にその会社に所属するまでは内部事情を知ることが難しく、正直出たとこ勝負ではないかと思うこともありますよね。本当に行く先は自分の運次第なのでしょうか?せっかく会社を信じて入社しても、配属先が希望していたのと違う所だった!ということもあるかもしれません。しかし、自分で配属先を決める事が出来る会社も多くあります。せっかく明確なやりたいことを持って転職するなら、自分で選べて決められる方が良いですよね。配属先が決まっていないにしても、出来る事は何か?あるいはやってきたことは何か?をはっきりさせておくと方向性が定まってきます。ただ、やる事やしたいことが決まっていないうちは、流れに身を任せるのも一つの手です。

部署の傾向や役割を把握しておく

世の中には様々な会社があって、会社の中にも色々な部署が存在します。また、会社によって、部署の果たしている役割はそれぞれかと思います。業務内容が先か?役割が先か?はわかりませんが、通常は似たり寄ったりな人が集まってくると考えられます。或いは、一見違うように見えて実は全員の共通項があると思います。それが部署の色を作っていきます。そこに自分が違和感なく当てはまるのかを考えてみましょう。

①傾向

例えば、設計というのは、物事の枠組みを作る事です。想像上の建物を具体的にどう作るかを決めたり、問題解決の為に必要な機能を備えたシステムを作ったりします。(建築設計とシステム設計の例)この場合、枠組みを作るので分析なしに設計はできません。つまり、設計部の人は分析しがちです。もっと言うと、ある程度ちょっと先に何が起こるか予想しがちで、困る要因についても検討をつけまくり、何なら過去に失敗した経験を沢山持っていたりします。設計の世界では大変な作業をいかに精度高くやるか考えて、結果の良し悪しを判断します。なので、単純にこれはクリアでこれはアウトという判断ではなく、もう一歩踏み込んで、これは部分的に機能性が良くなかったから一見アウトっぽいけど結果的にあまり大きな問題ではなかったからクリアとみなすのが妥当かな…といった分析をします。そして、妥協点を決めます。「これが起こるかもしれないが、それは想定しない。それは困った事に考えない。」とどこに注力するかを決めるのです。仕事の精度を上げるためには一点集中が有効だからです。そのため、経験値や想像力がもろに設計の質を左右します。どこまで妥協して良いのか悪いのかのギリギリの判断はバランス感覚が優れていないとできません。これは設計業務をする人に共通する要素かと思います。なので分析が好きな方は設計に向いていると思います。

このように、業務内容から人の特性が限定されたり偏りやすいことも一理あります。なので、業務内容とそれに必要とされる傾向を知っておいた方がミスマッチを防げます。ちなみに貴方は分析することがお好きでしょうか?


②役割

例えば、わたしたち設計部では、設計業務や店舗施工管理などを担当して、会社の物件の内装や解体・点検などを見ています。役割的には会社で購入が決まった土地に建物を建てる際、どんな建物にするのかを協力している建築設計事務所の方と話し合って具体的な内容に落とし込んだり、建物がある場合は実測して図面を作成します。それを元に他部署が動きを決めていくという、ある意味重要な役割を担っています。また、実際に案件を進める中で常にリスクはないか気を配り、滞りなく無事に完成・完了まで持っていけるよう力を尽くします。まるで守護神のようと言うと言い過ぎかもしれませんが、大きなトラブルに発展する前に人知れず抑えているのは設計部なのかなと実感する場面は時折あります。もちろん、人間なので完璧にとまではいきませんが、それでもいるのといないのとでは大きな違いがあります。正直、地味で地道な作業が多く、あまり会社の中では目立たないのでどちらかというと縁の下の力持ち的な存在かもしれません。トラブルを抑えている人がいなくなれば、上手くいっていた全ての物事に不具合が生じて信じていた前提が覆されるので絶対に必要な存在です。では、こういった部署にはどんな人が馴染みやすいのでしょうか?私が感じるのは、洞察力がものすごく鋭い人か、器用で要領をわかっている人、言われた通りに仕事を遂行できる人のいずれかだと思います。危機管理が他に比べてしっかりしている印象があります。ちなみに私の場合は不器用かつコミュニケーションはどちらかというと苦手で、枠をすぐはみ出したくなる性分なのですが、たまにものすごく勘が冴えます。ただ、私のようなタイプは設計部の中でも珍しい気がします。体感としては全体的に洞察力が鋭いメンバーが多めです。

