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【座談会】カンムの文化とは?専門的な知識と能力が“自発的に”育つカルチャー

カンムは社内向けに入社動機アンケートを実施しました。「あなたはなぜカンムに?」の回答の上位には「キャリアアップ・成長ができそう、裁量が大きいと感じる」の文字が。そこで今回は、入社後に裁量を持って活躍している平湯 俊彦(業務部長) や、営業からマーケターにキャリアチェンジした李 昇英(マーケター)、インターンからエンジニア経験を積んだ田中 悠(バックエンドエンジニア)の3名に集まってもらい、座談会を実施しました。入社から現在までのチャレンジを語り合います。

※カンム社内ではあだ名文化が根付いており、今回は社内の雰囲気もお届けできるように、お互いを呼ぶときは普段の呼び名で記載しています(平湯 = thirayu、李 = slee、田中 = pongzu)。

「経験が積めそう」、入社動機は挑戦の余白。

▲田中 悠(バックエンドエンジニア)/早稲田大学社会科学部に進学し、学部4年でプログラミングを始める。2018年12月、カンムにインターンとして参加し、同校卒業後に入社。ゴルフ部キャプテン。

平湯 今日は座談会ということで、どこから話していきましょうか。共通点だと、3人ともゴルフ部に入っていて月1回ぐらいコースを回ってるよね。pongzu(田中)がキャプテンで。

田中 そうですね、堅苦しいものじゃないけど(笑)。それ以外だとカンムでの勤続年数もスタートアップの社員としては長いほうなのかな。僕は今4年目で……

平湯 私は6年目ですね。slee(李)さんは?

 私は今年の年末で丸3年になります。みんな職種はバラバラですけど、ゴルフ部で一緒というのもありますし、カンム自体がメンバー同士の距離が近いので、年齢とか勤続年数は全然気にならないですよね。


▲ゴルフ部に所属するメンバーで「カンムゴルフ王決定戦2023」を開催した時の様子

平湯 ほんとですよね。今日はこの3人で「どれくらいキャリアアップできたか?」というテーマで話をするわけですが、slee(李)さんは最初どんな動機でカンムに入社しましたか?

 もともとは新卒で入った会社でネット広告の営業をしていたのですが、デジタルマーケティングの仕事にも興味があったんですよね。そこで、インハウスであることと未知の領域にチャレンジできることを基準に転職活動をしてカンムに入社しました。

田中 僕も未経験という意味ではslee(李)さんと似てますね。大学4年生の頃にプログラミングを勉強しはじめて、もっと実務的な経験を積みたいと思ってカンムのインターンに参加しました。弟子入りみたいなのに近くて、最初の頃は先輩方に教わりっぱなしでした。

参考:HelloWorldから決済システム開発までの軌跡。駆け抜けた3年間

平湯 2人と違って私の場合は、今の業務部門と近い仕事を前職で経験しているんですよね。クレジットカード会社に7年務めていて、顧客接点部門から利用促進のプロモーション、経営企画と幅広く仕事に携わっていました。

色々な職域を経験するのですが、結局仕組みづくりが肝なのでプロセス設計をたくさん経験することになったなかで、自分にはオペレーション最適化やプロセス設計に強みがあると感じるようになり、この強みがどれだけ通用するのか試したくてカンムに入ったんです。当時は社員もまだ10数名ぐらいで、挑戦の余白があったのも決め手でしたね。

参考:改善・効率化オタ、強い業務部チームを目指して

 今だと社員数も増えていますし、環境も変わってきたかなと思います。6年前と比べて何か変わったことってありますか?

