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医療ITベンチャーで「新しい治療体験」を創造するUXデザイナーの仕事のリアル

こんにちは!インテグリティ・ヘルスケア(以下、IH)の日比です。本日は、募集中の「UXデザイナー」について、仕事の中身をご紹介していきます。

インテグリティヘルスケアは、新しい治療体験の創造を目指す医療ICTベンチャーです

2009年創業。2015年末の資金調達をきっかけに、当時まだ黎明期であったオンライン診療分野のパイオニアとして、行政や医療機関と連携しながらオンライン診療の制度化と自社プロダクト「YaDoc(ヤードック)」の普及を行ってきました。現在は、これらの市場開拓の実績と、開発で培ったシステムコンサルテーションの知見、YaDocのプラットフォームを活用し、製薬企業とともに新しい治療体験の創造に取り組んでいます。

UXデザイナー募集の背景

2016年から育ててきたプロダクト、YaDoc(ヤードック)を中心に多角的な事業を展開しています。将来的には株式上場も見据え、医療の大きな流れを捉えながら、ヘルスケアのテックカンパニーとして製薬企業とともに患者ニーズに向き合い、医療業界への貢献度を盤石なものにしていきたいと考えています。

IHの顧客である製薬企業は、開発した薬の治療効果最大化の追求のみならず医薬品を超えた新たな価値創出を目指しており、デジタル活用、DXに注目が集まっています。新たな価値創出にはPatient Centricity(患者中心)の取り組みが必要であるとの考えが広がりを見せており、どの企業も患者の調査を通した患者体験の理解・把握に力を入れています。

IHのデザインチームは、これらの背景を踏まえて、UXデザインやサービスデザイン、デザイン思考のプロセスを用いて製薬企業と医療従事者、患者の課題解決に取り組んでおり、チームのより一層の強化と顧客への提供価値向上を図りたいと考えています。

一緒に働くメンバーと組織構成

プロダクト開発部プロダクトデザイングループの配属。2名の正社員と、3名の力強い業務委託メンバーが在籍しています。正社員の2名が、カジュアル面談や面接を担当します。以下に紹介する佐藤と酒井です。2人とも人間中心設計専門家・スペシャリストであり、専門家としての知識をフル活用しています。(なお、今回の募集においてHCD保有は不問です。これから勉強したいという方大歓迎です!)

(左)佐藤 通洋 マネージャー/デザイナー/デザインディレクター
デザイン会社にて、デザインマネージャーを務める。大手企業やスタートアップをデザインで支援。2016年インテグリティ・ヘルスケアに参画。YaDocの立ち上げ、組織のデザインなど、事業開発とグロースから設計・開発などを手掛ける。HCD-net認定人間中心設計専門家。
(右)酒井 芳樹 UXデザイナー
大学院でUXデザイン、HCDを体系的に学んだ後、複数のデザイン会社にて、UI/UXデザイナー、デザインリサーチャーとして、デザインコンサルティング業務に従事。2020年にインテグリティ・ヘルスケアに参画。HCD-net認定人間中心設計スペシャリスト。趣味は野球観戦、キャンプ、筋トレ、愛犬を愛でること。

2人の考えやパーソナリティは、こちらを参考にしてみてください。

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UXデザイナーの業務紹介

YaDocのプラットフォームを活用し、顧客である製薬企業の新規事業をデザインで支援します。

製薬企業とのプロジェクトは商談金額が数千万円になることも多く、大きな予算が動く分、関係者も多くなりクライアントも当社も複雑な調整が発生します。また、新規事業のデザインとなると前例がないケースもあります。そのため、UXデザイナーだけでなく、セールス、PM、ディレクターなど、部署横断で相互に連携し、ディスカッションを重ね、プロジェクトを発展させていきます。

その中でUXデザイナーは、クライアントである製薬企業が新規開発する患者サポートツールにおいて、ユーザーリサーチ、本質的なニーズや課題の定義など、患者と医師への仮説検証を繰り返しながら、あるべき姿をデザインし、サービス価値の向上を目指します。


①顧客の課題に合わせたプロジェクト設計

顧客の課題・達成したいゴールは企業や事業フェーズによって様々です。顧客の課題に合わせたプロジェクトを設計します。

②プロジェクトのリードとファシリテーション

デザイナーもプロジェクトをリードする役割を担います。顧客とのコミュニケーションもデザインの対象領域と考えています。

③ユーザーの理解と課題定義のためのデザインリサーチ

患者さんが抱える課題は、デスクリサーチや想像だけで補うことができません。プロダクトを利用する患者や医療従事者を理解し、課題を定義することで本質的な課題解決を目指します。

④OOUIを基本思想としたUIデザイン

「使わせるためのUI」ではなく、「自然と使えるUI」を目指し、オブジェクト指向インターフェースデザインを基本思想・共通言語として、構造から表層のデザインまでを行います。具体的なプロジェクトのご紹介は、ぜひカジュアル面談で紹介させてください!その他にも、既存サービスに関わるデザイン業務もあります。

