1
/
5

創業ストーリーを書いてみるか。

会社を創って5年経ってしまいました。 昔の会社の後輩によく仕事を手伝ってもらった女の子が居たのですが、その子の旦那が行政書士をやっていたことで、会社を創りたいんだけど。。。と相談を持ち掛けたころを思い出します。

農業とのかかわりはなく、連れ合いの家の田んぼや畑を手伝う程度で、正直「農作業は大変だなぁ」という感覚でしかなく、その手伝いが終わると忘れてしまうようなものでした。

いわゆるSEで生計を立てる中で、農業試験場という組織のIT化を請け負う仕事をしていたところ、、ちょうど経産省の研究事業をやろうとしている研究員の方に声をかけていただく機会がありました。結構安直に手伝えることがあればやりますよ。。

これが、農業との接点になりました。

その研究事業は施設園芸でトマトの収穫量最大化を目指すというもので、試験場の研究員が温室の環境測定データを採集し整理して、大学の研究者がそのデータを解析し、ハウス制御機器メーカがその解析データに合わせて温室の環境設定を行う。。。という、、いわゆる環境制御です。

居場所があるのかな? という想いで始めてみると。。プロの方々の間がIT屋の居場所でした。

研究事業は2年間、、久しぶりに夢中になって開発しました。最初のうちはデータの処理方法や専門用語などに戸惑いながらも、データの採集がフロッピーディスクやUSBメモリを使わず自動でできるようにして、Webサイトからそのデータをグラフなどで閲覧可能にして、制御機器の操作もWebからできる。。。という結果まで行きついたことが、共同研究者の皆さんの信頼を得ることにもつながりました。

研究事業が終わったあと、それまでに感じたことのない感覚で、この仕事は続けてみたい。。と思ったわけで、54歳という年齢もあり、キャリアの終焉に向けてやりたいことをやるには、最後のチャンスか。。。なというノリで創業したんですね。。

ノリで創業したものだから。。

創業補助金などの支援の存在も知らず、、、それまでの会社と2足の草鞋を履いた状態で模索するばかり。。。

一念発起して何もないのに、研究事業のプロダクト担いで展示会に出展を決めたところで、一人じゃダメだということを思い知り、仲間を求めることにしました。たまたま営業に来たリクナビのおねぇちゃんたちに手伝ってもらって広告を打ち、、今の2人の仲間に巡り合え。。

さらに試験場さんとの共同研究契約を結べたことで、農業に携わっている「農家」の方々との接点を得ることにつながり、そしてJAあいちの営農支援している部署の方との接点につながり、求められている多くの具体的な課題に巡り合え、、

今に至っています。

3人で作り上げてきた「あぐりログ」は、じつは3人だけの力ではなくそういったつながりの中の人たちの力も合わせて成長しています。

まぁ、、、現実的な話として、まだまだ売り上げ的には厳しいのが実情ではありますが、、このつながりの中で皆さんに安心して利用いただけるように成長していきたいですね。

株式会社IT工房Zでは一緒に働く仲間を募集しています
6 いいね!
6 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング