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「マイクロマネジメント型カルチャーではないので、成長する中でも自主性・専門性を活かして働ける」急拡大するhacomono開発チームで松尾祥平が挑戦したいこと

「興味本位で飛び込んだIT業界だったのですが、エンジニアとして開発に携わっていくうち、モノづくりに対するこだわりが生まれていきました。思い描いた通りに動くサービスを作りたい。その気持ちが、今は仕事のモチベーションになっています」

証券会社での営業職を経験後、職業訓練校を経てエンジニアとなった松尾祥平は、さまざまな会社でのキャリアを経て、2020年9月にhacomonoへと入社しました。

当社は、リアル店舗向けの顧客管理、予約、決済システム「hacomono」を提供しているスタートアップです。フィットネスクラブや各種スクールなどを中心に導入が進んでいます。

求人に応募を知ったのは“池袋に会社があったこと”がきっかけで、「何の事業をしているかも最初は知らなかった」と話す松尾。彼が新たなキャリアとしてhacomonoを選び、今に至るまでどのような物語があったのか、エンジニアに対する思いの変化などを聞きました。

仕事への向き合い方を教えてくれた、職業訓練校での出会い

――松尾さんは大学を卒業後、証券会社に就職したんですよね。しかも、営業職?

そうなんです。サイヤ人みたいな戦闘民族ばかりだったので、良い経験だったなと思いつつ、大変でしたね。いきなり上司から「なんでできてないかわかるか?」と問い詰められて、困っていると「できてないからだよ」と言われたことを覚えています。今振り返ると「体育会系だな」と思いつつ、「どこか哲学的」と思う部分もあります(笑)。

――エンジニアになろうと思ったのは、何か転機となる出来事があったのでしょうか?

きっかけは些細なことでした。当時、Twitter社が上場するのを見て、「IT業界って面白そうだな」と。それから証券会社の退職を決め、職業訓練校に入学しました。

今振り返ると、そこでの先生との出会いが現在もエンジニアを続けられている分岐点になったような気がします。現場のような感覚でプログラミングを教えてくれる先生だったんですよね。最初のころはわからないことがあると、すぐ解決法を聞いていたんですが、その先生は答えを教えてくれないんです。「どうすればいいか、調べてみなよ」って。

仕事であれば、多少のわからないことは調べるなどして自力で解決しようとするじゃないですか。1から10まで全部上司に聞けばいいというスタンスではダメで、ある程度自分で調べるのが前提となっていますよね。実際にその先生は、「ここまでは調べられたけれど、そこから先はわかりませんでした」といった形で質問をすると、「いいね」と感心しながら教えてくれたんです。私にエンジニアとしての仕事の仕方を教えてくれた人でしたね。

――良い先生との出会いは大切ですよね。

そうですね。受け取る側のマインド次第という面もあるので、誰にとっても素晴らしい先生とはならないでしょうが、私にとっては良い影響を受けた出会いでした。答えを教えてくれるわけではないけれど、道を間違えると方向を正してくれる道標のような存在でしたね。

――卒業後は、エンジニアとして就職されたのですか?

はい。金融系のデータを扱っているベンダーに就職し、データの打ち込みやテスト関連の業務を経験しました。その後、複数の企業で実務を経験し、hacomonoで5社目となります。

技術だけでなく、カルチャーマッチを大切にすることに共感

――hacomonoを知るまでの経緯も教えてください。

前職は受託業務が7割、自社サービスの開発が3割というバランスで業務が成り立っている会社でした。上司と同僚が優秀な方ばかりで学ぶことが多かったのですが、複数のタスクを自分でスイッチを切り替えながら業務に向かうのが苦手だと感じていて。どちらかにフォーカスした形で、自分の技術レベルをより高くできる環境に転職しようと考えていたんです。

――転職を始めようと思ったころから、hacomonoのことを知っていた?

いえ。働く場所を池袋にしたくて、求人サイトで色んな企業を探していたら、見つけたというのが正直なところです。当時は社名がまだ「まちいろ」のころでしたね。

――なぜ池袋で働きたかったんですか……?

