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投資目線での企業分析から後悔しないキャリアの歩み方まで~CFOからリアルを学ぶ就活セミナー開催

こんにちは!人事部の田中です。あちこちで会社説明会や合同説明会が実施されるなど、23年度新卒の就職活動もいよいよ本格的にスタートしましたね。

そんな3月上旬、就活生に向けてGunosyの間庭CFOを講師に迎え、ちょっと変わった切り口の就活セミナーが開催されました。

題して『投資銀行・一部上場CFO両面の視点から紐解く事業分析の極意とは』…就活生はもちろん投資や経営に興味のあるビジネスパーソンにとっても興味がそそられるタイトルではありませんか?

ファシリテーターは『Goodfind』という就活プラットフォームを運営するスローガン株式会社の土屋さんです。早速、どんなセミナーだったのか見ていきましょう。

冒頭、土屋さんから参加者にアイスブレイクとして間庭さんへの質問を集めました。その一部を紹介します。

「財務的に問題のある会社の見分け方」

「今後成長していく事業や企業の見分け方」

「非上場企業の分析方法について」

「間庭さんのキャリアについて」

ほかにも投資や企業分析に対して突っ込んだ質問がたくさん寄せられました。今回のテーマに対する興味関心だけでなく、参加者の意欲の高さも感じます。

セミナーの流れですが、まずは投資における企業分析の3観点を講義します。さらにパネルトークをはさんだ後、投資家目線で見る今の時代のキャリアの歩み方についての講義。就活の際に重要な業界選びや会社選びの軸を作る上でも、社会に出てからのキャリアの積み方についても学べる非常に意義ある90分です。

登壇者:間庭さん/株式会社Gunosy 取締役 最高財務責任者(CFO)

いよいよ間庭さんが登壇。軽快かつテンポのよい語り口で自己紹介をはじめます。東京大学工学部を卒業後、ゴールドマン・サックス社で投資のキャリアを積み、その後アーリーステージのベンチャーで資金調達をはじめコーポレート業務全般を経験。2018年からGunosyに参画し、翌年からCFOとして辣腕をふるっています。

投資家ならではの企業選びの観点を伝授

講演①は『投資における企業分析の3 + 1観点』と題して、企業に投資するとしたらどの指標をどういう観点でチェックするかについて教えてもらいます。

間庭さんからはそれぞれの観点について非常にわかりやすく解説してもらいました。

中でも就活生にダイレクトに刺さっていたのは2の企業、プロダクト(サービス)のユニークさ、競争優位性について。

これをキャリアに置き換えると「プロダクトではなくて企業のカルチャーとしてのユニークさといえるのではないか。それは面接官の言葉の端々に出るので、面接ではいろんなことをいろんな角度から聞いて、その答えを判断材料にすればいい」とアドバイスいただきました。

さらに3の経営者などその企業で働く人たちの魅力。投資においてもいちばん大きな判断要素は人である、と間庭さん。投資でいえば自分たちのお金を預けることになる。就職も自分の時間を預けるわけだから、一緒に働く人たちが自分にどのような影響を与えそうか、尊敬できそうかはかなり重要である、とのこと。

ここで参加者からいくつか専門的な観点での質問が飛び出します。

たとえば「デューデリジェンスで最初に確認する箇所は?」「非上場企業の分析方法」「ネガティブチェックする際の判断基準は」「デットの定量的指標とは」「TCFDについて」…

いずれもかなり専門的な内容でしたが、さすが間庭さん、ゴールドマン・サックス時代から培われてきたノウハウに裏付けられた具体的かつ説得力ある回答でした。

そもそも正解はない!?投資と就活の相似点

続く講演②は『投資家目線で見る今の時代のキャリアの歩み方』。間庭さん自身のキャリアの歩みをベースに、就職先選びの基準やキャリアアップとはといったテーマでの講義です。

この講義で間庭さんは、生き方が多様な社会では人生における大事なものの優先順位をつけることの重要性を説きます。

たとえばめちゃくちゃ成長して5年後すごく稼ぎたい人と、日本の高齢化社会を解決して社会保障の負担が大きいこの国を住みよい国にしたい人とでは、就職先として選ぶ基準が全然違います。もっといえば食に興味ある人、エンタメに興味ある人、ワークライフバランスを大事にしたい人…本当に多様化しているので何がいいか悪いかなんて決められません。