平湯 根本的には変わってないんじゃないかな。役員との距離も近いし手を挙げれば挑戦も認められるというか。ただ、事業で集中すべきことに合わせて優先度を変える必要は出てきたかなと思います。それ以外のチャレンジしやすい環境はあの頃のままですね。

主体的に経験を得るカルチャー。職種や専門分野に絞らずにトライできる

▲平湯 俊彦(業務部長)/明治大学政治経済学部卒業後、国内カード会社へ入社。与信管理業務や国際カードブランド業務を経験した後、2018年3月にカンム入社。

平湯 少し話題を変えて、「どれぐらいレベルアップできたか?」の視点だと2人はどうですか。成長の実感はありますか?

田中 僕は本当にエンジニア未経験から始まりました。学生インターンになるための面接中に、自分で開発したSNSアプリを見せたのですが、そのアプリが途中で落ちて、動くはずのものが動かなくなってしまって…。本当に焦りましたね(苦笑)。今では「Pool」のシステム開発全般を担当できるようになりました。カンムは職種や専門分野を絞らずになんでもトライできる環境だからこそ、経験できることだと思っています。

 私も営業からマーケターへの転身だったので、完全に未経験でした。初めは広告1媒体を任せてもらうところからスタートして、今では10媒体を回せるくらいには成長できたかなと感じています。芸人さんやインフルエンサーさんへのPR依頼を自分1人でやりきったのはいい経験になりました。

平湯 1つの施策でどれくらいアプリをユーザーにインストールしてもらえるか、事業へのインパクトを考えることもすごく大事な仕事ですよね。

 本当にその通りで、広告の費用対効果も計測しながらPDCAを回すことが重要。その点は上長からもフィードバックをもらいながら進めています。スタートアップ全般がそうだと思いますが、特に創業メンバーは開発からマーケ、デザインまで何でもやってきているので経験や知見が深いですよね。

参考:バンドルカードができるまで(Kanmu創業期の物語)

平湯 8maki(代表 八巻)さんがエンジニア出身っていうのもあって、カンム自体がエンジニアに強い組織だなって感じているのだけど、その辺りはどう?

田中 エンジニアのレベルがめちゃくちゃ高いと思いますよ。以前別のメンバーがインタビューで答えていたんですけれど、カンムは徹底的に議論をするから大きい開発でも手戻りがなく進められるし、SQLを書けてデータ分析ができるメンバーが多いから、朝出社して仕様を決めて午後にリリースするみたいな。そんなスピード感があります。

平湯 私としてはpongzu(田中)も「凄い!」と思ったエピソードがあって。国際ブランドのルールに準拠するための対応を毎年行っていまして、前職では何人も携わる大きなプロジェクトになってたんだけど、pongzu(田中)はメンバーと2人でやりきっていて。

田中 そう言ってもらえるのは嬉しいです。国際ブランドのカード会社が発行する英語で書かれたドキュメントを読み込んで、レギュレーションの変更に併せてシステムも変更しています。

思い返すと、CTOの伊藤さんから「やってみる?」と言われたことがきっかけで、Poolのプロセッサも先輩の佐野さんと一緒に開発しました。Visaカードで買い物をした時の購買データを捌くためのサーバーなのですが、「決済システムの根幹を知りたい」と思って。少数精鋭だからこそ、たくさんのチャンスがあるのかなと思います。

入社時とは別領域にも挑戦。裁量を得て、事業戦略策定の近いところまで担う

 thirayu(平湯)さんは業務部長としてオペレーション全体を見つつ、事業戦略策定も同時並行で進めてますよね。ユーザー向けのN1インタビュー(※)などマーケ領域も担当していて、最近は私も一緒に仕事をする機会が増えたなと感じています。

平湯 私の場合はちょっとレアケースかもしれないですが入社当時から今に至るまで、本当に自由に色々と挑戦させてもらっています。

 たとえばどんなことをしてきたんですか?

