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【座談会】「キャリアも家庭もどちらも大切に」現場メンバーが語る、育児と仕事の両立のリアル。

こんにちは!人事の小高です。

GMOサイバーセキュリティbyイエラエ株式会社(以下、GMOイエラエ)では、「世界一働きやすい環境」を目指し、さまざまな取り組みを行っています。

前回は、「働きやすい会社」であるために必要なこと、GMOイエラエが目指すべき方向性をお伝えするべく、経営陣を含めた5人の座談会をお届けしました。

今回は、実際に現場で働くパートナー※に「育児と仕事の両立のリアル」をインタビューしました。育児と仕事の両立、そしてGMOイエラエで働きながら子育てをすることの実態とは?ぜひ、ご覧ください!

※GMOインターネットグループでは「社員」のことを「パートナー」と呼んでいます

リモートとフルフレックスを活用して両立中

―最初に、みなさんのこれまでのキャリアやお子さんについて教えていただけますか。

白木光達(以下:白木):新卒でGMOイエラエに入社し、現在5年目です。現在は高度解析部の部長代理とアプリケーションセキュリティ課の課長を兼任しています。2歳の娘がひとりいます。

村田学(以下:村田):ディフェンシブセキュリティ部の部長をしていて、GMOイエラエに入社してからは3年ほどです。セキュリティ歴自体は17年で、セキュリティに携わる前はゲームの仕事をしていました。自分で作った会社や、前職が吸収合併で別の会社になったりしたのを含めると、これまでに6社経験しました。社会人と小学生の子どもがいます。

森田仁美(以下:森田):営業部の事業管理課で課長をしています。中学生の娘がひとりいます。もともとは小さい芸能プロダクションのような会社で働いていましたが、出産のタイミングで退職。子どもが1歳になってからは業務委託で書き起こしの仕事をしていました。それを10年くらい続けたあと、ママ友つながりで、合併前のAI TOKYO LAB社の事務アルバイトとして働き始めました。はじめはアルバイトで週3で5-6時間勤務からスタートして、1年後に正社員になりました。

中根麻衣(以下:中根):ブランドマネジメント室でブランドコンサルを行っています。当時はまだGMOイエラエと合併前だったツードッグス社に7年前に入社しています。それ以前はインテリアデザイナーとしてホテルの設計をしていました。現在は2歳の息子がひとりいて、合併前に産休・育休をとって帰ってきたらGMOイエラエになっていました(笑)。

左から順に、白木、村田、森田、中根です。

―みなさんさまざまな年齢のお子さんがいらっしゃいますが、現在はどのような働き方をされているのでしょうか。

中根:今はフルタイムの週4勤務で、ほとんどリモートで働いています。出社は週に1回程度ですね。カッチリ出社が決まっているというよりも、なんとなく「顔合わせようか」というタイミングで出社している感じです。子どもは保育園に通っています。去年は保育園に入って1年目ということもありよく熱を出していたので大変でした。熱が下がってから24時間経たないと登園できないので、熱が出た時点で2日間保育園を休むことが確定してしまうんですよね。最初の半年は特に2週間に1回くらい熱を出していて「これ大丈夫かな」と心配していましたが、先輩パパママが「半年耐えたら大丈夫だ」と言っていたように、半年経つと発熱も減っていきました。今は1年経って子どもも慣れたみたいで、体調も安定しています。もし熱が出たとしても、リモートとフルフレックスがあるので、ちょっと病院に連れていってから仕事もできるのでありがたいです。

森田:私も今は週1程度でリモートしています。事務という業務の性質上、どうしてもオフィスでの対応が必要となることと、夏に入った2名の新人の教育・育成のため、出社を増やしています。チーム全体としてはローテーションを決めて、月の半分くらいリモートにしようかと話しているので、もう少し落ち着いたらリモートを増やすつもりです。リモートと出社の切り替えも臨機応変に行えています。ちょうど一昨日娘が熱を出して、中学生とはいえ家に1人にするのは可哀想だったため、急遽リモートにさせてもらいました。ほかのメンバーも、子どもの発熱でリモートに切り替えることもありますし、その辺は非常に柔軟かなと。子どもが小さいうちは看病しないといけませんでしたが、小学校高学年くらいからは自分で寝てくれるし家にさえいれば特に問題ないので、子どもが体調を崩しても休みを取らなくても大丈夫になってきましたね。