つまり、これが正解!というものがないのが就職であると。

そしてその就職と投資の共通点もそこにあり、何を優先順位と捉えるかが大事。後悔しない意思決定が何より重要と、かつてのベンチャー企業で活躍した人が多く起業している事例などをもとに解説してくれました。

就活生の間でも議論となる、大企業とベンチャーどちらが有利か、というテーマについてもベンチャーだからといって全員が成長できるとは限らないし、大手のほうが安定して成長できる場合もあると説明。ただ大手だろうがベンチャーだろうが、なるべく若いうちにチャレンジして物事を決断する経験、意思決定する仕事の経験は人を成長させる一つの良い機会なので、この軸は欠かせないと結論づけました。

人への感謝を忘れないこと

ほかにもたくさんの質問が来ていましたが、残念ながらここでタイムアップ。あっという間に90分が過ぎ去ってしまいました。

最後に間庭さんから、普段から大切にしている心掛けを話してもらって会は終了に。

  • 人への感謝を忘れない。家族、仲間、顧客…非常に重要である。
  • 朝、太陽を浴びるのは大事。頭を使うのも捗る。重要な意思決定の会議は朝。
  • 人には誠実に向き合うこと。それは自分がそうやって救ってもらった経験から。
  • その選択が正しかったかどうか誰もわからない。その後に頑張るぞと決めて、どれだけ頑張れるかでその選択が正しかったかどうかが決まる。
  • ここなら後悔なく頑張れる、努力し続けられる環境かどうかで選べば、頑張れば頑張るだけ選んで良かったと思える。たとえ転職しても。それが後悔しない意思決定。
  • 後悔しない意思決定の連続が素晴らしい人生を形成していく。

いかがでしたか?ダイジェスト版ではありましたが、セミナーの熱が伝わったのならうれしいです。もし、もっと詳しく聞きたい、知りたいという方がいればぜひ、Gunosyの門を叩いてみてください。

Gunosyではこれからも積極的に就活や仕事に関するセミナー、イベントを仕掛けて行こうと考えています。社内はもちろん、社外からも意欲的な方の参加をお待ちしています!


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Gunosyのミッションは「情報を世界中の人に最適に届ける」ことです。情報が増え続ける社会において、データとアルゴリズムの力で1人1人に合った情報を適切に届けることにより情報格差がある社会の課題解決を目指しています。 主力事業はスマートフォン向けメディアアプリである「グノシー」「ニュースパス」「auサービスToday」などを展開しているメディア事業です。メディア事業では、web上に存在する様々な情報を独自のアルゴリズムで収集し、評価付けを行い、パーソナライズしてユーザーに届けており、メディア累計のダウンロード数は6290万ダウンロード(2023年3月時点)を超え、国内最大級の情報キュレーションサービスとなっています。 継続した事業拡大に向けて強みであるテクノロジーの更なる強化に向けて、社内組織「Gunosy Tech Lab」において、自社プロダクトのアルゴリズム改善など、データによるプロダクト改善を続けると共に、社外への技術提供および学会における論文発表を中心とした研究開発も行っています。 新規事業への挑戦も行っており、2021年6月には変化の激しい時代背景や昨今のコロナ禍の影響で変化する情報の受け取り手の環境、ライフスタイルに寄り添う一つの方法として創業以来初のD2C事業『『ムードペアリングティー「YOU IN」』の販売を開始しました。 「情報を世界中の人に最適に届ける」というミッションのもと、「メディア」だけではなく「お茶」という手段を通じて1人1人の気持ちに寄り添う「ムードペアリング」を目指しています。 リリース後は、ふるさと納税の返礼品に選ばれるなど、新たな収益の柱となっています。 子会社のゲームエイトでは、国内有数のゲーム総合情報Webサービス「game8.jp(ゲームエイト)」を運営しており、月間4,200万人以上のユーザーが利用をしています。同社は、「game8.jp(ゲームエイト)」の海外展開など、更なる成長に向けた挑戦を行っています。 新規領域における非連続的な成長に向けた取り組みも実施しており、国内外の有望なスタートアップ企業に対するベンチャーキャピタル投資を推進しています。直近では高い成長率を見せるインド市場への投資も積極的に行っており、厳選された投資機会に対する出資・M&Aを通じて、既存事業以外の成長の柱の確立を目指しています。
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