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高級店のネイリストから、婚活サイトのwebディレクターになり10年。飽き性の私が『この先もディレクターでいたい』と思う理由。

こんにちは。IBJ広報です。

今日のブログは、IBJ働く人シリーズ第10弾。プログラマー ≫ ネイリスト ≫ webディレクター という異色のキャリアを持つユニットマネジャーの大谷さんをご紹介します!


大谷さんは、いるだけで周りを明るくさせるような素敵な方で、このインタビュー中も終始笑いが絶えない楽しい時間に ✌

自身を”飽きやすい性格”だと話しますが、この先もずっと現場の第一線で働いていたいと言う大谷さん。そんなwebディレクターの楽しさについて、伺っていこうと思います。


プロフィール

▼文教大学 情報学部にて、プログラミングを勉強。

▼開発会社、ネイル店スタッフを経て、2009年にIBJへ入社。

▼入社後、婚活パーティーの司会や、各サービスのwebディレクターを担当。

▼現在は、コミュニティ事業部(婚活サイト)のwebディレクターとして活躍。

▼お酒、ねこ、体を動かすことが好き。



インタビュー

ーー沢山の人と関われるからこそ面白い

(広報)---大谷さんが担当されているwebディレクターのお仕事について教えてください。

(大谷)「webディレクターは、サイトを効果的に運用させるために、関係者とwebサイトの方向性を決定し、制作・開発チームをまとめて指揮する仕事です。企画を考えて画面指示書(構成)を作ったり、テストの指示書やスケジュール線表を引いたり。人によってはシステムの操作マニュアルを作ることも。」

(大谷)「サービス側からの要望には、実現の可否に関わらず全てヒアリングをするようにしています。どんなにすごいことや大それたことでも全て聞く。その中で、出来るのか出来ないのか、どうゆう機能を入れたらサイト力が上がるのか、どうゆうデザインにしたらユーザーが使いやすいのかを考えていきます。関係者とコミュニケーションを密に取りながら、案件を走らせていきますね。」

(広報)---今はどんなサービスを担当されていますか?

(大谷)「現在は、KKRブライダルネットという国家公務員共済組合へ向けた婚活サイトを担当していて、丁度この前フルリニューアルが終わったところなんです。今年の初旬からスタートした案件で、大体11ヶ月位かけてデザインのリニューアルを行い、今は運用後の数値を追っている段階ですね。サービス責任者、webディレクター、デザイナー、エンジニア、お客様サポートが関わる案件でした。」

(広報)---多くの人が関わる案件を指揮するのは大変ですよね。

(大谷)「大変ですが、色んな人が関わるからこそwebディレクターの仕事は面白いです。皆さん違う分野で活躍される、言わばその道のプロフェッショナルじゃないですか?私は飽きやすい性格なので、そうやって全然知らないことを知れたり、上手くいかないことがあっても逆に面白い(笑)

(広報)---めちゃくちゃポジティブですね!でも、プロだからこそ各々プライドがあると思いますが、どのように意見を汲み取りながら導いていくんですか?

(大谷)「必ずどんな案件にも目的があります。会員を1.5倍にしたい、マッチング率を倍にしたいとか。ゴールに向かってみんな走っているわけなので、ゴールに沿っていることであればどんなことがあってもいいと思っています。だから、私の意見を押し付けたり、無理矢理導くことはしないと決めています。もしゴールから逸れているのであれば軌道修正すればいい。たとえ意見がぶつかったとしても、ゴールにとって良いことなのであればそれは受け入れます。仲違いしているわけではないので。」

(大谷)「予算や納期の都合に反してしまったとしても、私が無理に調整しようとするのではなく、担当者を集めて話し合う場を設けています。一度原点に立ち返り、ゴールにとって優先度の高いことを決めていく。これとこれを組み合わせたらもっと良くなる、これは次のフェーズでやったらもっと良くなる、というような。」

(広報)---最初に、メンバー内でゴールを明確にすることが大切なんですね。

(大谷)「そうですね。ゴールを決めた上で、各所に”これをやってほしい”と話します。それも、出来るだけ楽し気に(笑)”こんなことやらなきゃいけないの” 、"こんな大変なことをやらなければいけないの”と考えるよりも、未来に向かってやることだから楽しいほうがいい。」

(広報)---大谷さんって、苦手な人とかいるんですか?

