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災害支援ボランティアの現場で感じたこと〜宮城

こんにちは、インパクト 採用担当のTAKEDAです。
前回のまるちゃんに続き、
インパクトでも災害ボランティアでも ベテランの KIYOSHI & YASUが現地で見たこと、感じたことをレポートします。

台風から1ヶ月経過してもなお…

東日本大震災や西日本豪雨など各地のボランティアへ参加してきましたが、今回向かった先は、台風19号で阿武隈川が氾濫し、大規模な浸水が発生した宮城県丸森町。
個人的に縁(ゆかり)のあるエリアに近く、気になっていました。

白石蔵王で下車し、レンタカーで丸森町へ向かう道中、目にしたものは、
路上に打ちあがり残った流木や砂、岸が崩れた痕跡川、ゴロゴロと転がり道をふさいでいる大きな石、
そして、古くて美しい街並みの数多くの家々に残る高さ1mほどに浸水の壁の跡。
今回の水害による被害の大きさを改めて感じる状況でした。

(写真:丸森町役場周辺の被災状況図)

都内を発ってから4時間。
まずは、丸森町の災害ボランティアセンターでボランティアの当日申込。
通常は、5~6名で1チームになり、軽トラックなどに乗りこんで現場に赴くのですが、
私たちはレンタカーで来たため、2人組でアルミサッシの建材会社へ行きました。

こちらでの作業は、泥だらけで商品として扱えないアルミサッシや、段ボールに包まれた多種多様なネジ・ゴム類などをリサイクル可能なものと処分品とに仕分けすることです。

(写真:素材ごとに仕分け)

会社倉庫の裏手に阿武隈川の支流があり、台風時は1m40cmほどまで水位があがり、
大半の建材が水に浸かって売り物にならなくなってしまったそうです。
今は水が完全に引き、すぐ側に流れる川も穏やかなため、台風時の状況はなかなか想像できません。

途中休憩をはさみながらキリが良いところまで作業を続け、15:30で終了しました。
従業員用の休憩室の使用や、地元の和菓子の差し入れなど、依頼者である建材会社の会長さんのお気遣いが大変ありがたかったです。

 (うず高く積み上げられた災害ゴミ)

自分のできることは、行ってみれば自ずと分かる

被災から1カ月以上経過し、ライフラインは復旧しているため、日常の落ち着きは取り戻しているものの、
原状回復にはまだまだ人手が足らず、整備が進んでいないのが現状です。
アクセスが車に限られているため、他の被災地と比べるとボランティアが集まりにくい地域であることも背景にあります。
「わざわざ来てくれてありがとう」と町の方々に声をかけていただきました。

災害ボランティアに参加するたびに感じることは、
まずは「行ってみる」ことの大切さです。
行きさえすれば、ボランティアセンターで報道されていない現地情報が得られ、
何よりも被災地の方々は、遠くから来ているということだけで歓迎してくれます。

これからも、現地へ足を運び、現状を自分の目で見て、被災者の方々の話を聞き、自分自身ができることを続けていきたいと思います。

(河北新報社発行 台風19号豪雨の記録)

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今回は、MaruもKiyoshi & Yasuも、会社のボランティア支援制度を活用して参加しています。
ボランティアは誰かに強制されるものではなく、
「何かしたい、貢献したい」という想いから生まれる自発的・自主的な行為です。
それはプライベートの場だけでなく、会社という組織においても大きな原動力になります。

だからこそ、時間的な制約や金銭的な問題で、躊躇することがないよう、
Impactでは、社員のボランティアや募金活動を支援する制度を設けています。

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