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スキルアップできる"SES"企業の見極め方

みなさんこんにちは、株式会社イデアルアーキテクツ 山﨑 です。

前回「SESという選択肢の活かし方」として、SESの一般的なイメージと、スキルアップするにはSESも全然ありだよね。という内容をお伝えしました。もしよければこちらの記事もご覧ください!

今回はそのSESという働き方を活かしてスキルアップするために「よいSES企業の見極め方」についてお伝えしていきたいと思います。ただし、何が"よい"かは人によって様々と思います。やりたい言語の開発ができる、給与が良い、リモートで働けるなどなど、本記事の内容は一つの考え方として暖かい目で見てください。

なお、IT業界未経験、経験が浅い方向けの内容となっていますので、経験豊富な方々についてはひっそりとブラウザバックしていただければと思います。

SESとして働くよい会社とは

さて、日本にある会社(法人)の数はだいたいどのくらいあると思いますか?


おおよそ、188万もあります。びっくりですよね。その中でも、ITエンジニアが属するであろう情報通信業は5千社、SESなど労働派遣かつITの企業数の明確な数値は見当たらなかったのですが、数万単位で存在してそうです。意外と多くもないけど、少なくないですね。

多くのIT企業がある中で、これからエンジニアにキャリアチェンジしたい方や、これまで開発したことなかったが、開発にチャレンジしていきたいと思っている方など、これからエンジニアとして働いていくための対象として、"SES"を行っている会社も候補に上がることでしょう。しかし、巷では"SES"はブラック的な記事もあったりするため、よい印象が持ててないのではないでしょうか。

万単位で存在するIT関連会社ですから、よい会社、悪い(合わない)会社存在しています。もちろん選ぶ側も転職してからこんなはずではなかったという事にならないようにするための企業選びの努力も必要です。でないと、また転職することが必要になり、時間・労力の無駄になってしまいますから。ただ、これからIT業界に就職、転職する人にとってはどのようなSES企業を選んだようが良いのかわからないと思うので、次にそのポイントについて挙げたいと思います。

そこで、IT業界未経験、経験が浅い方必見 スキルアップできるポイント3選 をご紹介します

IT業界未経験、経験が浅い方が、新しいステージで活躍するための会社を見極めるポイントとして、

  1. エンジニアのサポート体制・方針について
  2. 働く環境について
  3. 教育・社内の制度などについて

は最低限抑えておくべき点と考えます。それでは、各ポイントについて解説したいと思います。

1.エンジニアのサポート方針・方針の考えについて

社員の特性・価値観に合わせてサポートする考え、方針はどのようなものか。

IT業界未経験、経験が浅い方について特に見極めて欲しい点になります。エンジニアに憧れ、人によっては独学やプログラミングスクールでスキルを身につけたとしても、「実務」「実績」を積んだことにならないため、想像するようなプログラミング・開発案件に携わることができないことも少なくありません。

なぜなら、案件依頼元のクライアントでは「実務」「実績」が重視されるため、未経験、経験が浅い場合は、入社時にイメージするような開発案件に携われないケースも少なくないです。(実務未経験や経験が浅い方を積極的に歓迎している会社については、入社後につく案件にギャップが発生しやすい)

ですので、IT業界未経験、経験が浅い方としては、実際にどのような業務になるのか、今はできないとしても、どうしたら自身が描くキャリアが実現できるか、などサポートの考え、方針を確認した方がよいでしょう。質問に対して明確な回答がないような場合は、避けた方がよいかもしれません。

弊社イデアルアーキテクツにおいては、入社される方のキャリアについてヒアリング、相談を行っております。過去の実績では、前職は運用業務のみで開発業務をおこなったことはなかったが、開発案件に参画できたり(チーム体制があり参画できた)、VRに興味があったものの実務としては未経験だったが、弊社に転職してからVR案件に参画するチャンスを活かすことができた。というケースもあります。

エンジニアとして活躍するためのサポートがとれる会社か見極めるためにも、自身としてのキャリア志向についても考えておき、優先順位を立てそれに対して面談時に擦り合わせをすることで、入社時のミスマッチを減らすことができるでしょう。

2.働く環境について

憧れのエンジニアとしてプログラミング・開発を行うためにも、健康的かつ継続的に仕事できる環境か、というのが、2つ目のポイントとなります。

ブラック職業の代表としてきたIT業界もここ4, 5年で本当に変わってきたと個人的には実感します。10年ほど前の話ではありますが、終電までの対応を数ヶ月行なったり、終電もなくなったときはタクシーで帰宅し、翌日も通常時間に始業するということもありました(当時はそれが普通と思ってましたw)。
IT業界未経験の方などは想像できないかもしれないですが、IT業界あるある話として話してくる方も少なくないですね。

