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【島根県津和野町】オープンから4ヶ月!まちのオフィスQ+の始まりとこれから!

今回の舞台、島根県津和野町とは?

人口およそ7,000人、島根県の最西端に位置する山深く盆地の広がる町。
明治維新前には津和野藩亀井氏の城下町であり、山間の小さな盆地に広がる町並みは、「山陰の小京都」として知られています。

また、SLやまぐち号の終着駅でもあり、山口市・萩市から多くの滞在観光客が訪れます。
萩・石見空港から車で約50分、山口宇部空港からは約1時間半の位置にあります。

まちのオフィスQ+ができるまで

島根県津和野町は、FoundingBaseが一番最初に関わりを持った地域。関わり初めて10年の歴史を積み重ねていく中で、多くの方との関係性が生まれ、様々な取り組みが生まれました。

まちをよくするためのアイディア発表の場「つわのスープ」など、特徴的な活動も起きてきていますが、そういった場に関わる人に「偏り」も見られるようになりました。様々な取り組みが起こり、まちの空気にも変化が現れているからこそ、私たちはより多くの方・多様な方と一緒にまちの課題に取り組んでいきたい、そのための課題解決の拠点を作りたいと考えるようになりました。

町中の、古い歴史を持つ素敵な空き家を使わせていただくことが決まり、2020年秋頃より課題解決の拠点「まちのオフィス」を作るための活動が本格的に始まりました。

解体作業から始まった、「まちのオフィス」オープンに向けた改修作業。連日壁を壊す、釘を抜くという慣れない解体作業ばかりでした。解体ばかりで、拠点を作ることからは遠いように思えた日々でしたが、それでもこの期間から、「多くの方と一緒に作っていきたい・仲間を増やしたい」という想いから、クラウドファンディングに挑戦しました。

クラウドファンディングにあたり、一番の難所は、自分たちがやりたいこと・伝えたいことを、どのようにわかりやすく伝えるか、という点でした。自分たちの想いの言語化と、FoundingBaseのLXDチームとも協力しながら、想いの整理やビジュアル化を行い、ページを作成し、クラウドファンディングを開始しました。チラシを制作したり、様々な場所でプレゼンをしたりすることで、作りたい未来・場所のイメージを掴んでいただくことができ、多くの方のご支援・ご協力のおかげで、クラウドファンディングは無事に目標金額を達成することができました。

クラウドファンディングと並行して、DIYで改修作業も行いました。終わりの見えない解体作業と、厳しい冬の寒さで、苦しい思いをしましたが、クラウドファンディングの目標達成や、作業のお手伝いに来てくださる方々に支えられ、なんとか改修作業を終えることができました。

まちのオフィスQ+オープン!

活動開始のお披露目となるオープンイベントには、数多くの方にお越しいただき、私たちがどんなことをしていくのか、お話しすることができました。改修工事に手伝いに来てくれた方など、私たちと苦楽をともにした方からの「おめでとう!」という言葉は、心に沁みるものがありました。

近隣住民の方々には、若い人が地域を盛り上げるために活動することは良いことで、ぜひ頑張ってほしいと温かいお言葉をいただきました。

まちのオフィスQ+が考える課題解決とは?

「課題解決」というと、どこか格好よさげで、賢い人や専門家がやってくれるイメージ。しかし、私たちの描く「課題解決」は、津和野町の地域住民が失敗も繰り返しながら、試行錯誤して、豊かな人生・暮らしを得ていくための手段と捉えています。それは、住民ひとりひとりの自己実現の活動でもあり、まちのオフィスQ+はその自己実現をサポートしつつ試行錯誤を積み上げていく拠点となる場所です。

まちのオフィスQ+を「課題解決の拠点」を掲げましたが、課題解決はあくまで過程。津和野町住民の精神的な充実感や、津和野町の住みやすさの向上など、課題解決活動の先を見据えて取り組んでいます。

また、ここは課題つまり情報がたくさん集まる場所。ここで集まった情報を町内外の人に届け、外部を巻き込みながら内部でアクションを生み出し、また新たな情報が生まれる。そんな情報の結節点になっていきます。

「課題解決」を連続的に生み出し、かつ継続的に行っていくために、特に津和野町のような規模の小さい町では、行政と住民が一体となって自分たちのまちをつくるということが極めて重要だと昨今強く感じるようになりました。行政と住民という二項構造自体が正しくないかもしれませんが、町全体が一体となる結節点になっていきたいとも考えています。

まちのオフィスQ+も常にUpdate!

まちのオフィスQ+が生まれ約5ヶ月。

当初、1階は自由に過ごせる空間として、ほぼ何も置いていないコミュニティスペースとして提供していました。しかし、利用者からの声を聞くうちに、もう少し過ごし方のイメージがつきやすい場所にする必要性があると気づきました。そこで、7月からはコミュニティ”ラウンジ”と銘打ち、ドリンクの種類を増やしたりボードゲームを置いたり机椅子を置いたりすることで、ゆったりと一息つきながら本を読んで過ごしたり、ボードゲームで遊んだりすることができるようになりました。津和野野菜の販売も開始し、幅広い世代が訪れる場所になりつつあります。

また、この場所から「課題解決」を生み出すため、「課題ラボ」プロジェクトを中心に、「地域課題の調査・可視化」「課題把握・理解の場の提供」「課題解決への伴走支援」を行ってきました。その取り組みを通して、いくつかの活動の種とそこに関わる人々が生まれています。そこに関わる人々は現状、移住者が中心です。

私たちと同じ立場かつアクション意欲の高い移住者が中心になるのは一定仕方がないとはいえ、移住者は絶対数が少なく、町を本質的に変えていくのはやはり地元に根付いている人たちだと考えています。

「若い人の活動に私たちみたいなおばさんも気軽に関われたらいいんだけど」という近隣住民の声もいただき、活動に関わる心理的ハードルが少なからずあるのだろうと感じています。住民の方の生活の上での困りごとなどに寄り添い、その解決に向けて協働する形を作り上げていきたいと思います。

今後まちのオフィスQ+で実現したいこと

現在「課題ラボ」で集めた課題は約30個程度ありますが、抽象度にばらつきがあります。原因構造や、理想の状態に向けて取り組むべき課題が何なのか特定し、関係者間ですり合わせる作業が必要と考えています。そのために、いくつかの課題について、第一人者や背景知識のある方と議論し、課題の”構造”を可視化する取り組みを進めています。

また、可視化された課題は2020年に集めたものであり、その中には、やや風化しているものがあります。2020年に集められた課題の解決に取り組むことと並行して、現時点で課題と捉えられているものを集め可視化することも続けています。

地域の課題解決に対する外部巻き込み、関係人口増加の施策のひとつとして、県内の大学生を主な対象として想定した「地域課題解決型インターン」の実施も企画検討中です。あらゆる分野でいえることですが、特に地域づくりの分野では、「課題発見」が重要だと考えています。このインターンでは、与えられた地域課題に取り組むのではなく、自分たち自身で課題を発見・調査し、私たちのサポートを受けながら、解決に向けた手法の実装を企画していく内容にしたいと考えています。はじめから解決までを企図した内容にできるかはわかりませんが、少なくとも「課題発見」を重視したものを作り上げたいと思います。

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