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【HEROES4:ココナラ 江口氏】ゼロイチの経験を糧に、1から100の成長を加速させるフェーズでビジネスに貢献へ

フォースタートアップス(以下、フォースタ)では、エンジニアに特化した専門チームであるエンジニアプロデュースチームを作り、スタートアップに対してキーパーソンとなりうるCTO・VPoE・エンジニアのご支援をしております。

株式会社ココナラは、知識・スキル・経験など「みんなの得意」をサービスとして出品・購入できる日本最大級のスキルマーケット『coconala』を開発・運営する会社です。個人をエンパワーメントするプラットフォームとして、さらなる成長を目指し、2021年3月には東証マザーズに上場。新たなスタートラインに立ったところです。

今回は、2020年5月に入社し、バックエンド開発グループのチームリーダーとして活躍する江口桐土(Hisato Eguchi)氏に、参画の経緯などを聞きました。


江口 桐土 氏

バックエンド開発グループ バックエンド開発チーム リーダー
大学院修了後、受託開発会社に入社。ネットワーク制御システムの開発などに携わる。その後、大手ECサイト運営会社を経てスタートアップへ。数社で経験を積む。エンジニアとしてフロント、インフラ、バックエンドと幅広い職域の技術を磨き、2020年5月にココナラに入社。


ゼロイチも100も既に経験した。次は1から100の成長フェーズで開発したい


スタートアップに興味をもったきっかけ、ココナラを選んだ理由を教えてください。

江口:大学院卒業後、2社目のECサイト運営会社時代に知り合った友人が起業を経験していて、彼と話すうちに、ベンチャーやスタートアップはおもしろそうだなと思うようになりました。その彼と協力してやっていた開発が、私の開発人生のなかでいちばん楽しかったこともあり、このような開発を続けるために、スタートアップでのキャリアを目指そうと思ったのです。

最初は小さなスタートアップ。何でもやりたかったので、ゼロイチに携われそうな会社を選びました。実際、インフラ、サーバーサイド、iOS・Androidのアプリケーション開発など幅広い開発を経験できました。その後、チームが買収されたのを機に転職し、何社か経験しました。しかし、なかなか思うような会社に巡り合えなかったので、きちんと会社を選びたいと思い、友人から聞いたフォースタに相談しました。

相談するなかで、自分はゼロイチを経験したことはあり、ECサイト運営会社では100に近い業務フェーズに携わっていたので、今度は1から100へと成長を目指す会社で力を発揮したいと、徐々に軸が定まってきました。そのフェーズにあるのがココナラでした。独自のサービスを展開し、数字的にも伸びている。上場も近そうに見えました(その後、2021年3月に上場)。そのような成長フェーズで開発ができることは、一生に一度あるかないかの経験なので、この段階で入社したいと思いました。

楽しい開発とは、どのようなものでしょうか。

江口:自分にとって楽しい開発とは、様々な課題に対して、みんなで話し合いながらスピード感を持って対応していくような開発のこと。ココナラではまさに、そんな楽しい開発ができています。課題があればすぐに共有し、対応策を出し合い、解決することでスピード感をもって進めることができ、困っていることがあればフロント・バック関係なく協力しますし、相談事なども面倒がることなく対応してくれるので、とてもやりやすいです。

もう一つ、ココナラのいい点は、目標管理とそれに伴う評価制度が明確であること。全社の目標が個人にまでブレークダウンされ、評価観点やなぜその評価軸があるのかが共有されているおかげで、わかりやすく、納得感があります。弊社の特徴として、会社が掲げるバリュー「One Team, for Mission、Beyond Borders、Fairness Mind」も浸透させて、評価に反映されている。その一貫したやり方を通して、みんなが気持ちよく働けるように努力しています。


上場はスタートライン。ビジネスのスピードを加速させるシステム構築を目指す


現在の仕事内容を教えてください。

江口:入社当初は、ブログに決済機能を追加するプロジェクトに途中参加し、その後、中規模や小規模のプロジェクトをいくつか経験しました。入社時は、プロダクト開発部の一メンバーでしたが、2021年度からチームリーダーになりました。

現在は、バックエンドを担当し、マイクロサービス化を推進するプロジェクトに入っています。2012年1月に会社が設立され、『coconala』のサービスももう10年近く。複雑化したシステムを簡素にし、よりエンジニアが開発しやすく、ビジネス要件も満たせるようにする必要があります。サービスの成長に伴い、ビジネスサイドの要望も増え、機能が増えるのは当然のこと。これを支えるシステムの簡素化は、今、このタイミングでやらなければいけないことです。

