1
/
5

エンジニア組織作りはエンジニアの手で!OKR導入の試行錯誤を聞きました

エンジニア主導でOKR(Objectives and Key Results)を導入!

こんにちは、イノベーター・ジャパン人事の菊池です。

Googleなどが採用している目標設定手法「OKR(Objectives and Key Results)」。難易度の高い目標をあえて設定することで、チームのパフォーマンス改善をもたらすとされ、最近注目が高まっています。

OKRの詳細は下記リンク先に説明があるので、興味のある方は是非見てみてください!
Google re:Work

当社のエンジニア組織でも、この4月から独自にOKRの運用を開始しています!今回は導入を推進した福岡オフィスのエンジニア山田に、導入のきっかけやプロセス、課題意識についてインタビューしました。当社エンジニア組織の雰囲気を知る手がかりになれば幸いです!

福岡オフィスの様子。コミュニケーションが活発で、東京オフィスとも常時接続されています

爆発的な成長機会を求めて

- 今回エンジニア組織内でOKRを導入することになった経緯を教えてください。

もっと爆発的な成長機会が欲しいと感じるようになったのがきっかけです。また私だけではなく、他に同じような思いを持つメンバーも多いと感じていました。OKRは全社戦略であるKey Strategyからブレイクダウンして、個々人が高い目標を追求できるようにするフレームワークなので、この課題を解決するには適切だと思ったのです。いきなり全社に導入しようとするのはハードルが高いので、エンジニア組織の中で始めることにしました。

- 過去に全社でOKRに取り組んでいましたが、あまりうまくいかなかったと聞いています。

かつて全社でOKRを運用しようとして、やめたことがあるんです。以前は、目標を定量的なものに寄せすぎたように思います。またOKRは、目標をKey Strategyから部門、個人へとツリー状に落としこんでいくことが大事ですが、それが曖昧だったかもしれません。目標設定後の進捗をトラッキングする体制も整っていなかったですね。

- Key Strategyからの落とし込みは、どうやって行なったんでしょうか?

これまでの問題を改善するために、改めてエンジニア全員に3つの質問をしたんです。

・当社のエンジニア組織像はどうあるべきだと思いますか?
・エンジニア組織で現状課題に感じていること
・今期のKey Strategyで特にやりたい・やるべきもの

当社では期初の総会で社員全員に戦略は共有されていましたし、組織について考えているエンジニアばかりなので、皆考えやすかったのではと思います。

各拠点を結ぶ全社総会で戦略の共有を行いました

OKRはエンジニアリング課題の解決に特化

- エンジニアが主導してOKRを実践することの意義や、メリットは何だと思いますか?

会社としての予算や、対クライアント目標ではなく、エンジニアリングに特化した目標を出せたことが大きいと思います。

- 確かに各目標やゴールも、自動化や文書化、属人性の排除など、開発体制の改善に特化していますね。

はい、プロジェクトを持つと、どうしても緊急度が低く重要度が高いテーマは後回しになりがちなのですが、日頃から自分事として感じていたエンジニアリング課題に向き合ういい機会になったと思います。

こういった課題感はもともとSlackの分報チャンネル(times)で常に話し合われてきていたので、全員に共通認識はできていたと思います。もともと「〇〇がつらい〜」などはSlackで正直に出していましたしね。

- まだ運用は始まったばかりだと思いますが、どんな工夫をしてるんでしょうか。

OKRを運用する上では、(上で紹介した)Googleの資料にないプラクティスもいろいろと研究して取り入れました。例えば、達成したことを褒め合う文化作りなどです。まだ始まったばかりですが、Tech-Meetupというエンジニアの定例でOKRのイベントである「Win-Session」をし、成果共有やトラッキングなどを行なっていくつもりです。

- 福岡と東京はリモートで接続されていますよね。遠隔で進めることで課題はありましたか?

エンジニア同士いつもSlackでやりとりすることも多いので、それは全く問題なかったですね。


表参道オフィスの様子。開放的な設計でコミュニケーションもしやすくなっています

視座を高め、チャレンジングなエンジニア組織を目指す


- 今後のOKR運用の課題や、実現したいエンジニア組織像を教えてください!

イノベーター・ジャパンのエンジニアは普段プロジェクトベースの目標で動いていて、それにまたがるような形で、エンジニアリングそのものの課題解決を目指すOKRがあります。二軸の目標を追うには自己管理が必要なので、トラッキングはこれからしっかりやっていく段階だと思います。また今回は現状改善的なテーマが中心でしたが、だんだんと視点を高めてチャレンジングな目標が出てくるような、成長思考の組織にしていきたいですね。

- ありがとうございました!

イノベーター・ジャパンのエンジニアは、日々よりよい組織の実現のため議論を重ねています。インタビューを通じて、コミュニケーションの垣根が低く、共通認識を生み出しやすい環境であると感じました!ご興味をお持ちいただけましたら、是非一緒にイノベーションを生み出すエンジニア組織を作っていきませんか?

ご応募お待ちしております!

株式会社イノベーター・ジャパンでは一緒に働く仲間を募集しています
7 いいね!
7 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング