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成長型コミュニティとは?GCストーリーを「コミュニティとチーム」2つの視点から考えてみた

社内でコミュニティに関する勉強会が開かれています。勉強会中に、とあるメンバーから「コミュニティとチームの違い」について疑問が出ました。

「コミュニティとチーム」は同じく集団における概念ですが、違いは分かりにくいように感じます。今回はコミュニティとチームの違いから、GCストーリーの組織を考えてみたいと思います。

※本記事は2019年6月20日にGCストーリー公式noteにて公開した記事のバックナンバーです。掲載内容も2019年6月20日時点の情報を基にしています。

コミュニティとチームの違い

「現在持つ価値観」で繋がるコミュニティ


コミュニティの語源は「共有する」意味合いを持つラテン語「communis」から来ているそうです。ここ最近のオンラインサロンに代表されるように「価値観で繋がる居場所」の意味合いが強いのではないでしょうか。具体例として「地域」や「スポーツのサポーター」「オンラインサロン」はコミュニティ的な側面が強い印象があります。

まだない」ものではなく「今ある価値観」でゆるやかに繋がる。
将来の「目的・目標」のために努力を惜しまない活動ではなく、ゆるやかに居心地よく安心できる場所のイメージではないでしょうか。

コミュニティ内では特定の限定された目的は存在せず、価値観で繋がります。仮に「達成すべき要素」がある場合はコミュニティの内部に「チーム」を作る必要があるようです。

コミュニティはお互いがお互いを尊重し、居場所を感じられる集団だと言えるのかもしれません。

「未来像や共通の目的」で繋がるチーム


チームの語源は「複数の牛や馬が荷車を引っ張る事」から派生しています。そこから、組織の意味合いへ発展していったようです。チームには「共通の目的や目標を持つ」組織が多いのではないでしょうか。例えばスポーツクラブなどは顕著かもしれません。団体スポーツの場合、共通の目的である「勝利」を全員で目指します。かつての会社や企業にもチーム的な要素が強かった印象があります。

GCストーリーもかつては、部署ごとに採算を分け、目標達成を目指す組織形態だったためチームの要素が強い時期もありました。

現在ではフラットに組織形態が変わり、コミュニティの要素が強くなった印象があります。ただ、コミュニティもチームも明確に区分が出来る訳でもなく、グラデーションがあるようです。

GCストーリーはコミュニティ?それともチーム?


これまでの会社像は、目標達成であるチーム型に近かったのではないでしょうか。しかし、パフォーマンス向上のために心理的安全性が言及されるなど、コミュニティの要素も現代では企業に求められている印象があります。

コミュニティとチームの切り口で見るとカルチャーや価値観への共感を大切にするGCストーリーはどちらに属するのか考えてみました。

PRJとして業務が発生するため「目的を達成する」チーム的な側面もある一方、「価値観で繋がる」コミュニティの要素も混じり、純粋に切り分ける事は難しそうです。そこで、勉強会の中で出たのが「成長型コミュニティ」の概念です。


「成長型コミュニティ」は前提としてコミュニティですが、その中にチームの機能を持ち合わせています

コミュニティの概念に寄るほど抽象度が高まります。理念や目指すものの実現のためには、具体的に物事を動かしていくチームの機能が必要になります。GCストーリーの場合、サービスプロモーショングループ(注:部署名)の中に特定の「サークル」が作られています。

サークルは「営業戦略」「新人研修」「採算管理」「組織運営」など「特定の目的・機能」を持ち、数人単位でチームが形成されます。出入りも基本的には自由であり、本人の意思が尊重されています。また、サークル側から個人のスキルを踏まえ声が掛かる場合もあります。

GCストーリーの場合は人間的な価値観で繋がる事を重視しつつも、コミュニティ特有の安心安全な場を創っています。その中で、チーム特有の物事を推進する力を発揮してその影響範囲の拡大を目指しています。

今回はGCストーリーをコミュニティ・チームの切り口から考えてみました。
現代の企業にはコミュニティ、チームの側面どちらも求められているように思えます。
働き方改革や人生100年時代など、「仕事」に関する認識が変わる一方で、企業に求められる役割も変化しているのかもしれません。

参考書籍

WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE. ~現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ~ (NewsPicks Book)
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