(大谷)「いますよ~実は小心者です(笑)でも人と関わるのは好き。webディレクターの楽しみってそこだと思っています。色んな人と関われて、ゴールに向かって一気に突っ走れるという感覚は、この仕事特有の楽しさなんじゃないかな。」

(広報)---確かに、大谷さんっていつも笑顔で楽しそうですよね。

(大谷)「沈むこともありますよ(笑)そういうときはお酒を飲みにいったり、飼っているねこに癒されてみたり。あと、今は週2回くらいジムに通っています。気持ちがリセットするというか、スッキリするんですよね。ランニングマシンで1時間は走るようにしていますが、最初は仕事のこととか考えてしまっても、最後のほうは何も考えられなくなり無心になる。YouTubeも見れるので”ナス恋チャンネル”を見て走ることも(笑)」


ーー『人』も『web』も両方好き

(広報)---IBJに入社する前は、どのようなお仕事をされていたのですか?

(大谷)「新卒のときは開発会社のプログラマーをしていました。大学のとき、情報系の学部でプログラミングを勉強していたので。当時は、夢中になってひたすらPCと向かい合っていましたね。楽しくて1日があっという間。そこからジョブチェンジして、ネイリストになったんですよ。」

(広報)---何故、転職されたんですか?

(大谷)「プログラマーは楽しかったのですが、本当に人と接しないんですよ。だから、もう少し人と話したいと思ってしまったんですよね。そんな時、たまたま通っていたネイルのスタッフさんに ”うちでスクールやってるから働きながら来てみない?” と声を掛けていただいて。習い事がてら通っているうちに、だんだんと仕事にしたいなーと思い始めたんです。」

(広報)---プログラマーからネイリストって、面白いジョブチェンジですね。

(大谷)「そうですね、きっと流行りものが好きだったんだと思います(笑)その頃はまだネイルが出始めの頃で、プログラマーになったときもITが流行り始めたときでした。」

(広報)---ネイリストさんって、小さな爪の中に細かく絵を描いたりと、本当に皆さん器用ですよね。

(大谷)「練習すれば意外と出来ますよ(笑)ネイリストだったときは、好きなネイルも出来て、お客さんともずっと話せて、すごく楽しかった。お客さんが指名し続けてくれることが喜びでした。」

(広報)---施述中、2時間くらいはお客さんと向き合うわけですよね。美容院みたいに雑誌も読めないから、ずっと会話するしかない状況で。全く話さなかったプログラマーから、1日中話続けるネイリストになって、疲れることはありませんでしたか?

(大谷)「疲れはなかったです。もちろん会話がかみ合わないと思う人もいました。最初の頃は、それでも頑張って話をしなきゃ!と思っていましたが、無理して話さなくてもお客様は意外と満足されていることに気づいたんですよね。話を聞いてくれるだけで良いとか、実はあんまりお話しされたくないとか、人によって心地よさは違うので。」

(広報)---会話力が上がりそうですね!

(大谷)「そうかもしれないですね。私がいたお店は高級店だったので全て個室だったんですよ。だからか、お客さんも色んな話をしてくれて、単純に面白かったです。」

(広報)---高級店ってどれくらいの価格なんですか?

(大谷)「グラデーションやフレンチとか、シンプルなデザインのジェルネイルで2万円とか。」

(広報)---え、高い!

(大谷)「結構セレブなお客さんが多かったので、少しでも伸びたらオフしてしまう人も多く、大体2週間位でネイルチェンジ。そう思うと高いですね(笑)最高だと、4万位のネイルをされるお客さんもいました。すぐチェンジするから爪に負担がないように、あえて爪を削りすぎず浮きやすくしておいたり。その時は、接客含めて金額に見合う仕事をしなければ...という気持ちでした。」

(広報)---びっくりです。次元が違いますね...。そこからどうしてIBJに?

