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PdMが語る、Wallet Stationの目指す姿とエンジニア組織

村上 功樹(むらかみ こうじ) 2019年4月中途入社
プロダクト開発部 プロダクト開発チーム
Wallet Stationプロダクトマネジャー

BaaSプラットフォーム開発チームのプロジェクトマネジャー(以下PM)として入社した村上功樹は2020年4月、インフキュリオンの中心的なプロダクトである「Wallet Station(ウォレットステーション)」のプロダクトマネジャーに就任しました。エンジニアからプロダクトマネジャーへの転身をどのように捉えたか、日々何を考え、どのような仕事をしているのかを聞きました。

生活の中で日常的に広く使われ社会に貢献できるサービスを生み出したい

― 村上さんのこれまでのご経歴を教えてください。

インフキュリオンに入る前は2社で働いた経験があります。新卒で入社した1社目はシステム開発会社で、最初はプログラマーから始まり、SE、PMへとステップアップしつつ10年ほど在籍しました。

その後、大手エンターテインメント系企業グループに転職して、PCやスマートフォン向けのゲーム開発に携わりました。転職当時はPMとして入社して開発をしていましたが、約7年の在籍期間の最後の2年半はゲームプロデューサーをしていました。その時は開発にはほとんど携わらず、ビジネス寄りの立場でゲームをグロースさせるための企画などを中心に仕事をしていました。

― そこから転職しようと思ったのはどういう理由だったのですか。

担当していたゲームをリリースして運用・保守のところまで一通りを行い、ある程度「やり切った」と思えたタイミングで、「もう少し社会に貢献できる仕事をしてみたい」という思いが出てきたからです。

ゲーム業界は、基本的に余暇のためのもので、誰かの困りごとや社会の問題を解決するものではないと感じていました。また業界の特徴として、売れるゲームはものすごく売れますが、当たり外れも大きい世界なので、先行きが見えづらいということもありました。そう考えた時に、世の中の皆さんに一般的に使ってもらえる、社会に役立つサービスに携われたらいいなと思ったことが、転職を考え始めた理由です。

転職活動はエージェントを利用しました。「ゲーム業界以外」「SIer以外」という条件で探してもらった中で紹介された企業の1つがインフキュリオンでした。

― どの辺りが入社の決め手だったのですか。

1つはキャッシュレス社会を実現するという世界観ですね。私も、インフキュリオンに入る前から個人的にキャッシュレスを推している人間でしたので。シンプルに興味があったというのが決め手の1つです。

もう1つは、自分の経験を生かせる余地が大きそうと感じたことです。当時はまだ、今の部門の前身のインフキュリオンデジタルだった頃で、創業から間もなく、裁量大きく自由に活躍できるのではないか、自分の幅広い経験を生かせるのではないかと思いました。

加えて、採用している技術の面で、パブリッククラウドを使って開発をしているところに賛同できたことも大きかったです。インフラ部分をあまり気にせず実装に集中できるなどの利点もあり、前職社内でもパブリッククラウド活用を推進していたほどでしたので。

マルチテナント化により自社プロダクトとしての色合いがより濃くなる

― 入社された後はどのような仕事をされてきましたか。

入社直後は、クライアント企業への「Wallet Station」導入プロジェクトチームに加わり、その中のスマートフォン向けのアプリ開発にPMとして1年ほど携わりました。

その途中の2019年の秋頃、Wallet Stationのマルチテナント化の話が社内で持ち上がり、私もPMと並行してその準備に関わってきました。その後、正式にマルチテナント化のプロジェクトが立ち上がり、2020年4月からはWallet Stationのプロダクトマネジャーとしてプロジェクトを進めています。

Wallet Stationは、企業が「ウォレットサービスを提供したい」と思った時に素早くサービスを実現するためのBaaSプラットフォームです。

基本的には決済や送金などの機能をAPI単位で提供するSaaSサービスですが、これまでは利用するクライアントごとにカスタマイズの開発が必要で、その都度サーバーを構築して提供していました。しかし、それぞれごとにインフラを構築すると、その維持コストが高くついてしまいます。マルチテナント化はインフラ部分を共通化し、コスト軽減を図ろうという取り組みです。

― 開発に携わってきた村上さんにとって、プロダクトマネジャーになることは前向きに捉えられたのですか。

前職のゲームプロデューサーも肩書きこそ違いますが、プロダクトマネジャー的な役割でしたので、そこは全く違和感ありませんでした。また、今回のマルチテナント化は、コスト面の問題を解決する意味もありますが、Wallet Stationの「自社プロダクト」としての性格をより強くする取り組みでもあると思っており、その意味でもポジティブに捉えました。

