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国を越えたグループの相互理解――JACだからこそ実現できる、海外派遣制度のあり方

ジェイエイシーリクルートメント(以下 JAC)は1975年にロンドンで誕生した人材紹介会社です。JACでは1年に3回、海外9カ国のJACオフィスへ社員を派遣し研修を実施する海外派遣制度があります。JACのグローバルネットワークを感じられる海外派遣制度。一体どのようなことが行なわれているのでしょうか?


※2018年当時のエピソードになります

総勢150名以上が海外のJACオフィスへ派遣されています

           ▲2017年4月の海外派遣にて、JAC Indonesiaの社員と

2010年からはじまった海外派遣制度は、コンサルタントが海外各国のJACのオフィスを訪問し、海外のマーケットを知ることで、国際感覚や知見を広げることを目指し実施している研修制度のひとつです。この制度を通じて、2018年7月までに総勢150名以上の社員が海外拠点へ派遣されました。

目的はJACとして真のInternational Recruitment Consultancyを目指すこと。国を越えてJACグループの相互理解を深めることで、JACグループで働くダイナミズムを体感し、インターナショナルな感覚をもつコンサルタントへと成長する一助となっています。

内容は年や国ごとに異なりますが、5日ほど滞在し現地で取引のある企業の訪問や、現地のJAC社員との交流、ミーティングが中心です。

社内のミーティングでは、それぞれの国やマーケットに関する情報交換や、仕事のやり方・工夫をプレゼンテーションするなど、同じグループだからこそ共感できる悩みや課題、ベストプラクティスをシェアしています。

100名以上の転職を支援したコンサルタントが入会できる100+Clubの制度は全世界共通で運用されているため、クラブメンバーは現地のメンバーと100+Clubの活動について意見交換をしたり、マネージャー同士がManager’s Meetingを行なったりと、経験やタイトルによっても研修の内容は多岐にわたります。

海外現地で見聞きした生の情報を伝えたい

            ▲JAC Malaysiaのオフィス受付にて(2017年12月)

1回の海外派遣に選出される社員は15名程度。自主性を重んじているJACでは、自ら研修を希望するコンサルタントから業績や組織貢献度、担当業界の親和性を加味したうえで派遣メンバーを決定します。

タイやマレーシアでは、企業訪問に加え、現地の日本人商工会議所へ訪問する機会もあります。海外現地の日系企業のビジネスを支援する商工会議所への訪問は、海外研修ならではの経験です。

1700社以上の日系企業が加盟するバンコクの商工会議所に訪問したコンサルタントは、国全体の市場感や商慣習、文化や経済事情を把握することができたと語っています。

一方、マレーシアでは日本貿易振興機構(ジェトロ)を訪問しました。英語が通じやすいという利点をもつマレーシアですが、国策としてアジア企業を誘致していることや、AIやIoTなどのテクノロジー導入によって補助金が支給される制度があることなど、近い将来に求められるスキルや経験をイメージすることができました。

当社では、転職を希望される方との面談の際、海外勤務についてのご相談を受けることもあります。たとえば、シンガポールでは2018年現在、日本を含む外国人の就労ビザが取りにくくなっている背景があり、現地で働くことが難しくなりつつあります。こうした、現地を訪れたからこそわかる就業状況や採用条件を学び、JAC Japanにもち帰ることで、ご登録者に対してより現実に即した情報提供が可能になるのです。

JAC海外オフィスでの交流

       ▲JAC Singaporeへの派遣メンバー。マリーナベイサンズをバックに(2018年4月)


現地のJAC社員と行なうミーティングのひとつには、JAC Japanでのベストプラクティス案件の紹介があります。

JAC Japanには900名以上の社員が在籍し、JACグループの中でも最も規模が大きく、ノウハウの共有や蓄積が活発に行なわれています。

日本のやり方を知りたいというリクエストもあり、海外研修ではどのような方法でクライアント企業とやりとりをしているのか、ご登録者とのコミュニケーションの方法など、派遣されたコンサルタントのこだわりを具体的な案件事例を交えて英語でプレゼンテーションを行なっています。

マレーシアには、JACグループ唯一の600+Club会員(600名以上の転職を支援したコンサルタント)が在籍していますが、経験が長いコンサルタントほど積極的に質問をし、新しい方法を学ぶ姿勢に日本のコンサルタントも刺激を受けました。

また、海外派遣では、JAC Japanで取引のあるクライアント企業に依頼し、現地の海外工場やオフィスを訪問することもあります。

この研修はお預かりした海外勤務求人の現地の職場を直接目にすることができる貴重な機会です。過去に転職をご支援し、現在海外で活躍している方に現地で再会するなど、国を越えた感動的な再会を果たすコンサルタントもいました。

海外派遣制度を通じて、互いにより高めあうことができるJACグループへ

2018年現在、JACが一丸となり取り組んでいるのがGlobal Account Managementです。国を越えた相互協力を命題に、海外派遣制度を通してクライアントへの深耕営業を行なっています。

JAC Japanでは多数の採用を支援している取引先であっても、海外現地ではまだご支援ができていない企業が多くあります。JAC Recruitmentグループでは、社員の英語学習にも力を入れているため、日本もしくは現地を起点としたコミュニケーションをきっかけに、クライアント企業のグローバル採用を各国で支援できる体制を整えることを目指しています。

また、その一方で、同じJACグループであっても、まだまだお互いの国や支店について知らないことがたくさんあります。各国のオフィスを訪れたコンサルタントが日本と海外をつなぎ、海外に関連する採用や転職に際しワールドワイドに頼られるエージェントであるようJACグループのシナジーを発揮することが必要です。

今後、グローバル企業として価値のあるサービスをクライアント企業、ご登録者に提供することを各国一丸となり目指していきます。

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