村田:出社は平均すると2週間に1回ですね。これは半分くらいネタなんですけど、忙しすぎて出社できなくて(笑)。リモートだと通勤時間も使えるから楽なんですよね。特に私の場合はドアtoドアで1時間10分ほどと通勤時間が長く、往復だけで2時間以上かかるので、その分を残業に使った方がいいなと。子育てとの両立でいうと、リモートかつフルフレックスなので、打ち合わせがあっても社内のものであれば調整してもらって病院に連れていくこともしやすいので助かっています。予定の変更を頼んでも誰も嫌な顔をしないですし、その空気感もいいですね。

白木:私も村田さんと同じく、2週間に1回程度の出社です。うちは妻が今仕事をしていないので、保育園には入っていなくて妻が子どもの面倒を見てくれています。とはいえ、リモートのおかげで子どもが風邪を引いた時にサポートができたり、時間の都合もつきやすいのでありがたいなと感じています。私は育休も取得したのですが、上長に「2週間育休が欲しい」と言ったら、「それなら5ヶ月取りなさい」と言ってくれて、結果的に生まれる直前から5ヶ月くらいになるまで休むことができました。


仕事と育児を両立することのリアルな大変さ

―子育てとお仕事を両立される上で、大変だと感じるのはどんなことですか?

中根:子どもがまだ2歳なので、全然余裕がないことですね。朝叩き起こされて朝ごはん作って。感覚としてはGMOイエラエでの仕事の前に副業しているような感覚かもしれません。送っていくのは夫なので、送り出したらすぐに業務開始して、そこからお迎えの時間ギリギリまで働いています。終わったら自転車でダッシュで迎えにいく日々ですね。それでギリギリ8時間働けています。で、帰ってきたらお風呂や寝かしつけがあるので、とにかく余裕がありません。一方で通勤時間がない分、パッとやってパッと終われて無駄がないのは助かっています。私は週4で働いているので、1日はインプットに使える自分の時間も持てていて、それにも助けられているなと感じます

森田:ご飯の時間などを子どもに合わせていかないといけないのは大変だなと思います。21時や22時に子どもを寝かせたいと思うと、じゃあご飯を19時までに済ませて、お風呂は…とそれに向かって逆算して動かないといけません。うちの娘は中学生ですが、中学生でもまだある程度、親が見ておかないといけないんですよね。それはちょっと大変ですが、フルフレックスなので一度離席して、子どもがお風呂に入った頃に再開できるのはやりやすいです。

あとやっぱり子どもの年齢によっても大変なことは変わっていきますね。小学生になるまでは風邪を引いた時が一番大変でした。娘は喘息もあったので一度熱が出ると1週間くらい長引いていて……。そして小学校に上がってからは喘息はなくなったものの、今度はPTAなどで学校に平日に呼ばれることが多くなって。実は私、PTAの会長をやっていたんです。PTAを早く終わらせようと思って1年生の時にPTAの役員をやったらやる気のある人だと思われてしまって(笑)。でも逆に会長だったからこそ、できたこともありました。PTAの集まりのうち不要なものを洗い出して、先生と交渉して集まりを半分くらいに減らしていくとか。

村田:すごいですね。

森田:当時は大変でしたけど、学びも得られました。何かを変える時の反発の大きさや、どこに根回しをしておけば自分に反発の矛先が向かないかなどを経験を通じて学べたのはよかったなと感じています。まだ仕事に活かしきれていませんが、今後活かしたいですね。村田さんはどうですか?

村田:セキュリティ業界に入って最初の会社は、家からのアクセスがよくなくて、乗り換えなどがうまく行った時でも通勤に片道1時間半くらいかかっていたんです。長い日だと2時間弱かけて通勤していました。1日3〜4時間程度のロスですよね。そのせいで帰るのも遅くなりがちで、子どもの顔を見る時間が少なくなってしまっていて。そのタイミングはちょっと大変でしたね。子どもにも寂しい思いをさせたかもしれませんし。でも今は毎日夜ご飯を家族みんなで食べられています。リモートできるのがやっぱりすごく大きいですよね。これだけあればいいんじゃないかと思えるような制度だなと感じます。

白木:私は第一子ということもあって「ちゃんとやらなきゃ」という思いが強く、特に妻が悩んでしまって、かつ産後ということもありメンタルが不安定になることもあったのが大変でしたね。でも妻が落ち込んでいるタイミングでも、育休の間は隣にいることができました。妻を支える意味でも子育てに参加する意味でも育休は2週間では足りなかったと思うし、5ヶ月取ってよかったなと感じています。


整いすぎて浮世離れしているかも。GMOイエラエの働く環境とは

―子育てのなかで、GMOイエラエの環境に助けられたことはありましたか?