デザイナーが関わる業務範囲

UXデザイナーが携わる範囲をまとめてみました。こうしてみると、プロジェクトの提案から開発の手前まで非常に幅広く関われることが分かります。

UXデザイナーの魅力、IHで叶えられること

佐藤さんと酒井さんに直接聞いてみました。

▲佐藤さん

「病気で困っている患者さんに向き合い、治療を支え、少しでも良い状態であって欲しい。治療の重要な手段である薬を扱う製薬企業のみなさんはそういった想いを共通で持っています。これはIHの大切にしている価値感と同じです。

薬を渡せば治療が成立するわけではありません。治療という長い道筋には、患者一人一人の置かれている環境によって、多様な問題が隠れています。また、どの薬をどう使うか。医師をはじめとした医療従事者を経て、薬を使った治療ができます。

患者にとって嬉しい治療体験を目指すためには、病気の特性、治療方法、医療業務、薬の使い方などを含んだ、多くの関係者をつなぐ長い筋道を、つぶさに設計していく必要があります。広く、長く、複雑な関係を理解し、より良い姿を想像していくことは非常に根気がいりますが、道筋を繋ぎ、実際に価値を届けられた時の感謝の声には、大きな手応えと喜びを感じます。

デザイナーに期待する大きな役割は3つあります。

1. 全体像を、早く、何度も図像化すること

顧客となる製薬企業にとっても全体像は見えにくく、全てを把握はできていません。患者に価値を届けるまでの関係者を深く理解し、全体を可視化し、一人では見えていなかった部分をチームに開いてみること。長く複雑なサービスだからこそ、全体を整理し理解するところからデザインが始まります。

2. 良い問いを追い求めること

多くのプロジェクトは「こうした方が良いだろう」「こうしたい」という作りたい物の想定がある状態から始まります。しかしながら、サービス提供者の「これをさせたい」が起点になっていることも非常に多いです。利用する対象者を起点とした「これができて嬉しい」を洞察するために、実際の対象者とのN=1インタビューを重ね、問題の整理を行い、大量にある問題の頻度や深さに向き合い、優先度を設計します。本当に解くべき問いをチームに問いかけることがなければ、本当に使われるサービスになりません。

3. 1と2を順不同で行いながら、仮説を示し、リードすること

全体と問いを整理することは、良い仮説(アイデア)を生み出す基盤となります。問いと仮説は表裏一体で生まれてきます。デザイナーという仕事の特性とも言えますが、問いと共に仮説をたて、検証方法を提示することでプロジェクトは前進します。

チームのデザイナーが並走するので、全てができなくてももちろん大丈夫です。私もあなたも、または家族の誰かも、いつか何かを患うかもしれません。社会的価値が大きく、裁量を持ち、支援を受けてデザインできる環境は希少です。求められるデザインの幅は広いですが、強い目的を持ったプロジェクトを経て、これ以上ないほどにデザインの経験は高まります。ぜひこの環境で、一緒に良いサービスをつくり、育てていきましょう。」


▲酒井さん

「これまでいくつかのデザイン会社に在籍し様々なジャンルのプロジェクトを実施してきましたが、医療という分野でのデザインは初めてでした。ほかの分野との一番違いを感じるのは『ユーザーリサーチをしないとデザインができない』こと。これまでのプロジェクトでは、予算や期間の都合上、ユーザーリサーチのフェーズを設けられないこともあり、そういったプロジェクトでは、過去の似たような体験や近しい業務と照らし合わせて、想像を膨らませながらデザインをしていました。

しかし、医療という分野では健康的な生活をしていると、その実情は経験も想像もしにくい世界です。患者さんは生活の中で何が大変で何に困っているのか、診察のときに医師や看護師とどんな会話をしているのか。それが皮膚疾患だったらどうなのか、呼吸器疾患だったら?通院する病院の規模によっても違うし、都心なのか地方なのかによっても大きく異なります。

このような、日々の生活や通院時の様子、医療従事者の業務を丁寧に把握することを通して、ようやく対象となる疾患の治療の全体像や解決すべき課題が見えてきます。

UXデザインの一丁目一番地である『ユーザー理解・共感』がとても重要であることが業務を通して体感できる環境だなと感じています。」

働く環境について

インテグリティ・ヘルスケアでは、社員一人ひとりの主体的なパフォーマンス管理を推奨しており、フレックスタイム制や在宅勤務を取り入れています。デザインチームをはじめ、開発部のメンバーの在宅勤務率はほぼ100%です。

また、在宅勤務でもコミュニケーション頻度が落ちないよう各チームで工夫をしているほか、全社員が参加するオンラインシャッフルランチを開催しています。

環境や福利厚生についてのまとめはこちらを参考にしてみてください。

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いかがでしたか?

IHでは、経験を活かしながら、携わる領域を広げてステップアップしたいUXデザイナーを募集中です。まずはカジュアル面談でお会いしましょう。エントリーをお待ちしています!

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