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経営者に「人」の力で貢献する、たったひとつの目標が描いてきたキャリアストーリー

マネージャークラスの人材紹介を強みとするジェイエイシーリクルートメントで、2020年1月より大阪デジタルディビジョン(以下デジタルDiv)の部長になった北郷 雄一。新卒入社から目標としてきたのは、「経営者の役に立つ」こと。その想いが生まれたきっかけと、新規部署の部長を担うまでのキャリアを語ります。


※2019年当時のエピソードになります


父の倒産を見たからこそ「経営者の役に立つ」自分を目指した

IT企業、事業会社の情報システム部門、MaaS/SaaSや法人向けEC立上げ・運営など、IT領域の新事業に寄与する人材紹介に特化した「デジタルDiv」。この部署での挑戦は、ジェイエイシーリクルートメントにとっても新時代に向けた一歩となるものです。


2020年1月より大阪デジタルDivの部長になった北郷 雄一には、2007年入社以降、変わらない目標がありました。

北郷 「経営者の力になりたい。この目標は今後もきっと変わりません。私に影響を与えたのは、経営者だった父の姿です。父は電気工事を生業とし、経理の母と社員の姉が支える家族経営を続けていました。しかし、父の加齢や経営状況の悪化などが重なり、会社は倒産したのです。そんな父が、就職活動中だった私に『最大の失敗は、組織で仕事を請ける意識が足りなかったことだ』と教えてくれました。父の教訓を胸に、私は父のような経営者の力になれる仕事を探し始めました」


コンサルティング関連の職種を探し求め、出会ったのは人材紹介業でした。経営者を支える人を紹介することは、父が重要だと悟った『組織をつくること』に直結する仕事です。そして、父がくれた仕事へのモチベーションは、自身のコンプレックス克服にもつながりました。

北郷 「大阪には“おもろいヤツがスター”っていう文化があるんです。私はそのおもろいヤツの盛り上げ役にまわってばかりで、これと言って目立つ特技もありませんでした。取り柄のなさが、ずっとコンプレックスだったんです。けれど、もしも中心人物に対して何か貢献できる術を持っていれば、このコンプレックスも克服できるかもしれない。ですから、社会人になったら、できる限り組織の中心にいる人物、影響力を持つ人物に対して自分から影響力を与えたいと思ったんです」


数ある人材業界の企業の中からジェイエイシーリクルートメントを選んだ理由は、自分と同じように胸のうちに秘めた熱い気持ちを持つ人が多いと感じたから。北郷は、スターではない自分がどのように経営者に対して貢献するか、キャリアスタートから突き詰めていきます。

営業職の基本を叩きこみ、経験を重ねながら経営者に提案できるまで

北郷 「入社直後は営業を担うチームに所属しました。業界を問わず飛び込み営業などを続けながら、1年間で営業職の基本をたたき込みました。基礎体力をつける修行期間という感じです。成果は伸びませんでしたが、苦しいとは思いませんでした。今をときめく経営者も、20代のころは苦労を重ねたのだろう。どんなに苦労したところで、倒産するよりはつらくないはず。そういった経営者の視点や人生を重ねれば、自然なことだと受け入れられました」その後、システム開発事業を主とする企業に特化したITチームに異動し、専門領域での営業を経験します。担当企業とのやりとりを通じ、応募者に対して企業の魅力を伝えるための努力や、人事担当者の気持ちや立場に寄り添うことの大切さを学んでいきました。


その後、システム開発事業を主とする企業に特化したITチームに異動し、専門領域での営業を経験します。担当企業とのやりとりを通じ、応募者に対して企業の魅力を伝えるための努力や、人事担当者の気持ちや立場に寄り添うことの大切さを学んでいきました。

北郷 「経験を積み重ねながら、自分が目標としていた経営者への提案にもチャレンジし始めたんです。まだ入社2年目でしたから的外れな提案もたくさんしましたし、実績も上がりませんでしたが……。割合にすると、成果を出す仕事9割、チャレンジ1割くらいのイメージです。自分がやりたいことは経営者の役に立つことなので、それとほど遠い仕事を続けていると、どうしても飽きてしまいます。失敗することへの恐れよりも、せっかくのチャンスなのだから生かしたいという気持ちのほうが大きかったです」


2010年からは、神戸支店の営業チームへ。入社当時と同じく、業界問わずさまざまな企業への営業活動を担当します。約3年のキャリアを経て人材紹介の経験を着実に積み重ねていましたが、それでも北郷は人材紹介という仕事へのたしかな手ごたえを感じられていませんでした。