森田:フルフレックスとリモートには非常に助けられています。子どものご飯の準備や病院で中断したとしても、落ち着いたあとに再開できるおかげで、その日にやっておきたかったことを次の日に持ち込まなくていいんですよね。あまりにも忙しい時はリモートに切り替えさせてもらうこともできますし。先ほど村田さんが冗談半分でおっしゃってましたが、「通勤時間を残業時間に充てられる」のは本当にありがたいです。忙しい時ほどリモートのありがたみを感じますね。また、私は22時には寝たいタイプですし、子どもが寝る時には家を暗くしておかないと起きてしまうこともあって、早めに寝て5時頃に起きているんです。そして出勤前にやっておきたいことを片付けてからオフィスに移動することもあります。このように、自分のリズムに合わせて働きやすいのはすごくいいなと思うポイントです。

白木:森田さんのおっしゃるように、リモートかつ時間がかなり自由になるのがありがたいです。私はご飯から寝かしつけまでは仕事を入れないようにして、寝かしつけを終えてから仕事に戻るような形で働いています。こういうやり方のおかげで、両立もしやすいように感じます。

あと、育休を取る時にも上長も含めて同僚もみんながすごく協力してくれました。育休入る前に私が主導でクラウドセキュリティのサービスを立ち上げていたのですが、実は当時はまだまだ属人的で課題がいくつもある状態だったんです。そんな状況でも事前に必要な情報を聞いてくれたり業務を巻き取ってもらったりと、立ち上げた人間がいなくても回るように準備してくれて。そのおかげで安心して育休に入ることができました。

自分は仕事が好きだし、自ら立ち上げたサービスから離れるのも正直不安でしたが、結果的には休みを取ってよかったですね。部下が「育休は2週間でいい」と言っていても「5ヶ月取りなさい」って言ってくれる上長がいたのも今思うとありがたかったなと思います。

育休を5ヶ月取ったおかげで、子育てや家事で必要なことはできるようになりました。妻が専業主婦なので平日は基本的には見てもらっていますが、土日には積極的に必要な家事をしたり子どもの面倒を見たりもできていて、初期から当事者として接することができてよかったなと感じています。育休を終えた今でも、子どもに関する用事がある時はいろいろと調整してくれますし、とにかく理解のある職場ですね。

村田:それって多分、「男性が育休とるのは自然なこと」っていう空気が根付いているのが大きいですよね。開発系の部署だけでなく営業なども含めて全社的にこの空気感はあるように感じます。ちょうど去年、私の部署で育休を取った人がいたんですが、彼も最初は2週間希望だったんです。でも「パートナーはきっとしんどいからもっと取った方がいい」とアドバイスして、もっと長く育休を取得してもらったんです。そういうのを普通に言える社風なのがいいところのひとつかなと思いますね。

白木:たしかにそういう社風があるのは大きいですよね。今は私も部長代理という立場なので、育休を取りたいとメンバーから申し出があれば長く取るように勧めようと思います。子どもによって千差万別ですが、手が掛かることもあるので、余裕を持って家庭に専念できる環境を用意しておくに越したことはないと思うので。

村田:そうですね。特に1人目の時は長く取った方がいいと思います。2人以上お子さんがいる方には共感してもらえると思いますが、2人目って結構ぞんざいになるんですよ(笑)。1人目で経験したノウハウをもとに判断ができて、たとえば、ちょっと熱があるくらいでほかに異変がなければ、今日は寝かしておいて次の日まで熱が下がらなかったら病院に行こうってなるんですけど、1人目の時はもう全然わからないから、熱出したら毎回病院に行ってましたしね。


―制度だけでなく、社風も子育てしやすい要素のひとつになっているんですね。

森田:そうですね。GMOイエラエの場合はルールやツールが整っているのもそうですが、全員が「家族やプライベートを大切にしよう」という考えを持っているのが大きいと思います。

中根:牧田さんも全社会で「ライフ大事だよ」とよく話しているし、それが浸透していますよね。

森田:プライベートと仕事を両方大事にできるのは時代にも合っているし、何よりかっこいいですよね。こうしてトップが「プライベートが大事だ」と発信してくれているから浸透しているし、誰かがプライベートのことで休むことが増えたとして、こっそりその人の悪口を言ってるのとかも聞いたことないです。すごくありがたい社風ですね。

