ICONIC CO., LTD.
フォロー
注目のストーリー
すべてのストーリー
ICONIC CO., LTD.
7ヶ月前
第8話 成長と多角化と組織崩壊と
2010年代に入り、進出企業のメインだった製造業に加え、ITやベンチャー企業のベトナムへの進出が目立つようになってきた。慢性的に続くITエンジニア不足から、若く優秀なプログラマーの多いベトナムに白羽の矢がたったのだ。オフショア開発とよばれ、ソフトウェアやWEB・アプリの開発を受託する企業から自社のITサービスの開発する企業・大中小問わず様々な企業がこぞって進出してきた。30歳になりようやく右左がわかってきた頃だった。ITベチャー企業の経営者の多くも30代前後の同年代で熱量を持った優秀な経営者との知り合いが加速的に増えていった。ベトナムに進出する際に、ベトナムや人材、そしてマネジメントのこ...
ICONIC CO., LTD.
7ヶ月前
第7話 ハノイへの事業展開
創業2期目を終える頃には日本人社員第一号も加わり、社員数も10名弱まで増えてきた。2期目も相変わらず必死に自ら動き案件を回す日々が続いていた。社長とは名ばかりで、営業担当兼キャリアアドバイザー兼営業マネージャー兼経理担当兼責任者であった。損益計算書で黒字にするために如何に経費をかけない体制を整えるかの典型的なパターン。1人で多くの役割をこなし続けていると問題に対しての対処が弱くなるのであった。記憶に残りかつ伝えられるような話で辛い事件がこの頃はじめて発生した。1人何役もやっていたが故の問題である。人材紹介ビジネスは典型的なBtoBtoCのビジネスである。転職希望者(C)を企業(B)に紹介...
ICONIC CO., LTD.
7ヶ月前
第6話 ホーチミンでの創業 ココロの葛藤編
〜第6話 ホーチミンでの創業 ココロの葛藤編〜来る日も来る日も求人案件獲得に走る日々。文字通りバイクで営業をかけるために駆けずり回っていた。事業は、戦略を描き、日々の事業数値を洗い出し、課題点を発見し、PDCAを回す。しかしこんな定石通りになんて出来ていなかった。オーナー経営者によくある話だが、数字を細かく出すよりも1件でも案件獲得、成約につながる営業活動を優先するため時間もお金も避けない。事業を進める上で、レビューや問題点を指摘してくれる上司も投資家もいない。自分のやっていることが正しいのか間違っているかもわからない。とにかく走った。当時はメンバーのマネジメントも全くしていなかったと思...
ICONIC CO., LTD.
約1年前
【まとめ全編】ICONIC創業物語
2007年にベトナム ホーチミンから始まった旅はまだ途中。創業物語のまとめ集となります。第1話の序文初めにベトナムに住み始めて13年目、2019年7月12日に39歳になり30代も残り1年を切りました。20代後半、30代のほとんどをベトナムを始めとするASEANと共に歩んでまいりました。 ここ数年は、日本での事業を本格させているため、東京と行き来する生活の中で、日本とASEANを常に意識するという多重国人格?のような状態になってます。 本サイトでは改めて、これまでのASEANと日本で事業を立ち上げてきた中で感じたこと経験したことを綴っていきたいと思います。稚拙な文章になるかと思いますがよろ...
ICONIC CO., LTD.
1年以上前
第5話 人材紹介事業のスタート 創業一年目
~第5話 人材紹介事業のスタート 創業一年目~そもそもベトナム企業に日本人材をマッチングするといったハードルの高いところから行うのではなく、日系企業に日本人を紹介しようと方向性を少し変えた。当時、既に5-6社はホーチミンに、日系人材紹介会社が存在していた。自分自身に、人材紹介業の業務経験がなかったため、何かのポイントを尖らせないと生き残ることができないのではと想定し、「日本人材に強みを持つ人材サービス会社@ベトナム」でコンセプトを持つことにした。コンセプトが固まったので、早く実践に移すために、日系企業向けにアポを試しに取ってみた。最初に取れたアポが日系の製造業だった。製造業は郊外の工業団...