現在は、残業が増えたら時間調整を行うことができたり、"SES"で案件に入る場合、月の稼働時間というものが決められているケースが多く、クライアント側も無理に残業をさせないようにするケースもあります("SES"のメリットの一つ)。また、国の働き方改革の一環として、長時間勤務したら一定時間休息をとる勤務間インターバル制度というものができたり(まだ努力義務ですが)、国としての長時間労働の問題改善に取り組みと、IT企業の取り組みも相まり、よい方向に進んでいると感じております。

そのような中でも、健康的かつ継続的に仕事を行うためのSES企業の見極めポイントとしては「営業担当との関わり」はどのようなものかを確認した方が良いです。

SESを事業にもつ多くの会社では、エンジニアへ案件を紹介したり、アサインの調整などを担う営業担当と共に進めることが一般的です。その営業担当とエンジニアとの関わり方次第で、働きやすさが変わってるためです。

過去に聞いた話の一例として、案件に入った後は何もエンジニアの状況を伺わないというような話も聞いたことがあります。そのような場合、現場に入ったきり自社との関わりがなくなってしまった結果、現場業務が忙しなり長時間労働が継続するような状態が続くと、体調不良をきたしたり、最悪の場合は退職する必要が出てきたりすることも考えられます。

営業担当とエンジニアの関わり」として、

  • エンジニアと営業担当者の面談等の機会があるか
  • 相談できる体制となっているか
  • そもそも営業担当者がいるか

などが見極めのポイントとなります。

ただ、自社社員が複数人チーム体制として案件参画している場合は、営業担当ではなくチームリーダー的な立場の社員が営業担当的な役割を担っている場合もありますが、気にするポイントは変わらないです。

弊社においては、営業担当者がつくのもそうですが、エンジニアと担当上長がコミュニケーションを定期的にとるようにし、業務の状況から体調面、長時間労働が続いていないかなどを支援しております。

3.教育・社内の制度について

エンジニアとして活躍していくには、スキルのブラッシュアップ・アップデートを継続的に行っていくことが必要となります。

会社にとっての財産それは「人」であることは間違いなく、IT企業にとっても人の成長が会社にとっての成長に直結します。ことさらAI、自動化が進んでいるとはいえ、まだまだ人の思考・考えがあって成り立つことが多くの割合を占めているわけであるから、成長できる環境についてはどのようなものがあるか、教育制度社内の制度の2つの面から会社としてどのような支援体制を敷いているかが、3つ目のポイントとなります。

まずは、教育制度についてですが、一般的には、

  • 新入社員研修
  • x年目研修
  • プログラミングやマネジメントなどの研修
  • リーダーシップなどの人間力に関する研修

など設定している会社がありますね。
エンジニアとしての技術力を上げるための研修から、ビジネスマン・人間力を上げるための研修など様々な取り組みをしてるようです。

次に、社内制度についてです。
会社にとって様々な取り組みがあるところではあると思いますが、ここではスキルアップに関する一般的な制度として挙げるとすると、

  • 表彰制度
  • 資格取得費補助・報奨金
  • 目標管理、自己啓発
  • 書籍代やIT機器購入費

などが挙げられると思います。どのような制度がありスキルアップする支援を会社としてサポートしようとしているかがポイントになるでしょう。

各社HPや募集応募ページなどで記載している企業もありますが、自身が気にするポイントについては面接などで確認するとよいでしょう。

弊社イデアルアーキテクツにおいては、社内での研修、勉強会を実施していたり、社内制度についても上記で記載した制度を設けております。表彰制度の例を挙げると、四半期に活躍した社員への「MVP」や、1年間活躍した社員に対して「年間MVP」として表彰しております。

以上「スキルアップできる"SES"企業の見極め方」のポイントとして、エンジニアのサポート体制・方針働く環境教育・社内の制度 の説明をさせていただきましたが、IT業界未経験、経験が浅い方にとって、少しでも参考にる点があればうれしく思います。

最後に付け加えて言いたいこととしては『「SES」だからダメ。という思考停止にならない。』ということです。

「SES=ブラック」という一辺倒な考えではなく、SESの企業でも自身が活躍できる企業もあります。企業単位で会社のことをよく調べ、自身の基準価値観と照らし合わせマッチしているか判断することで、自分が思い描く働き方に近づくのではないかと思います。


IT業界やSESのことについて、イデアルアーキテクツについて直接話を聞いてみたい方は、お気軽に「話してみたい」からお知らせ頂ければと思います。

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