中根:私の部署で子どもがいるのは自分を含めて2人だけなのですが、子育て中かそうでないかにかかわらず、体調が悪いから早く退勤したり都合に合わせて朝早くインしたりしていますしね。そしてそれを見える化もしているから、子どもの有無に関係なく、自分の体調ややりたいこと、人生を尊重できるような体制ができているのかなと思います。

森田:たしかに、子どもがいる・いないにかかわらず、みんなが尊重されていますね。子どものいる人だけが尊重されて、子どものいない人だけに負荷が集まるとどうしても文句が出てしまうと思うんです。そうではなくて、みんなが尊重されているのがいいところかもしれないですね。

あと、役職者だから長く働くといった風潮がないですよね。どんな役職の人も効率よく進めていて、早く帰ったほうがむしろかっこいいという空気感があるので、出世の話も受けやすいです。実際に私も課長になるタイミングで「課長になって残業が増えたら大変だな」と思って迷ったんです。でも任された仕事をしっかりやって時間内に終われるかは自分次第だなと思って。GMOイエラエ自体が、ちゃんと効率よくやって時間内で終わらせるのがかっこいいっていう社風だから、自分次第でうまくやれるのではと思えました。この社風じゃなかったら、きっと平社員でいることを選んだと思います。ほかの課長や部長も、普通に17時や18時に「お疲れ〜」と帰っていくこともよくあるし、その自由な感じがあるから、キャリアを進めることへの恐怖がないですね。

白木:私は仕事が好きなのもあって、GMOイエラエじゃなかったら仕事一色な働き方をして、家庭にはあまり時間を取れなかったと思うんですよね。育休中も最初の1ヶ月はSlack全部見てたくらいなので(笑)。プライベートを大切にしようという空気感だからこそ、こうして家庭も大事にしながら両立できているんだと思います。

―最後に、これから子育てをする方へメッセージをお願いします。

白木:まず、育休は男性でも数ヶ月レベルで取ることをおすすめします。そしてGMOイエラエでは子育て世代じゃなくても、途中で抜けて病院に行ったりプライベートの用事をしたり、自由に働けるような環境なので、子育てに入る前も入った後もお互いに尊重しながら働いていければと考えています。

村田:改めて「子どもはいい」と感じています。GMOイエラエは、おそらく他の会社よりは両立の苦労はしないと思うので、子どもを持つことを迷っているのであれば勇気を持ってやってみたらいいのではないかと思います。

森田:環境とツールと雰囲気はしっかり揃っているので、安心してください。これに尽きますね。

村田:揃いすぎていて、逆にかなり世間離れしてるんじゃないかって気がするくらいですよね。

森田:もうほかの会社に移れないですもんね。GMOイエラエってびっくりするくらい縛られることがないんですよね。入社してから今まで不都合を感じたことがないです。そのくらい子育てしやすい会社だと思うので、ぜひプライベートも仕事も楽しんでもらえればと思います。

中根:村田さんがおっしゃったように「子どもはいい」と私も思います。インターネットを見てると大変だっていう話がたくさんあるし、自分も産休中にそれを見て怖いなと思っていました。でも実際産んでみると、大変なのは大変なんですけど、それを上回ることがたくさんありました。働きやすさも感じています。牧田さんも成果主義や才能主義を掲げています。これって言葉だけ聞くとゴリゴリの成果を出さなきゃ怒られるみたいな会社をイメージしちゃうかもしれないんですけど、そうではなくて、やることをしっかりやっていることが大事なのであって、時間をかけていることが偉いのではないといった考え方です。その考えのもと、「自分のやれることをちゃんとするのがいいよ」という雰囲気が醸成されています。こんな会社なので、ぜひ一緒に仕事も子育ても頑張りましょう。

―子育て関係なく「プライベートを大切にしよう!」という風土が、結果的に子育て世代の働きやすさに繋がっていると感じますね!ありがとうございました!

前回、経営陣による会社のスタンスをお伝えしましたが、そのスタンスがしっかりと現場にも届いていると感じたインタビューでした。

また、育児関係なく「パートナーみんなにとって働きやすい環境」をつくっているからこそ、支え合いが生まれると感じます。

子育てしながら働くということは、たしかに大変な面も多いかもしれません。

だからこそ「制度と理解」で一人ひとりがキャリアを諦めることなく、また、家庭を犠牲にすることなく働ける会社でありたいと思います。


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