*自分ではわからないかもしれませんが、「え?よく気がついたね?!」と言われたことがある人は洞察力が鋭い人だと思います。上記の特徴にお心当たりのある方、興味があればぜひ設計部にきてください。

このように、会社の中で割り振られているポジションにも部署の雰囲気は左右されます。役割はそれぞれで違うと思いますので観察しないとそれはわからないと言えます。状況から役割を把握することも有効かと思います。

分析してみる

仕事の成功確率をあげる要素として、

①業務を理解している。 

②業界の人と会話する為の言葉を知っている。 

③毎回余裕をもってモデルを検証するのでその場しのぎがない。

これが言えると思います。これをクリアできるなら貴方はその業界でやっていける可能性は高いです。


特に、②業界の人と会話する為の言葉を知っている点は、かなり重要度が高いと思います。以前、うまくいっていない設計メンバーが悩んでいましたが、おそらく、そのメンバーの悩みの根本原因は言葉を知らなかったからでした。もちろん、その場しのぎが計画に脆さを生んで、浅い業界理解が命取りになった部分も否めませんが、そのメンバーは人脈が広く、手助けしてもらいやすい人柄だという圧倒的なアドバンテージがありました。悩む前は、危なっかしい場面を何度もその人望で乗り越えていたので今回も何とかなると思っていた様子でした。ただ、結局にっちもさっちもいかなくなり、悩んでいました。

普段、誰かと会話する時、同じ単語、表現を使っても状況によってニュアンスが変わってくることってよくありますよね?もっと言えば、日本人は他国に比べて言葉の言い回しに敏感です。表現ひとつ、表情ひとつでガラッと印象が変わります。また、専門知識が必要な現場では、特にその傾向が強いと言えます。単語の意味だけではなく、ニュアンスを合わせていかないといけません。状況を表す表現の仕方が違うという事です。「この人はこう言っているけど、本当に表現通りに受け取って良いのか?別の意味合いが含まれていないか?」を疑うという事です。言葉の間違いを防ぐには、言葉の意味はもちろん、その可能性を知るほかに方法はありません。相手の業務レベルでどんな物事を何と表現するのか?を把握しないといけません。完全にわからないにしても、違うニュアンスが存在すると知るだけでも違います。言葉の使い方を知る事はものすごく重要です。異分野で経験値に激しく差のある人間同士が会話する場合、このリスクは常に付きまといます。

補足:すれ違いをなくすには

言葉の使い方についてはもっと深く考える事も出来ます。

身近で具体的な例を出すなら、業者さんにオーダー家具什器について聞く時に、「机が欲しいんですけど」と言ったら「それじゃわからない」と言われたことがありました。どういうことか確認したら、曲線的で複雑なフォルムの机と直線的で単純なフォルムの机では素材もコストも手間も大きく変わってくるという内容でした。逆に、別の業者さんに問い合わせて、「机がほしいんですけど…どんなのがありますか?」「いや、うちでは机っていったら物は一つしかないけど何言ってんの?ジョイント付きとか折り畳み式じゃない普通のよくある机って意味だよね??」と言われることも有ります。専門性が高いゆえによく使う言葉が違い、物事を断定してしまうときや逆に物事を特定できなくなることが生じます。もしくは言葉に本来ない独特な意味合いを持たせてしまうことがあるのです。こういう時は、図の方が確実です。絵や写真、図の方が間違いなくその通りに伝わる確率が高いのです。もしくは、ものさしのような基準が世界共通で一つしかない物で表現するのが間違いありません。欲しい机を言葉だけで表現するより、紙に描いて寸法を入れた物を見せた方が早いし間違いがないのです。


