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iOS 14でAirPods ProがVRトラッキングデバイスに?!

こんにちは!イデアルアーキテクツの宮正です。

少し前のニュースになりますが、9月にAppleからiOS14がリリースされました。

このiOS14と「AirPods Pro」の組み合わせで、バーチャルサラウンドが体験できる
『空間オーディオ』機能が追加されたのですが、VRデバイスとしてとても可能性を感じたのでご紹介させていただきます!


公式アクセサリーであるワイヤレスイヤフォン「AirPods Pro」は、
標準モデル「AirPods」に比べ、高音質かつ優秀なノイズキャンセリング機能や、
周囲の音を拾える機能が追加されており人気を博しています。

この空間オーディオですが、よく5.1chや7.1chのヘッドホンなどで採用されているバーチャルサラウンド技術をさらに進化させたものです。

「AirPods Pro」には、加速度センサーやジャイロスコープが搭載されているので、
どの位置にいてどの方向を向いているかという上下左右のトラッキング情報を取得することができます。

わかりやすい例でいうと、ニンテンドーSwitchのジョイコントローラーと同じような感じです。

空間オーディオでは、このトラッキング技術を使って現実の空間と同じように音楽を聴くことができます。

実際の空間でスピーカーの前に立って音楽を聴くとき、右を向いたり左を向いたりすると音が聞こえる方向が変わりますよね!
音が出ている場所が固定されているように、VRチックに再現してくれるんです。

まだまだVR機器は高額なので、普段使いのイヤホンで叶うならすごいですよね!

ところで、トラッキング情報には"3DoF"と"6DoF"の2種類があるのはご存じですか?



3DoFは上下左右のみで、高さにあたるZ軸の情報は得られません。スマホVRがこれに当たります。
6DoFは上下左右に加え高さ情報がトラッキングできるため、自分がしゃがんでいるか・立っているかがわかります。
本格的なVRでは後者が使われています。

高さが加わると没入感が段違いで、体験価値がまるで別物になります!

まるで、自分の体がそこにあるかのように映像を見たり、ゲームをすることができるんです。
何かの後ろに回り込めば背面が見えるし、崖の下をのぞきこんだりすることもできます。

現状「AirPods Pro」の空間オーディオでは3DoFのみとされていますが、
海外のエンジニアがハッキングした結果、6DoF情報も取得できると確認されています。

将来的に、発売が噂されているApple glassなどと組み合わせ、
トラッキング機能をイヤホンに任せてしまうこともできるのでは?!と感じました。


身軽だし、機能が分かれるので価格も抑えられますよね。

未来がますます楽しみになりました!

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