ICONIC CO., LTD.
1年以上前
第4話:創業と結婚
~第4話:創業と結婚~2008年2月 テト(旧正月)に、横浜で結婚式をあげた。刺すような日差しの中で生活していたホーチミンから、真冬の日本へ。当日は小雪が舞うほど寒い日で、室外の庭園のバージンロードは薄着のウェディング衣装には堪えた。新卒で同期入社した彼女は、自分がベトナムに行く前に先立って、アフリカのウガンダに行っていた。彼女は子供の頃からアフリカが好きで将来はアフリカに関わる仕事がしたいと考えていた。実際に初めての単身海外旅行は、2000年頃にカメルーンに1ヶ月間宛もなくいったらしい。なんと激しい女子だ。その後、ケニアに半年間のNPOのインターンで働いた経験もある。そんな彼女は、大学...
ICONIC CO., LTD.
1年以上前
第3話 ベトナムでの起業前夜
~第3話 ベトナムでの起業前夜~ベトナム書籍の企画で300社以上の企業訪問し、結果的に100社弱の参加を獲得することができた。その中の1社が、元日系ゼネコンで働いた技術者が立ち上げた内装・家具の会社だった。彼は日本向けに自身が製作する家具を輸出を企て、そのために日本人で品質管理や営業ができる人がいてくれたらいいのだが、誰か紹介してくれないかと尋ねられていたのだった。日本人技術者やビジネスマンを求めているベトナム企業が存在するというニーズを知った瞬間だった。そもそも、社会にインパクトを与えるんだと言う思いを持ち始め起業家を志した。社会に影響を与えるためにはどうしたら良いのだろうか?ずっとこ...
ICONIC CO., LTD.
1年以上前
第2話 ベトナムに単身やってきた
2007年2月にホーチミンのタンソンニャット空港に降り立った。大洪水の様に降り注ぐノーヘルのバイク集団が、排気ガスまみれの空気をかき混ぜ、塵と誇りが舞う。ヌックマムの香りが、汚れた空気と強い日差しと相まって東南アジアにやってきた感情を掻き立てた。「ここから自分の人生がスタートするんだ!」強い思いでホーチミンの地に足をおろした。ベトナムで起業するという思いを胸にやってきた自分は、意気揚々と少しの不安を持ちながらやってきた。とはいえ、取り急ぎすることといえば、当面は知人の会社のお手伝い。まずはベトナムに慣れなければと、会社のサッカークラブやホーチミン人文社会大学等の大学で行われている日本語ク...
ICONIC CO., LTD.
1年以上前
第1話 そうだベトナムへ行こう!
初めにベトナムに住み始めて13年目、2019年7月12日に39歳になり30代も残り1年を切りました。20代後半、30代のほとんどをベトナムを始めとするASEANと共に歩んでまいりました。 ここ数年は、日本での事業を本格させているため、東京と行き来する生活の中で、日本とASEANを常に意識するという多重国人格?のような状態になってます。 本サイトでは改めて、これまでのASEANと日本で事業を立ち上げてきた中で感じたこと経験したことを綴っていきたいと思います。稚拙な文章になるかと思いますがよろしくお願いします。~そうだベトナムへ行こう~2007年2月3日、僕は単身でベトナムのホーチミンにやっ...
ICONIC CO., LTD.
4年以上前
「日本と海外、両方で働く」ICONICのインターンだからできること
自己紹介丸井颯大(法政大学3年生)2016年1月から6月までICONICの東京オフィスで、 6月下旬から2ヶ月間はベトナムのハノイオフィスでインターン中。ICONICでインターンをしようと思った理由ICONICでインターンをする理由は、2つありました。 1つめは、就職活動をするにあたってどういった業界や職種があるのかを知りたいと思ったから。もうひとつは、学生のうちに、日本と海外どちらでも働いてみる経験をしたかったから。 大学のアメリカ留学プログラムを経て、文化や宗教、考え方など異なるバックグラウンドを持つ人と一緒に働くことは、大変でもあるけれど、非常にエキサイティングなことだと感じていま...