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【社員ブログ】フィリピン駐在日誌 ~常夏の島から世界へ~【Vol.3】

【大好きな人 in Cebu】

今回のブログはちょっとエモーショナルに、セブで出会った大好きな人について書きたいなと思います。

もし何かの縁で読んでくださった方が、ちょっとでもセブを知ってくださったら嬉しいです。

セブに住んでもう4年目。
この地に来たときは、初級英語レベルでした。

ご縁があって、フィリピンに入国した翌日から前職の語学学校でインターンとしてお世話になったのですが、最初は右も左も分からず、文化も全く違い、かなり戸惑いました。
セブに初めて来て3ヶ月後、インターンからマネージャーにならないかとオファーを頂いたときは、心から嬉しかったのを鮮明に覚えています。

仕事に没頭していく反面、この地に来て1年くらいは、どこに行っても(自宅でも)安心することは無く、常に気を張った状態でした。

今考えたら偏見でしかないのですが、当時は裸同然で歩いている人たちがみんな怖く思いました。笑
野菜も加工食品もスーパーで売っているものが腐っていること(または期限が切れている)があるなんて知りませんでした。

ましてや、おなかを壊して入院するなんて想像してませんでした。
(今や多少の腹痛やちょっとした嘔吐はなんとも思わない。笑)

実際セブに住むと、ここでは公表できないような闇を垣間見る事もあります。
生死に関わるショッキングな現実を目の当たりにします。

時には危険と隣り合わせになる事もあるので、その時は冷静な対応が求められます。
(旅行者の方はよほど羽目を外さなければそういう危険はないと思って頂いて大丈夫かと思います。ご安心を!!)

2020年3月

前職の会社が完全撤退し、無職になりました。
そんな中、コロナ渦でセブがロックダウンされ、町全体がパニック。
買い物すらまともにできず、逮捕者が続出しました。

日本人もなんだかよくわからないまま逮捕されるなんてこともちらほらありました。

また、政府から警察に一般人の射殺許可がでて、
いつも一緒に行動していた親友が逮捕され、搬送される友人と一緒に警察署に行き、
友人に非が無いという抗議をして・・・(ホントはちょっとだけ怖かった)

確かに、色々と厳しいシチュエーションではありましたし、
家族をはじめ、日本の友達からも「帰っておいで」と言われました。

でも私はコロナという外的要因から自分の選ぶ道を決めなければいけないのが嫌で、
「何かを言い訳にしなければいけない」決断をしたくなかったので、この地にとどまりました。
(これは、独り身で当時は何も守るものがなかった人間の気楽さであり、傲慢さであると理解しています。)

無職で、セブで、ロックダウンで、もがきながらコロナの中、事業を立ち上げました。
そしてその事業立ち上げがきっかけとなり、GPと出会いました

今回は、なぜ、この国が好きになり、この国に貢献したいのか、、

ではなく、、、
なんであの時、諦めずに自分の挑戦続けたのか、振り返りたいなと思います。

それは、この国でサバイブするにあたり、支えてくれる友達の大きさに、
感謝の気持ちがここまで人にパワーを与えるものかと実感できたからです。

この人がいなかったら、心が折れた。

この人がいなかったら、諦めた。

と、思える出会いがいくつもありました。

その一人が、恒(つね)さん。

恒さんはセブ・マクタン島にある、ラーメン屋【恒(つね)】のオーナーさんです。



ラーメンの麺は自家製手打ちで、どこか懐かしく特に醤油ラーメンは心落ち着く味わいです。

フィリピン人のお客さんにはラーメン屋でお馴染みですが、私たち日本人にとっては完全に居酒屋さんです。
もう、居酒屋メニューの充実している事!!笑

私のおススメメニュは・・・
鶏の唐揚げ
(絶対食べて欲しい!!めちゃくちゃ美味しい!必ず揚げたてです!!ジューシーサクサク!!)



牛のハツ刺身
(どうやって仕入れているのか・・・新鮮!!!臭み0!!!本当に美味しい!!!!)



その他にも、、、、

にんにくきゅうり
(こまか~くみじん切りしたニンニクときゅうりを和えたシンプルな1品。セブのニンニクは日本みたいに臭みがないんです。ニンニクの香り高さを最大限にきゅうりが活かすなんて、そのマリアージュ。きっと「うまい・・・」と言葉が漏れるでしょう)

だし巻き卵
(ふわっふあ。もう一回言います!ふわっふあ!)

砂肝ポン酢
(これで永遠にお酒がすすみます)

厚切り牛タン焼き
(知ってます?セブで美味しい牛タンが食べれる事)

どのお料理も日本で食べるのと遜色ない美味しさです!
前職でお世話になっていたときはよく部下を連れて行きました。

オフィスで、業務終了時間間際に「ツネ行く?」と聞くと彼らの表情がパアっと明るくなったことを良く覚えています。笑
親元を離れたハタチ前後の若い子たちが恒さんの料理を食べて、満面の笑みを浮かべます。
「日本の味だ~」って叫んでくれます。笑

でも、そんな恒さんのお店は、実はもともと日本人観光客を相手にしている商売なんです。

当然このコロナにおけるロックダウン(1年以上に及ぶ日本からの入国拒否)の影響をダイレクトに受けています。

現在の日本の情勢を鑑みるとちょっとセンシティブな内容かもしれませんが、
セブで事業をする私たちガイジンには助成金の支給はありません。

どれだけロックダウンしようとも。
営業不可の通達を受けても。

【商売続けられないなら、自国に帰れ。】

これがフィリピンで事業をするガイジンに突き付けられた現実です。
※2021年8月、ロックダウンのため店内飲食は再度禁止令が出ました。

そんな状況の中で恒さんの忘れられない言葉があります。

「日本・フィリピンでさ、32年飲食やってるけどさ、
マニラで、セブで、ラーメン食べた時、これは行けると思ったんだよね。
コロナでこうなってもさ、「商売」がやりたかったからね。意地だよ。
仕事だけやってればいいんだよ。これが俺が決めた道なんだよ。」

いつも、私を面白がって、可愛がってくれる恒さん。
私も恒さんを尊敬し、いつも気にかけています。

いつも見守ってくれる、応援してくれる、恒さんから受ける愛情が、
私のパワーをスーパーチャージしてくれているんです。

やだな。そのうち怪獣になっちゃうかも。

でも、大丈夫。

疲れたら恒さんとこ行こ。笑

あ、ループ。笑



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