正直に言うと、Wallet Stationはプロダクトとしてはまだ発展途上段階であり、クライアントへの導入にあたってカスタマイズ対応することもあります。しかし、マルチテナント化によって、導入先のクライアントにニーズに"個別対応"するのではなく、「こういう機能があれば便利になる」「こうすれば良い世界が待っている」ということを自分たちで考えて、形にして、世に出せるようになります。

例えば、これまでクライアントごとに別々に実装していた機能を組み合わせて、Wallet Stationの標準機能にする。あるいは「BaaSプラットフォームとしてこういう機能を備えておけば、汎用的に使ってもらえるだろう」というものを自分たちで考えて実装していく。

こういう状態を実現できるという意味で、プロダクトマネジャーになることは前向きに捉えました。


なすべきことを日々考えるプロダクトマネジャーの仕事

― プロダクトマネジャーとして、どのような仕事をしているかを教えてください。

プロダクトの開発に関しては、実現したい構想を概要書レベルに落とし込み、それを開発メンバーと共有して動いてもらうイメージです。全体の大きな“絵”を描くだけでなく、機能一つ一つについても「こういう機能にしたい」という自分の思いを開発チームに伝える。それがプロダクトマネジャーの主な仕事のひとつです。

あとは、予算や収支の管理や、フェーズや受注状況によって変わるチーム構成を考えたりするのもプロダクトマネジャーの役割です。例えば、ある機能を追加するという話が出た時に、開発にどれくらいコストがかかるのか、売り上げから考えて今実装すべきなのか、そのために人員を追加するのか、といったところを吟味して可否を判断します。

ただ、大まかな役割はありますが、特に決まったプロダクトマネジャーの仕事の「型」のようなものはありません。何をすべきなのかを日々考えながら仕事をしています。

― エンジニアの時には経験しなかったような仕事はありますか。

僕の場合はゲームプロデューサーの経験もあるので、基本的にはどんな仕事も当たり前のこととしてやってきました。ただ、自社プロダクトではあってもBtoBですので、クライアントのニーズをいかに取り入れていくかを考えることは、これまで経験してこなかった仕事かもしれません。

例えば、営業部門からクライアントのニーズや要望が上がってきて、カスタマイズで対応しなければいけない──というような話はよくあります。そういう時に、単に言われるままに個別にカスタマイズ開発するか検討するのではなく、Wallet Stationの標準機能としてもっと魅力的かつ汎用的に仕上げた上で多くのクライアントに使ってもらえる形で出来ないか検討する。そういう話を営業部門とする機会はいまけっこう多いですね。

― エンジニア出身であることが、アドバンテージになっていることはありますか。

実現した時の形を思い描くことができるのは、技術を知っていることの利点だと思いますね。

それにプラスして、新しい技術の情報や他社事例をキャッチして、それを応用したり組み合わせたりすることで、自分たちのプロダクトをもっと便利なものにするアイデアを描きやすいこともアドバンテージだと思います。また、そのアイデアを、実現可能性を踏まえて提案ができるのも、ものづくりをわかっているからこそだと思います。

インフキュリオンは「みんなで良くしていこう」という気持ちが強い組織

― インフキュリオンで働いて良かったと思うことはありますか。

個々のメンバーに裁量が与えられていることですね。私はマネジャーという立場ですから、裁量があることもそこに責任が伴うことも、当然と言えばそうかもしれません。でも、インフキュリオンは、立場にかかわらず各個人に大きな裁量が与えられている会社だと思います。方向性がずれていなければ、やりたいことができる環境です。

「意見を言った者勝ち」というと語弊があるかもしれませんが、改善提案を口に出して言うと、その方向にみんなが動く。僕はけっこう意見を言う人間なのですが、マネジャーだから発言力があるとか強制力が強いとかでなく、言ったことによってみんなが動いてくれて物事が良い方へ変わったことは、入社以来たくさんあります。

組織として、提案に対して真摯に向き合う姿勢や、みんなで良くしていこうという気持ちが強いのだと思います。

― Wallet Stationのプロダクトマネジャーとして、プロダクト開発チームにはどういう人に入ってほしいですか。

Wallet Stationのマルチテナント化プロジェクトが一段落して運用フェーズに入ると、さまざまな課題が出てくるはずです。その意味で、プロダクトやサービスが良くなる方法を常に自分で考えて、積極的に提案してくれるような人が来てくれたらいいなと思っています。小さなことでもいいので、少しでも「より良くなる」ことを考えられる人ですね。

組織としても前身のインフキュリオンデジタル創業から数えてまだ3年ほどしか経っていないので、プロダクトとしてはまだまだ改善できるところがたくさんあります。だから、プロダクトや組織と一緒に成長してくれる人がいるといいなと思います。

Wallet Stationはこれから成長していく余地が大きい自社プロダクトですので、いろんな方面のスキルや経験が生かせる機会があると思います。

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