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イノーバ設立10年を迎えて

イノーバ設立10年が経過しました。

コロナでもありますし、まだ会社がよちよちであるので、
あえて、沢山のゲストを呼ぶ会にはせずに、社員だけでお祝いをしました。

正直、波乱万丈すぎる10年でしたが、そこで学んだ事がたった一つあるとすれば、
経営とは、組織づくり、人づくりだという事だと思います。

「人は石垣、人は城」という言葉がありますが、まさに真実だと思います。

富士通時代には、組織、人事に一切興味がなく、Whartonでも一番興味がない授業がHRでしたが、
改めて、一番大事だと思うのが人事・組織です。

奥山清行さんが、「日本人は個人技は高いが、集団行動が苦手」という事を良くおっしゃっています。
まさにこれこそが、日本人の強みであり、弱みであると思います。

個々人の能力が高いがゆえに、なんとかしてしまう、なんとかなってしまう、というところです。
ただ、「なんとかなってしまう」というのが曲者で、逆に、成長を阻害する要因でもあると思っています。

イノーバ10年を新たな形で迎えるために、外部のコンサルとして、白潟総研の石川さんにも入ってもらって、
評価制度・賃金制度を整えました。

毎月、上司と部下が面談をして、「部下が自分の査定を自己申告」するという、
かなり革新的な制度になったと思います。

過去20年を振り返ると、組織の壁がどんどん低くなり、人材の流動性がました20年だったと思います。
転職や副業・兼業が当たり前の社会になってきています。

これは、企業経営をする側の立場からすると、
かなり経営難易度の高い時代になっていると言わざるを得ないです。
GAFAのような勝ち組企業は、その収益力を背景にして、どんどん優秀な人材を無尽蔵に採用して、
吸い込んでいく、そういう時代になってきていると思います。

そのような中で、一介のベンチャーであるイノーバが強い会社になるには、
社員一人一人のHRスキルが高くないといけない、
そういう想いで、新しい人事制度をリリースしています。

日本企業でおきる一番の不幸は、「上司と部下が本音で話せない」という事だと思います。
あるいは言い換えるならば、「飲みニケーション」の限界です。

今、この時代の節目にあたって、日本企業は、欧米企業以上に、
組織・人事に力を入れないといけないといけないと思います。
そうしないと、本当に優秀な人材は集まらないし、優秀な人材が集まらないと、企業は成長しない、
そう強く思った過去の10年でした。

イノーバは今までの10年で、「マーケティングで日本を元気にする」ということの
具現化に取り組んできたと思います。10年でようやく輪郭が出来てきたかなあという感じです。

ここでもう一度創業期の精神に立ち返って、
僕自身も、イノーバも存在感、影響力を発揮したいと改めて思っております。

大変ありがたいことに、私のFB投稿を楽しみにしてくださっている方もいます。
今後も、皆さんの気づきにつながるような内容を心掛けていきますので、
ぜひ、お付き合いいただけたら幸いです。

2021年7月10日
株式会社イノーバ
代表取締役社長 宗像 淳
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