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【前編】業界15年目と8年目のベテランに学ぶ、「三方よし」のビジネス、マーケティングリサーチが社会に与える影響とは?

こんにちは!GMOリサーチ技術広報のちはっぴーです。

突然ですが、弊社「GMOリサーチ」が属しているのは、”マーケティングリサーチ”という業界です。

ただ、突然「私たちは、マーケティングリサーチ業界です!!!」と言われても、パッと業態を理解できる方は少ないのではないでしょうか・・・?

しかしながら、実は私たちの提供している”マーケティングリサーチ”は、あらゆるサービスや製品を提供している企業や個人・・・のみならず、私たち消費者自身にも大きな関わりを持っています。

ということで。

  • マーケティングリサーチ業界では誰のためにどんなことをしているの?
  • その中でGMOリサーチはどんな立ち位置なの?
  • 実際に働いている人たちはどんなことに面白みを感じているの?
  • GMOリサーチは今後どのように進化していくの?
  • 今後一緒に働きたい人は?

・・・などなど。

本インタビュー記事では、マーケティングリサーチ、そしてGMOリサーチに興味を持っていただいた方ならきっと気になるであろう疑問をまるっと、マーケティングリサーチ業界を詳しく知るお二人にぶつけてみました!

インタビュイーのご紹介

伊藤さん(写真下):GMOリサーチ株式会社システム部所属。北海道出身、主な仕事内容はアンケート・集計システムの関連の開発に関係する要望、困りごとの整理整頓。ポジションはマネージャー。趣味はボルダリング。プログラムとボルダリングは試行錯誤しながら正解に近づけるところが似てるのでエンジニアにとてもお勧め。

藤本さん(写真左上):GMOリサーチ株式会社オペレーション部所属。石川県出身、主な仕事内容はオペレーション部全体のマネジメントと営業部からの案件相談対応など、ポジションはシニアマネージャー、趣味は飲酒と寺社巡り。御朱印収集しているが最近コロナ禍で書置きの御朱印が多くなり悲しい。

インタビュアーの紹介

益山(写真右上):GMOリサーチ株式会社システム部所属。技術広報2年目。主な仕事内容は、開発ブログの運営やSNSの更新、インタビュー記事の執筆など。鹿児島県霧島市出身。趣味は読書と漫画で、最近漫画『呪術廻戦』に我らがオフィス「セルリアンタワー 」が登場し大喜びした。

マーケティングリサーチ業界とは?

--伊藤さん、藤本さん、今日はよろしくお願いします。いきなりですが、お二人はリサーチ業界にきて何年目なんですか?

伊藤「僕は8年目かな?」

藤本「僕は2007年からなので、もう15年近いですね。」

伊藤「藤本さんは、インターネットリサーチのすべてを見てきたと言っても過言ではないですもんね(笑)」

--それは神ですね! 今日の対談にとって申し分ないお二方で安心しました(笑)ということで初めに、マーケティングリサーチ業界についてざっくり教えてください。

藤本「マーケティングリサーチ業界は、企業のマーケティング活動を手助けするあらゆる調査や分析を行う業界のことです。企業が求めている生活者の要望・市場のニーズを調べて企業へ提供しています。GMOリサーチではオンラインリサーチに特化して調査を行っています。」

--その中で、GMOリサーチはどんな立ち位置なのでしょうか。

藤本「まず他の調査会社さんと決定的に違う点が、うちの会社のメインのクライアントは調査会社さんやコンサル総研さんだということです。GMOリサーチは基本的には事業会社さんやメーカーなどのエンドクライアントさんと直接取引するわけではなく、調査会社さんを介して調査依頼が来ることが多いです」

--なるほど。

伊藤「下請けみたいに思われるかもしれないんですが、違うんですよ!!!!GMOリサーチはスピリットベンチャー宣言(※1)にもあるように、サービスインフラの会社なんです。実際弊社の保有しているモニター数(※2)は日本でもトップクラスです。アンケートモニターさんに特化している会社なので、アンケートに回答してくれるモニターさんを求めている会社であればどこでもクライアントになり得ます」

--確かに。GMOリサーチのビジネスモデルは、他の調査会社さんとは少し違って面白いなと思います。

(※1)GMOインターネットグループの企業理念。https://www.gmo.jp/brand/sv/

(※2)アンケート協力の承諾を得ている会員一人ひとりのこと。

ここがすごいぞリサーチ業界!リサーチ業界で働く魅力とは?


--藤本さんに質問なのですが、リサーチ業界ここが面白いぞ!ってアピールしたいポイントはありますか?

