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【高知県北川村】開塾5ヶ月で見えた16名の変化。~高知県北川村営塾エソラ~

こんにちは!
村営塾エソラ塾長のジェイミーこと中川千絵美です。
7月に開塾式が行われてから5ヶ月が経ちました。

▲ 7月の開塾式の様子。表情にまだ緊張感があるように見えます

人口1200名の北川村。そんな村にある村営塾エソラには、16名の生徒が通っています。
これは、北川村の中学生の約7割がエソラに登録していることになります。
7割の生徒がエソラに登録してくれることは、簡単なことではありませんでした。

「この小さな塾がどうすれば良くなるんだろう?」と試行錯誤を繰り返してきた5ヶ月間。
今回は、塾の大きな軸である二つの授業と、少しずつ見えてきた変化をお伝えします。

大きな軸1:受験英語・受験数学

エソラでは週に2回、中学3年生を対象に受験英語・受験数学クラスを行なっています。
行う授業は、中学1年生からの総復習。
ただ復習をするだけでなく、高校入試に特に出やすい点に絞った授業を行なっています。

▲受験英語のクラス。長文読解で重要となる英単語のテストを行っています。

加えて、エソラの授業で意識しているのは「高校進学のその先へ」という点。
中学での勉強は、高校の基礎になるものばかり。今のうちに中学の基礎固めをすることで、高校進学のその先により多くの選択肢を持てるようにしたいと考えています。
今後は、エソラで学んだことを確実に定着させるために、生徒に合わせて授業をアップデートしていく予定です。

大きな軸2:スキルアップコース

もう一つの大きな軸が、週に1回の「勉強法を学ぶ」スキルアップコースです。
例えば「暗記の極意」「一日10分だけでいい!復習のベストタイミングとは」「インプットよりも実は大事!アウトプット勉強法」などを教えています。

▲「習慣化」について話した授業の様子。小さな習慣から始めたいことを、それぞれ発表しました。

脳の仕組みに基づいた勉強方法は、中学校の勉強だけでなく、高校の勉強や、将来の仕事にも役に立つものばかり。
実際に「教わった暗記方法を家で試してみて、本当に早く覚えることができた!」という声ももらっています。
頑張った分だけ成果に繋がる勉強方法を、スキルアップコースでは引き続きお伝えしていきます。

少しずつ見えてきた変化

授業以外にも、小さな積み重ねをエソラでは行ってきました。
例えば、集中できる環境を作るための机や椅子の配置の変更、保護者の方とのLINEや電話での密なコミュニケーション、生徒の状況を把握するための三者面談、学校や教育委員会としっかり連携するための定期的な報告。
その甲斐あって、先生や保護者の方からも「エソラっていいね」という声をいただけるようになりました。

▲教室に置いてある自己紹介ボード。些細なところから教室の雰囲気作りにもこだわっています。

例えば、先生方から「Aくんは、エソラに行き始めてテストの点数が確実にあがっている。勉強への姿勢も前向きになった」というお声をいただきました。
また、通常の授業だけでなく、任意参加の個別学習時間を活用する生徒も増えてきました。

▲ 個別学習の時間の様子。彼は自主学習であまり集中できないことが悩みでしたが、自分でその日の計画を立てて勉強することができるようになりました。

自分に合った勉強方法をエソラの中で見つけて、日々実践している生徒たち。
生徒との普段の何気ない会話からも、生徒が学習に前向きになっていることを感じられます。

教育という分野は、すぐには結果が見えづらいものですが、こうしてちょっとずつ変化が見えてきていることは非常に嬉しいことです。

終わりに

地方という環境は、都市部と比べると何かと教育機会に恵まれない。そんなイメージを持つ方も多いかもしれません。
でも、そんな地方だからこそ、創り出せる教育の形があると思っています。

フミダス!スタディーのメンターと話す生徒たち。
全国6つの市町村の受験生と切磋琢磨して、高校合格を目指しています。

村営塾エソラが目指したい未来。
それは「この村で育ったからこそ、こんなことができるようになった!」と思えるような、そんな未来です。

その未来のためには、まだまだやらなきゃいけないことが山積みです。
北川村で育ったからこそ、こんな面白い人生が歩めている!と言えるような。
そんな塾を作っていけるように、Teamエソラで頑張ります!

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