北郷 「人材をご紹介するための方法やポイントは理解できたのですが、その先にある何かをつかみきれていない気がしていました。『人材紹介業はこういうものなんだ』と、たしかな感覚をつかめたのは、2012年のことです。ある案件がきっかけでした。そのとき、私がずっと目標にしてきた経営者の役に立つことが、かなったんです」

社長の心を動かした会社を変えるための本気の提案

きっかけは、ある商社からの人材採用の依頼です。フレッシュな営業担当者を採用したいという希望内容でした。

北郷 「当時はリーマンショックの影響が強く残っていた時代で、ようやく回復の兆しをわずかに感じられ始めたころです。停滞感や閉塞感を払拭し、会社を変える20~30代の元気な営業担当者を紹介してほしいと、採用の担当者だった総務部長の方が説明してくれました。しかし、私はその希望に対して疑問を投げかけました。『本当に会社を変えたいのであれば、採用すべきは若手の営業担当者数人ではなく、もっとインパクトのある上層部の人材なのでは?』と」


経営者と話をしたいと申し出た北郷は、社長と直接話すことに。そこで北郷は、その会社が本気で変わろうとしている気概を感じました。その上で、北郷は改めて経営クラスの人材を新たに加えるよう提案します。その提案は、社長の心を動かしました。

北郷 「当時、どうしてそんなに力強い提案を通せたのかというと、ジェイエイシーリクルートメント自体もそうだったからなんです。経営層が変わったことで、会社が劇的に良くなっていくプロセスを、私は社員として経験していました。その経験を交えた説得も、社長に響く要因のひとつだったかもしれません。最終的に、紹介した人材の中から経営層に2名、マネージャークラスに2名、海外をターゲットとした新規部署にも新たに人材を……。という形で、その企業の主軸を担う人材をご紹介し、複数名採用いただくことができました」


たとえ希望と違っても、企業の願いをかなえるために必要なことを伝える。その熱意は、北郷が願い続けた経営のトップに立つ人物にも届きました。この一件でたしかな感覚をつかんだ北郷は、その後も相手の『本気』を見極めながら、その『本気』に応える提案を考え続けています。

北郷 「今回は成功のエピソードを話しましたが、その裏では数えきれないほどの失敗をしています。一方で、私よりもたくさんの経験を重ねた経営層やマネージャークラスの方々が、私の提案やアクションによって良い変化を体感し、感謝してくださる瞬間もたくさんあるんです。この感動は、人材紹介業だからこそ感じられることだと思います。今でも自分が何者でもないというコンプレックスは消えませんが、振り返れば、自分にしか提供できない価値が少しずつ見えてきたのかもしれません」

デジタルDivで始まる挑戦と、入社当初から変わらない想い

その後も、立場を変えながらコンサルタントとしての北郷の挑戦は続いています。ひとつの企業と向き合う視点から、エリア全体の人材市場のニーズをつかみ取る立場も経験しました。そして2020年、大阪デジタルDivという場で北郷の新たな一歩がスタートします。

北郷 「もともと私が所属していたITチームは、システム開発をメインに扱う企業に特化したチームでした。しかし、業界を問わず多くの企業には情報システム部門が存在します。この求人のニーズへ的確に応えるためには、ITチームのデータベースや人材紹介技術のほうが適しています。このニーズに応える形で、ITチームが領域を問わず各企業内に内包された情報システム部門への人材紹介を一任するようになったのが、2012年ごろのことです。その成長率は目まぐるしいもので、すぐにチーム化し西日本トップの業績を築くに至りました。そこに、さらにIoTやAIなどの最先端のテクノロジーに関連した求人にも対応するためのチームを立ち上げ、生まれ変わったのがデジタルDivです」


大阪デジタルDivは、デジタル技術を基にこれからの社会をより良く変えていく事業を生み出す企業と、その企業を支える技術力のある人材の出会いをつくっていくことを新たな目標として歩み始めたばかりです。

北郷 「今、最先端と言われている技術は、近い将来『当たり前』のものになると考えています。まだ一部の企業でしか取り組まれていないことも、スタンダードになる日は近い。今後求められる技術や人材のニーズをいち早く知り、社内各部署に共有し、これから更新されるスタンダードに対応できるコンサルタントを育てていくことが、大阪デジタルDivの使命です」


領域を超えた企業に、人を紹介することを通じて未来を描く。その挑戦は、ジェイエイシーリクルートメントの成長にもつながるものです。

北郷 「企業を成長させていきたいという目標はもちろんありますが、やっぱり私がやりたいことは、経営者に貢献したいということです。そのために企業が成長していく礎になりたいですし、私自身も成長していきたい。今後も、最前線に立って、お客様と向き合い続けたい一心です」

入社当時からぶれない想いと共に、今日も北郷は企業と向き合い、その企業の未来を見据えます。

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