藤本「僕らオペレーション部は、クライアントからの相談内容を適切にWEB化することをミッションにしているんですけど、アンケートでの聞き方をちょっと間違えちゃうと変なデータが集まっちゃうんですよね。そのため、生活者の実態に即した調査結果が入るようにレイアウトや制御を出来る限り工夫してます。たまにクライアントさんから不可能に近い要望を出されることもあるんですけど、伊藤さんやシステム部の方に相談しながらできる限りの提案をさせていただくことを心がけています。」

伊藤「魔法を使わないとできないような要望がね、あるよねたまに(笑)」

藤本「そうそう(笑)GMOリサーチの特性上、直接エンドクライアントと接する機会が少ないのでフィードバックがもらいづらいんですけど、ごく稀にクライアントさんからこの調査をやったおかげで新しい商品発売しましたよ、とか、既存の商品を改良して新しいバージョンできましたよ、とかって聞くこともあって。間接的な立ち位置ではあるけど商品開発に携わりつつ、自分も一消費者として改良されたり新規に発売されたものを利用することもできる。実はかなり重大な役割を果たしているんだな、と思いながらやっています。

伊藤「リサーチ業界ってそういう意味ではすごく崇高というか、理念的には素晴らしいですよね。GMOリサーチのフィロソフィーでもある『想いを、世界に』は伊達じゃないんだぞ!っていうのを声を大にして言っていきたい・・・んだけど、うちの会社の性質上なかなかそれが見えづらい。」

藤本「僕もそう思います。オペレーション部では『知りたいと伝えたい、みんなを繋ぐ架け橋に』をフィロソフィーにしていて、企業と生活者の架け橋として、生活者の声を企業に届けようというマインドを持って仕事に取り組んでいます。社外はもちろん、社内のパートナーにももっと浸透させていきたいですね。」

--(良いお話を聞けてる・・・)

エンジニアから見たリサーチ業界の面白さとは?

--もしかしてシステム部にもフィロソフィーがあるんですか?(汗)

伊藤「あるよ!システム部は『開発力を向上して、プロダクトをどんどん開発・改善できるようにする。そして圧倒的NO1のサービスを生み出すことを通じて、社会に貢献する』ですね。ちょっと長いけど(笑)」

--『圧倒的No.1』がしっかりGMOっぽいですね。伊藤さんはこれまでゲーム業界や不動産業界などをご経験されていると思いますが、リサーチ業界で働いてみて感じたことがあれば教えてください。

伊藤「リサーチ業界特有なのかは分からないけど、とにかく動いているシステムの種類が多いですね。もっと大きなビジネスなら分かるんですけど、そこまで大きい業界じゃないのにリサーチだけやってれば良いわけじゃない。例えばモニターサイトも作らないといけないし、アンケートの作成、Market Observerの運用、モニター情報の管理・・・それに加えてGMOリサーチだと広告系のアンケートも付随してきます。」

--ちなみに何個くらいのシステムが動いているんですか?

伊藤「今は150くらいですね。

--150!!!!!覚えることめちゃくちゃ多そうですね(笑)

伊藤「覚えることは多いです。その分、身に付く知識や技術は多いんじゃないかなと思います。特にうちの会社は、ちゃんとやりたい理由とメリットを説明できさえすれば結構新しいことやらせてくれるしね。」

--そんなに覚えることがたくさんあって、忙しくないんですか?

伊藤「色んなことやってる割には少ない人数でやっていけていますね。残業も月平均で18時間くらいですし…。例えば8年ほど前にMarket Observerを作った時は、githubを使ったり、アジャイル開発だったり、マイクロサービスの走りみたいなシステム構成にしたり・・・当時にしては結構先進的な取り組みを色々していたので、今も割と改修なしで触れちゃってます。そういうのもあって40人強っていう人数でも回せているのかもしれません。」

コロナ禍で見えたリサーチ業界の変化とは?GMOリサーチもまだまだ進化中。

--昨年からのコロナ禍で、リサーチ業界に何か変化はありましたか?

藤本「各社様々に方向転換してきているな、とは思いますね。ある会社の例を挙げると、コロナ以前はオフラインの会場調査に力を入れていましたが、コロナ禍ではグローバル展開に舵を切っていました。一方、GMOリサーチでは、オンラインインタビューはもちろん、MO Liteアンケート(https://gmo-research.jp/service/japan-online/mo-lite-enquete

)のようにセルフで手軽に利用できるサービスの構築に力を入れ始めています。」

伊藤「うちはアンケートに回答してくれるモニターさんを求めている人であれば、誰でもクライアントになり得ます。これからは調査予算が潤沢な大企業や調査会社さんだけでなく、調査の内製化を望む幅広い範囲のお客さまに、より「手軽に、早く、安く」使っていただけるサービスを提供していこう!っていうのが昨年からの流れですね。」

--GMOリサーチの持つ”圧倒的な会員数”という強みが効いている感じがしますね。

伊藤「そうですね。うちはモニターさんが多いので、好きな属性のモニターさんにアンケートを回答していただけるっていう元々持っていた強みに加えて、すぐに聞けるとか、簡単に聞けるとか、そういった新たな強みを積み上げていってます。

--他にも何か変化はありましたか?

藤本「納品物の形式も変わっていくと思います。これまでは通常、ローデータ、データマップ、単純集計表の3点セットで納品していたんですけど。今後は調査データの活用法も進化していくと見込んでいるので、BIツール連携など、納品後もクライアント側で自由にデータを触ったり集計したりできる納品形式が増えていきそうだなと感じていますね。」

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後編では、よりGMOリサーチの内部に迫るようなインタビューをお送りいたします。
https://www.wantedly.com/companies/gmo-research/post_articles/324900
「マーケティングリサーチで実現したいこと」や「一緒に働きたいメンバー像」そして内部の裏話まで・・・引き続きお話を伺っていきます!
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