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【アシスタントコーチ紹介】サッカーに夢中だったこれまでと、競輪選手を目指すこれから



山口 呼人さん(1997年5月22日生)
群馬県太田市出身。友だちから誘われ、小学1年生からサッカーをはじめた。中学生時代はクマガヤSCで全国大会ベスト16まで進出。流通経済大学柏高校でサッカー部に所属。現在、競輪選手養成所への入所を目指し、トレーニングにはげむ。そのかたわらアシスタントコーチとして、越谷蒲生校に週3回勤務。

仕事場

クーバー・コーチング・サッカースクール 越谷蒲生校

――競輪選手を目指しながら、アシスタントコーチをしていると聞きました。一日のスケジュールをおしえてください。

競輪選手になるために、1年間、養成所で学ぶ必要があります。10月の入学試験にむけて、トレーニング中です。いまは、あさ9時から、プロ選手といっしょに500mや800mの短い距離をはしり、トップスピードを出す練習をしています。


アシスタントコーチをやる日は、トレーニングを14時に終えて、出勤しています。
やらない日は、18時まで、ひたすらトレーニングです。
8時00分 起床・朝食
9時00分 トレーニング
14時00分 帰宅・昼食
15時30分 通勤
・16時30分 勤務開始
・20時00分 勤務終了
21時00分 帰宅・夕食・就寝

――サッカーをやめて、競輪選手を目指すことにしたのは、なぜですか?

「競輪選手っていう職業があるんだ」と高校卒業まえに知りました。サッカー部の同級生のお父さんが競輪選手だったのです。「そういう仕事もあるんだな」と頭の片隅にのこっていました。
大学には、そのまま内部進学しましたが、授業は、よくわからなかったですし、部活にも、サークルにもはいっていませんでした。いま考えると、ただ、行っていた感じです。サッカーもやめ、ほかにしたいことが、あったわけではありませんでした。
そのとき思い出したのが競輪です。「興味がある」と両親に明かしたのが、大学1年生の10月だったことをおぼえています。実家のちかくにあるグリーンドーム前橋に、競輪のG1レースを見に行きました。ちょうど決勝戦が行われていて、優勝した選手が男泣きをして喜んでいる光景に衝撃をうけました。「かっこいいなあ。こんな世界があるんだ」と、あこがれを抱きました。


翌月、高校サッカー選手権千葉県予選がありました。後輩の応援にいったとき、競輪選手をやっているお父さんも来ていて「目指したいです」と伝えると、すぐに、師匠となるプロ選手を紹介してくれました。年明けからトレーニングをはじめました。この時点で、大学退学を決意し、いまに至ります。

――アシスタントコーチの求人を見つけたとき、どう感じましたか?

「いままでやってきたことを生かせる仕事だ」と思いました。見つけたのは求人サイトです。2018年4月からはじめました。

――子どもに接するとき、気にしていることは?

子どもが理解できる言葉をつかうようにしています。大人がわかる言葉でも、子どもには、むずかしいと感じることがあるでしょう。たとえば「ボールの真芯をけろう」ではなく、「ボールの真ん中をけろう」のほうがわかりやすいはずです。置き換えるようにしています。


――自分のためになっているなあってことは?

子どもとの接し方を、学ぶことができています。一人ひとり性格や運動能力、コミュニケーション力が、いっしょとはかぎりません。サッカーや人間関係が、うまくいっていない子もいれば、たのしそうにやっている子もいます。さまざまです。


おとなしい子には、なんでもいいから、こちらから話しかけます。心を開いてほしいからです。「今日はなにたべたの?」「きょう、すごく暑いよねえ。学校で、大丈夫だった?」「宿題やってきた?」。話を引き出すようにしています。


元気のいい子は、自分から話しかけてきてくれます。トレーニングまえに「トイレいってきなよ」とか、ちょっとしたあいさつやコミュニケーション程度で十分です。


いままでは、同世代か、目上の人と接することが多かったです。ふつうに生活していたら、年の離れた子と関わりを持つことなんてないと思います。

――この仕事のお薦めポイントはなんですか?

「子どもとサッカーができる。なんていい仕事なんだろう」という感覚でやっています。おなじ価値観の人には、おすすめです。

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