(大谷)「本当はネイリストとしてずっと働いて、いつかは自分のお店も持ちたいと思っていたんです。でもネイルは結構強い薬を使うので、体調を悪くしてしまって。そのまま続けることも出来なくはなかったけれど、せっかく予約を入れてくれたのに体調を崩して出られなかった、とはなりなくなかったんです。」

(広報)----大好きなネイルだったのに、悲しいですね ; ;

(大谷)「3年続けた大好きな仕事だったので、その時は結構落ち込みましたね...。だからまず業界を離れようと思ったんです。美容系の仕事を続けて、ネイルをしている人を見ているのも辛いな~と思ったので。そんなとき、求人雑誌で”婚活パーティーの司会”という募集を見たんです。人前に出るのも苦じゃないし接客の経験もある。そしてwebを使って集客をするという、webとサービスの経験をどちらも活かせるかなと思ったんです。

(広報)---大谷さんはIBJに入社してどれくらいになりますか?

(大谷)「10年くらい前に入社しました。そのころは婚活がまだ浸透しておらず、婚活が何かなど、よく分かっていませんでしたね。入社してからは婚活パーティーの司会をやりました。最初はドキドキで、いざ40人くらいのお客さんを前にして話すと、噛み噛みだし何を言っているか分からなかったと思う(笑)でもお客さんがとても優しい方ばかりで”がんばれー”って応援してくれるんですよ。最後のカップリング発表が終わって、”今日はありがとうございました”と言うと、みんな拍手してくれたり。もう半泣きでした(笑)」

(大谷)「当時はまだwebのディレクターがいなくて、サービス部門がサイトも運営していたんです。でも、パーティーの開催数も増えて出店も増え、だんだんと回らなくなってくるんですよね。そこで、webも好きだし、経験もあったということからwebディレクターになりました。」

(広報)---そうなんですね!先程飽きやすいとおっしゃってましたが、10年くらいIBJで働かれていて飽きることはなかったのですか?

(大谷)「飽きる時間がなかったですね。IBJの中でも本当に色んなサイトを担当させてもらったんですよ。パーティー・合コン・結婚相談所・婚活サイト・新規事業などなど。でもwebディレクターになって長いので、”前はこれでうまくいった”という成功体験に固執してしまいそうになるときはあります。だから、一つのプロジェクトが終わったらみんなで打上げにいくんですよ。その案件に区切りをつけて、また新たな気持ちで次のフェーズへ進むために。過去の案件はどんどん捨てていく(笑)」

(広報)---案件が終わった後の打上げはきっと最高ですね!

(大谷)「みんなで最後まで走り切って、それを世に送り出したときは最高の気分です(笑)リリース後に結果を追っていき、想定以上の成果が出た時は一番やりがいを感じますね。最近思うのは、今後もずっと現場でいたいなーと。次々と入ってくる若いデザイナーと、小っちゃいことで喧嘩したり、若い子の発想を聞いて”そうゆう視点もあるんだ”という発見を楽しんだり(笑)新しいものを吸収することに、楽しいと思えたらいいですよね。webの世界で、年齢は関係ないと思っていて。ユーザーからしたら、このサイトを作った人が何歳かなんて分からない。大切なのはその人なんですよね。だから、私はギリギリまで現場でいたいです。」


ーープロフェッショナルになる必要はない

(広報)---どんな方がwebディレクターに向いていると思いますか?

(大谷)「webの知識が必要とか言われたりもしますが、すごいスピードで変化していくので、一年前の知識が使えなかったりすることもあります。だから知識というよりは、webやアプリが好きで、且つ、人が好きな人は向いているんじゃないかなーと思います。どちらかだけが好きってなると、バランスが崩れてしまう。あとは、好奇心旺盛でお調子者だと楽しく働けると思います(笑)」

(広報)---変化が激しいからこそ、それなりに勉強はし続けなければいけないですよね?

(大谷)「ある程度、理解できるようにはします。勉強ってほどでもないけど、webディレクターとしてよく言われるのは、”広く浅く知識を得なさい”ということ。開発のこと、デザインのこと、接客のことなど。どれかを突き詰めてプロフェッショナルになるというよりは、広く浅く知識を得ることで興味が広がっていきますね。エンジニアの言っていることが分からなかったけれど、何となく面白そうなことを言っているから勉強してみようかな、とかでいいと思います。」

(広報)---そうなんですね。色々とお話しいただいてありがとうございました!



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