江古田に住んでいたので、単純に近いところで働きたいということ。あとは、キラキラしたスタートアップとかは六本木にオフィスを構えているイメージが強いのですが、私はそういう雰囲気が苦手で……池袋の方が自分に合いそうと思っていた部分もあります(笑)。

――そんな経緯があったんですね(笑)。実際に選考を受けてみて、印象はどうでしたか。

人が一番良いなと感じました。当時は5社ほどの選考にエントリーしていましたが、中には「取り調べか」と思ってしまうような面接もあるんですよね。1人が質問して、1人がずっとメモをしているみたいな。hacomonoの場合、代表の蓮田やCTOの工藤をはじめ、さまざまなメンバーと話をさせていただいたのですが、みなさん和やかな雰囲気で仕事をされているのが印象的で。この環境なら気持ちよく働けそうだと感じたのを覚えています。

――面接を受ける中で印象に残っている質問とかはありますか?

「業務上、サポートチームやカスタマーサクセスチームとのやりとりも発生しますが、抵抗はありませんか?」と、コミュニケーション面を気にかけてくれたことですね。

技術について聞かれるのはもちろんですが、会社のカルチャーに合うかということも丁寧に面接ですり合わせしてくれたので、入社後のギャップは少ないだろうと思いました。

拡大する組織で開発チームを立ち上げられる、これ以上ない場

――2020年9月に入社をされて、面接当時とのギャップはなかったですか。

なかったですね。CTOの工藤が大枠のレールを敷いてくれて、その後の工程については好きに任せてくれます。不安な部分があれば、相談するとアドバイスしてくれて。このマイクロマネジメントし過ぎず、完全な放置でもないバランスがとても心地よいです。

――hacomonoはトップダウン型のマネジメントではなく、それぞれが裁量を持って仕事をするのも社内のカルチャーですね。今はどのような業務に?

これまでは、hacomonoに集まるデータを分析しやすくするための基盤開発や、アンケート機能の開発などを担当してきました。5月からは「BizDev」という新しいディビジョンができたので、そこと開発チームをつなぐカウンターパート的な役割も今後担う予定です。

――もう少しで入社から1年、仕事に対するご自身の気持ちに何か変化はありましたか?

もともと苦手だと思っていたマルチタスクが、実は得意分野なのではないかと感じるようになったのは、大きな変化でしたね。案件によってやることがガラッと入れ替わる受託業務と違い、hacomonoではすべての業務が自社サービスのグロースや改善につなげるためとゴールは変わらないので、脳内処理がしやすいからなのかもしれません。最近だと、たくさん降ってくる細かいタスクを順番に解決するのが、「楽しい」とも思えるようになりました。

あと、エンジニアという仕事への捉え方も変わりました。最初は「面白そう」という気持ちだったのですが、経験を重ねる中で、「想定した通りに動くサービスを作りたい」「良いモノづくりがしたい」という気持ちが強くなりました。私に仕事を教えてくれたのが能力の高い方ばかりだったので、自ずと彼らのようになりたい気持ちが芽生えたのだと思います。

――松尾さんにとって、その能力の高い方々はどのような存在だったのか教えてください。

たとえば、この職種に求められる能力に、エンジニアスキルとマネジメントスキルの2軸があるとするならば、これまでに出会ってきた人たちは、両方を兼ね備えている人たちばかりでした。リーダーになると、実際に手を動かす環境からは少しずつ離れていくのですが、その間に新しい技術が出てきても、他の誰より早くキャッチアップできているんです。

基本を完全に押さえているので、多少の変化では動じないんですよね。それでいてチームのマネジメントも完璧にこなしてしまう。経験を積んだ今でも、どうすればそうなれるのか想像がつかない部分もあります。ただhacomonoでBizDev チームのカウンターパート的なポジションにも挑戦するので、クライアントとの折衝やディレクション業務などを経験し、少しでも追いついていきたいです。

――hacomonoでは現在、テックリードをはじめとしたエンジニアの採用を特に強化しています。松尾さんから見て、今当社に入社するとどのような魅力があると考えられますか?

まずは自主性を持って仕事に取り組める点ですね。hacomonoはマイクロマネジメント型のカルチャーではないので、それぞれの専門性を生かして自分のやり方で業務を進められます。細かく管理されるのが苦手な方にとっては、伸び伸びと働ける良い職場だと思います。

また、hacomonoはスタートアップなので、大手企業のように立派な開発環境があるわけではありませんが、裏を返せば、これから社員一人ひとりが手探りで作り上げていくやりがいのある職場とも言えます。急拡大する組織で、メンバーで相談しながらより良い環境やサービスを作り上げていくのは、大手企業だとなかなか経験できません。そのような状況を魅力的に感じる方にとっては、これ以上ない場となるのではないでしょうか。

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