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創業期からのメンバー。その人柄と豊富な経験を誰もが頼りにする存在

先頃、本格スタートを迎えた『マイメイト』。インヴァスト証券が得意としてきた自動売買をはじめ、これまでのサービスで培った知見とノウハウにAI、キャラクターという要素が掛け合わさった『マイメイト』は、世界のどこにもない画期的なサービスだ。だが、その開発プロセスは決して順風満帆ではなかった。紆余曲折を経てリリースにこぎつけた。そのプロセスで重要な役割を担った1人が両角だ。

ビジネスを熟知し、開発をつなぐ重要な役割を担う

「以前は外注していた開発を、今はどんどん内部に巻き取っていて、それに伴って社内の開発体制も拡充しています。内製化することで、システムの仕組みもよくわかるようになり、監視、運用なども含めて社内にどんどんノウハウが蓄積しています。自分自身、とても勉強になっています」。

『マイメイト』の開発に携わって1年半余り。本リリースに向けて忙しい日々を過ごしてきた両角が、そこで得た手応えを語る。これまでいくつものプロダクトに関わってきたが、『マイメイト』は特別だ。会社として一つの集大成であり、これからのインヴァスト証券を背負うプロダクトでもある。そして両角が果たすべき役割も、これまでと比べて格段に重いからだ。

『マイメイト』の開発体制は、プロダクトオーナー(取締役副社長の鶴見豪)以下、データサイエンス(所属は親会社のインヴァスト)、スクラムマスター、フロントエンド開発、デザイナーは外部の専門家の力を借り、インヴァスト証券内部の開発部隊として、バックエンド側の設計、開発を担うバックエンドチーム2チームと、ビジネスチームの計3チームがあるという構成になっている。インフラについては、インヴァスト証券のすべてのシステムの基盤を構築しているインフラ専門チームが社内にある。

両角が所属するのはビジネスチームだ。プロダクトオーナー(以下PO)の要求受け、解像度を上げた状態で実装を担うバックエンドチームにつなぐ役割を果たす。POがユーザーに何を、どのような体験を提供するか考え、それを設計、構築のプロセスにスムーズにつなげるには、ビジネスサイドと開発サイドを熟知した立場での翻訳が必要だ。その翻訳、落とし込みを両角が担う。

『マイメイト』は、AIによるソーシャルアルゴリズムが特徴だ。アルゴリズムをつくるのはデータサイエンスチームだ。そのアルゴリズムを実装し、実取引(約定)を行うシステムへとシグナルを送り、取引の指示を出すのが『マイメイト』のバックエンド側のシステムとなる。『マイメイト』が絶対に実現しなくてはいけないことは、瞬時に、正確に処理することだ。仮に数秒かかってしまったとしたら、ユーザーの信頼を損なう上に、取引上の実害も出兼ねない。ほんの数秒のディレイも許されない世界で、両角のチームとバックエンドチームはタッグを組み、完璧なものをつくりきらなくてはならない。


すべてのプロダクトに関わってきた経験と謙虚な人柄がつなぎ役に適任

元々『マイメイト』は、開発体制を総入れ替えした経緯がある(一人でも多くの人に夢のある投資を!AIを搭載したキャラクターが自己学習する画期的なトレードサービス『マイメイト』)。その時の課題の一つが、ビジネス側と開発側のコミュニケーションだった。バックログの作成、共有プロセスの問題や開発側の業務知識不足もあり、意図したものができてこない状態に陥った。このギャップを埋め、チームが一体となってプロジェクトを推進するために、プロジェクトマネージメント経験が豊富な専門チームに参加してもらい課題整理をしていった。両角は新たな体制で開発とプロダクトバックログを整備し、サービス全体をモニター監視するチームを率いた。

なぜ両角か。両角は社歴が長い。インヴァスト証券の前身の会社に新卒で入社。そこでオンライントレードの事業が立ち上がり、その事業が移管されて、インヴァスト証券ができた。両角は理系出身だったこともあり、そのオンライントレード事業の立ち上げ時から参画し、その事業とともにインヴァスト証券に来たという経緯だ。そのため、実は誰よりも社歴が長い。インヴァスト証券では、これまでにいくつかオンライントレードのサービスが立ち上がり、役割を終えて終了していったが、両角はそれらに、常に何らかの形で関わってきた。

両角がインヴァスト証券に来た当初は、開発は外部に委託しており、両角は「中の人」として要件定義や運用を担当した。その後、全サービス共通の入口となる「マイページ」とCRMシステムを担当するようになったため、インヴァスト証券のビジネスを横断的に知るようになった。

加えて、その人柄が今回の「ブリッジ役」に適任だった。POの鶴見は、両角をこう評する。「ビジネスをよくわかっていることはもちろん、彼がすごいのは、エンジニアから信頼されること。一般的にビジネスと開発の間をとりもつポジションは、エンジニアの信頼を得るのが難しく、ギクシャクしてしまうことが多いけれども、彼はそれがない。相当レアだと思います。空気をつくるような、周りを引っ張るタイプではありませんが、開発と同じ立ち位置で、自然と足並みをそろえて進められるのです。しかも誰よりもビジネスをわかっているから、みんなが頼りにします」。

新体制になる前、『マイメイト』の開発が停滞したときも、両角はその経緯をつぶさに見てきた。失敗した要因も理解している。それも踏まえた上で推進できることもポイントとなり、両角がアサインされた。

『マイメイト』は大きな構想のほんの入口段階。高まる今後への期待

このような重責を担って約1年半。両角は走りきった。いよいよ『マイメイト』は本格スタートした。

「AIに取引をさせるという試みが、本当に斬新でおもしろいと思っています。今後は、FXだけでなくほかの分野にも広がっていくので、拡張性も含めて楽しみです。しかもターゲットは若い世代。親しみやすいキャラクターで、AIエージェントの成長過程を楽しむゲーム性も楽しい。今まで投資に興味はなかった人も含めて、新たな顧客層の取り込みを実現できるのではと期待しています」(両角)

そんな期待を持ちつつ、同時に身が引き締まるような緊張感もある。というのも一見、ゲームのように見えても、紛れもなく金融サービスであり、セキュリティーなどシステムの品質に求められるレベルは極めて高いからだ。

「『マイメイト』はゲームのような要素もあって楽しいけれども、当然、お客様に損害を与える取引ではいけません。例えば障害。障害を100%防ぐことはできない以上、起こると想定してリスクを考え、予め分散させて常に稼働できるシステム構成にする、問題が出たときにすぐに復旧させるといった対策が、金融システムでは非常に重要です」と両角は言う。安定稼働のために必要な要件なども、これまでのプロダクトと比べ、かなり入り込んで取り組んできた。本格運用段階では、監視、運用の最適化も、両角のチームが司令塔となって推進していく。今の『マイメイト』は、まだ大きな構想のほんの入口の段階であり、やることは広がるばかり。大変だが楽しい。これから入る人も、この大変さを一緒に楽しめることを望む。

「前向きな人と一緒に働けるといいですね。もちろん何でも聞いてもらっていいですが、受け身ではなく、例えば『これをやって』と言われたら、それに対してどのようなタスクがあるか、自分で考えて進めていけるような人がいい。いろいろな領域を学べる仕事なので、『自分の仕事これ』と決めてそれしかやらないのではなく、積極的にいろいろな分野に挑戦するような人が向いていると思います」(両角)

今いる仲間も、そのような前向きで、貪欲に技術や知識を習得していく人ばかり。刺激は多い。社内異動で『マイメイト』にたどり着いた両角だが、これまでもこれからも、置かれた環境で得られるものを最大限につかみ、進んでいく決意だ。

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