前に進む気持ち

会社で働いていると色んな事が起こったり、大変な事や苦労する事も数多くあると思います。ただ、そんな時でもつぶれない為に重要になってくるのは前に進もうとする気持ちではないでしょうか。最前線で戦って常に前に進もうとする気持ちがあれば、少なくとも後退することはないと思います。その代わり、辛い時は抵抗を感じている時なので前に進んでいるはずなのに、その場に止まっているような感覚になることがあるかもしれません。でも、前に進んでいるのです。タイミングが来ればわかります。苦労している時にこそ、人は成長できるのです。

※ただ、物理的な苦痛は別になります。無理をすると身体を壊してしまうので加減しましょう。


何に本気出してみる?

もうひとつ重要なのは、自分が本気を出したくなるのは何か?ということです。もしくはどんな時に本気を出さざるを得ないのか?です。そもそも、若い人の未完成さはキラキラしていて素敵ですが、大人の本気もかっこよくないですか?若い人の特徴は、資金や設備がないけど時間と労力が有り余っていることです。また、発想が自由とも言えます。逆に大人の特徴は、資金や設備が有り余っているけど時間と労力に限りがあることです。発想についても社会に馴染むにあたってルールや常識でがちがちな場合は制限があります。(※あくまで若い人と大人を比較した時の場合です。)しかし、もっと言えば、会社に所属している大人は、意識することで不足した労力と時間を増やせます。一人でできないことでも、会社のプロジェクトとしてならチームを組んで実現ができます。しかも枠を超えるか収めるか、発想を選択できます。お金と設備と時間と労力と発想の自由を持った大人達が同じ方向を向いて本気を出せば、すごいことが出来ます。何もない所から何かを作り出すことだって、たやすいです。そういう意味では不可能を可能にすることだってできるかもしれません。


*大人について考えた時、また別の要素が出てくるかと思います。大人になれば、働く代わりに経済力を手にして、時間と労力の使い方を自分で決めて、自己責任の範囲内では色んな制限がなくなります。最近よく雑誌であげられるのは、大人の女性特集とか大人の男性特集ではないでしょうか。今、「大人の○○」が流行っています。「大人の」がつくと、洗練されたイメージや、イイ女・イイ男といったニュアンスがあると思います。どことなく、遊びも仕事も自分の裁量でやっている雰囲気が漂います。つまり、物事の加減をわかって物事の本質を理解した上でそれをするのがカッコいいという世界観です。大人になれば、全ては自己責任で、遊ぶも働くも自分次第なところがあります。遊び方を知るイケてる大人というと、自己責任で何とかなる範囲ぎりぎりのラインを超えずに上手く遊ぶというニュアンスもあるかと思います。分別がつくといいますか、物事をわかってる感があります。しかし、これについては経験を重ねて都度学ばないと難しいと言えます。そんなカッコいい大人になってみたいものです。


お金と時間と労力を手にする大人として何かを出来るなら、何に本気を出したいでしょうか?それとも、そもそも仕事に対して本気を出したいとは思わないタイプでしょうか。いずれにせよ「どうせやるなら本気でやろう」と思える事柄は何かを考えるのが良いと思います。難しいと感じるかもしれませんが、気付かないだけでいくつかあると思います。それがわかれば、本気になれる仕事を探せばいいのか、本気になる事柄を守るための仕事を探せばいいのか、がわかってきます。そして、それが仕事探しの軸になります。ちなみに、私は何かを改善していくことに本気になれるタイプです。ゲームをするなら一発逆転に憧れるタイプです。どちらかというと余裕のある環境よりちょっときつい環境の方が本気になりやすいかもしれません。そんなことなの?と思うかもしれませんが、そんなもんでいいのです。そして、単純にそれが実現できそうな会社なのか、ポジションなのか、を考えれば早い段階で自分と会社の相性に気付けると思います。

さぁ、貴方が本気になるのはいつ?


もし設計部に興味がある方は募集をご確認の上で、応募をお願い致します。

設計部では現在、設計メンバーを7名募集中です。

設計部一同、貴方にお会いできる日を楽しみにお待ちしております。

*もし共感していただけたら応援していただけると今後の励みになります。*

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