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なぜCTOたちはAIベンチャーに参画したのか ~舞台を建設現場からパソコンの前に変えた 木虎CDO 編~

京都を中心に、フィリピン、仙台などにリモートメンバーを抱える #京都AIスタートアップ のハカルス。ハカルスには、なんと3人の"元CTO"が在籍しています!

”元CTO”たちは、なぜハカルスを立ち上げたのか。なぜハカルスに参画したのか。

第1回目は、現在もハカルスでCTOをつとめる染田のインタビューをお送りしました。第2回目の今回は、今年の4月にハカルスにジョインしたばかりのCDO(チーフ・データ・オフィサー)の木虎さんのインタビューをお送りします。大学では情報系ではなく機械工学を、最初のキャリアは建設現場から?!スタートした異色の経験を赤裸々に語っていただきました。

エンジニアという職業に出会うまでの、ちょっとだけ長い道のり

— 木虎さんは今年の4月入社なのですね!まだ3ヶ月ですが、どうですか?

環境が変わったこともあるのでしょうが、以前よりも密度の高い日々を過ごせているのかなと思います。年齢を重ねるとともに時の経過が早く感じられるようになっている毎日です。しかし、一方でここ最近は少し前のことが随分前のことのように感じられることもあります。密度が高い証拠だと思います。


— ハカルスに入ろうと思ったきっかけは前職の同僚だった染田さんだと聞いています。ちなみに、染田さんと出会うまで、どのようなお仕事をされていたのですか?

まず、大学を卒業してから、実はすぐには働き始めませんでした。大学は工学部の機械系だったのですが、そのような業界に行きたい気持ちもなくて。学生時代、まとまった休みが取れるたびに、アルバイトで建設現場に行って働いていたんです。それを卒業後もしばらく続けていましたね。


— え、そうなんですか?その間は、建設現場以外では何をされていたのですか。

公認会計士の資格試験の勉強をしていました(笑)。大学の勉強とは全く関係ないのですが、なんとなくですが”コンサルティング”と呼ばれるような仕事に興味はあったので、そんな仕事に繋がりそうだったので勉強を始めました。


— その頃は、まだプログラムを書くキャリアには出会っていないのですね…。エンジニアとしてのキャリアはいつ頃からなのですか?

27歳くらいからで、そこからがフルタイムで働く、社会人としてのスタートです。先ほどの通り、”コンサルティング”に興味はあったので、システムコンサルティングと呼ばれるような会社に、未経験からエンジニア職として飛び込みました。その会社では自社開発のパッケージソフトをカスタマイズして各社に納品し、運用・保守をしていました。


— 最初の会社はどうでしたか?この会社への就職をきっかけに上京もされたと聞いています。

はい。最初の会社では、今はあまり聞かなくなった、ASPなどの技術を使って開発していました。仕事につき始めて2年も立たない頃、プログラムを書くことや開発という仕事自体にはおもしろみを感じていたのですが、もっと新しいことをやってみたくなってきました。Microsoft に閉じたプロプライエタリなソフトウェアではないものへの興味や、LinuxやJavaと言った、当時主流になりつつあった技術に触れてみたいとう気持ちが強くなったのです。

そんな時に、CTOの染田と出会うきっかけとなる関西の会社とご縁がありました。1社目の就職で、上京していたこともあり、関西に戻るのは後ろ髪を引かれる思いでしたが…2社目の会社に飛び込んでしまいました。



今に繋がる大きなきっかけとなる2社目での経験

— 2社目の会社は11人目の社員だったと聞いています。規模的には今のハカルスくらいでしょうか。その会社は、マーケティングを事業とする会社だと聞いています。そこで今のハカルスの業務とも繋がる自然言語処理やデータ解析などのお仕事をされるんですよね。

はい。その会社では、テクノロジーとマーケティングでクライアントの課題を解決する会社でした。具体的には、データを用いたWeb上でのユーザーの行動分析や価値観の分析を、自然言語処理を用いて分析していました。その分野では、最先端の事例や技術が学べる環境でした。

その会社の後に、一度自分がCTOとしてベンチャー企業を立ち上げたのですが、その後また2社目に戻っています。合計すると8年ほどその会社にはお世話になっていました。


— そんな中で、ハカルスに入社して、また染田さんと働こうと思われたんですね!色々理由はあると思うのですが、何が一番の決め手になりましたか?

一番の決め手を絞るのは難しいですね。色々あります。



セクショナリズムに煩わされないスタートアップな環境は、何にも代えがたい面白さを生み出す

— 今までなんども10名前後の規模のスタートアップ企業を経験されていますが、正直スタートアップは大変なことも多いと思います。それでもわざわざ、ご自身の舞台として選ばれる理由は何ですか?辛くないですか?(笑)

そうですね。スタートアップが好きなんだと思います。大企業を経験したことがないので比較はできませんが、スタートアップを選ぶのは性格じゃないでしょうか。


— そうなんですね。染田さんも同じようなことをおっしゃっていました。

スタートアップは良くも悪くも未整備です。だからある程度成熟し整備された企業と比べるとルールに煩わされることが少ないことや、自分自身で文化や会社の仕組みづくりに参加しやすいところが魅力です。会社の黎明期の目まぐるしい動きを当事者として経験できるのも良いですね。それになんと言っても成功したときのリターンが大きいのはスタートアップに魅力を感じる大きな理由の一つです。その他、小規模なので自分の貢献度が実感しやすいこととか、経営陣との距離が近いとかも私にとっては大事な点です。


— お話をお伺いしていると、一度スタートアップの楽しさを知ってしまうと、抜けることができなくなりそうですね(笑)。経営陣との距離が近いと、意思決定のスピードも早そうで、本来の仕事に集中できそうなイメージです。

そうですね。スタートアップにはセクショナリズムはありません。なので何かを進めるのに他部門との調整ごとなどのいわゆる政治的なことに煩わされることもありません。正直に言って大変なこと辛いことも少なくないですが、これらの魅力には代えがたいですね。大変だからこそ自分も成長できると思っています。


— これは、染田さんにも伺ったことなのですが、最後に聞かせてください。ズバリ、今ハカルスに入社するメリットはなんですか?!

考え方や感じ方は人それぞれなのでメリットを挙げるのは難しいですが、この環境を少しでも楽しめるのであれば絶対に成長できると思いますし、成功したときのリターンが大きいことでしょうか (笑)。


— 夢のあるコメントをありがとうございました(笑)!

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