平湯 入社直後は問い合わせ体制を安定的に稼働させることが役割だったんですけど、目標設定がそもそもなかったんですよね。「来たものを早く返す」みたいな。事業フェーズがあって、そもそも売上を作らないといけないので優先度が高くなかったという状況でした。なので、特に自分にチームをリードしてほしいといった役割分担はなかったのですが、勝手にチーム方針や目標を立てて動いてましたね。役員陣がOKRを使っていてそれが公開されていたので、参考にしてチームOKRを作成して推進していました。顧客対応やオペレーション観点の課題を勝手に見つけては積極的に解決していました。

 主体的に動くことを認めてもらえる雰囲気がありますよね。何か具体的な例で覚えていることありますか?

平湯 プロダクト開発に携わったこともありますよ。「バンドルカード」はスマホアプリで表示されるもの以外にリアルのカードもあって、それをお客様には簡易書留で送っているんですね。その時に追跡番号って発行されると思うんだけど、当時はそれをアプリ上で確認できなかったんです。

田中 そこでエンジニアと協力して、アプリ上で追跡番号を見れるようにしたんですね。

平湯 そうそう。お客様もわざわざ問い合わせる必要がなくなったし、業務側としても問い合わせ自体がなくなったのでオペレーションのコストも削減できました。

 業務課題を次々に解決していって、それで今は業務部長にまでなったと。面白いのが、現在は同時に事業戦略に近いところに取り組んでいるところですよね。

平湯 業務設計まわりの強みを活かしたくてカンムに入社したんだけど、業務部長になったことである程度の裁量が得られたんですよね。そうなると今度は別の領域にもチャレンジしてみたくなって。今はN1インタビュー(※)で戦略策定の要素集めから始めている感じです。

田中 ……けっこう大変じゃないですか?

平湯 正直、大変なことはけっこう多いですね。でも責任をもってやり遂げられるのであれば、こういう多少の無茶にも挑戦させてもらえるのがカンムのいいところだなと思っていて。だからこそ数年で大きく成長を実感できるようになったのかなと感じてます。

(※)N1インタビューとは:ユーザー1人に対してさまざまな質問を行うインタビューです。インタビュー対象者のライフスタイルなどを知る質問から、自社や競合他社のプロダクトについてまでさまざまな質問を行います。

金融知識は後からキャッチアップしたらいい

▲ 李 昇英(マーケター)/ファンコミュニケーションズに新卒入社後、営業・広告運用を担当。その後、IndeedJapanを経て2020年12月カンムに入社。

 これから入社してくるメンバーに対して、今のカンムの職場環境とかもお伝えできるといいかなと思うのですがいかがですか。たとえば最近だとカンムが三菱UFJフィナンシャル・グループに参画した、という発表がありました。これによって、スタートアップらしい機動性の高い動きをしながら大手企業傘下ならではの強みを活かせるようになったわけです。チャンスも増えると思いますね。

平湯 チャレンジして成長がしたいと思う一方で、新しい環境に不安を覚える人もいるかなと思います。よく聞くのが、FinTechの会社だから金融の知識がないとやっていけないんじゃないかというもの。僕はカード会社出身なので例外だけど、エンジニアのメンバーはあまり金融業界の出身っていなかったよね?

田中 金融系のバックグラウンドを持つエンジニアは1人もいなかったと思います。皆さん後からキャッチアップしたんじゃないかな……。ただ金融の知識は別にしても、技術的にはかなり難しいことをやるので、スキルアップを求める人にとっては最高の環境です。

 Slackでのやりとりも含めて、話しやすい雰囲気はありますよね。8maki(八巻)さんはいつも出社しているので、ランチを一緒に誘えば経営や会社の話を1対1で聞くチャンスも作れますし、知識的にも技術的にもわからないことはすぐに教えてくれる。そんな風土がカンムにはあると思います。

田中 「学習と共有」というカルチャーがあるので、質問をすれば誰かしらが答えてくれますしね。チーム毎に学びを共有しあったり、8maki(八巻)さんが全員に向けて勉強会を開いてくれたりもするので、金融知識は後から学んで身につけていけると思うので、業界未経験の方も心配せずに入ってきてもらえたら嬉しいです。


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