現在は、システムの疎結合を目指して分割を進めていますが、まだまだ分割が足りません。今後はこれをしっかり進め、それぞれのシステムの責任範囲を小さくしていきたいと考えています。分割が進めばリリースの回数も増え、ビジネスも伸びていきます。安定したスピード感ある開発ができるシステムにすることで、ビジネスに貢献していきたいと考えています。

1から100のフェーズをやりたくてココナラを選びました。今は、どれくらいの段階でしょうか。やりがいや手応えなども教えて下さい。

江口:まだ10か20ではないでしょうか。先日、上場しましたが、これは通過点でさらに上を目指しています。『coconala』はCtoCのサービスなので、「ちゃんとした会社が運営しているマーケットだ」と認識してもらうことが非常に重要で、それが上場した一番の意義と言ってもいいほど。プラットフォームの信頼性が一段上がった今は、ようやくスタートラインに立ったところで、これから100を目指して加速していく段階だと思います。

嬉しいことに『coconala』は、ユーザーさんに本当に愛されているサービスです。機能の追加や改善をすると、ユーザーさんからのフェードバックがたくさんあります。社内ではそれを一覧にして共有しており、ユーザー目線で様々な改善策が出てきています。このようにユーザーさんを大事にする姿勢もいいし、改善してユーザーさんが喜んでくれることも、開発側として非常にやりがいを感じる点です。

システム的には、今はリプレイスの最中なので、ビジネスの立ち上げから成長に進むフェーズごとの様々な経緯を垣間見ることができ、勉強することが多いです。成長しきって、マイクロサービス化した最新のシステムになってしまうと、そのような歴史的背景は見えません。いろいろとチャレンジしたいエンジニアの方なら、今しかないこのタイミングで合流すると、得るものはたくさんあると思います。

ゼロイチのスタートアップ経験が自信に。チャレンジ精神ある人なら楽しめる


ご自身の経験を踏まえ、スタートアップを目指すエンジニアにアドバイスをお願いします。

江口:スタートアップには、良い面と悪い面があります。まず、ゼロイチの開発はお金が潤沢にあるわけではないので、かなり辛いときもあります。普通に会社に寝泊まりするし、そんな生活が1カ月、2カ月と続くことも珍しくありません。本当にしんどかったです。

でも、その経験が駄目だということはなく、それがないと、今のココナラでの開発はできなかったと思います。恐らくこの先も、スタートアップや新しいサービスはどんどん出てくるでしょう。自分の今までの経験があれば、そのようなところへの貢献はできると思うので、将来的な不安はありません。例えココナラを辞めて他の企業に行ったとしても、そこでやっていけると思います。ゼロイチの開発は、辛いこともあれば楽しいこともありますが、何より学ぶことがたくさんあります。

状況も刻々と変わるので、突如、仕事が倍になるなどもスタートアップにはよくあること。突然降ってくる仕事にもやりがいを感じられるチャレンジ精神のある人なら、楽しめると思います。ゼロイチの立上げが終わって、お金も貯まり、人も増えると、今度はビジネスを伸ばすために要望が多くなります。人が増えてもそれ以上にやることが増え、成長するスタートアップとは、いつまでもそれなりに仕事量があります。それを楽しめる人でないと、スタートアップは難しいかもしれません。

初めてのエージェント。フォースタから偏りのない包括的な情報と数々の学びを得た


フォースタの対応などはいかがでしたか。知ったきっかけは。

江口:きっかけは、ECサイト運営会社時代の友人です。スタートアップに転職し、「エージェントを初めて使ってメチャメチャよかった」と言っていました。その後、私もいくつかスタートアップを経験し、「やはりちゃんと会社を選んで転職したい」と思った際に、改めて彼に相談しました。そこで「実はフォースタというところを使った」と聞いて、初めて知りました。自分も話を聞いてみたいと思い、ホームページからポチってみました。

話したのは、ヒューマンキャピタリストの町野史宜さん。「この会社をなぜ応援するか、なぜ勧めるか」など、いろいろな話をしてくれました。受ける会社をいくつか選び、その会社の目指す方向、開発状況、課題感なども詳細に教えてもらいました。そのような知識を得て面談に行ってみると、先方の会社と話すことで、私にも学びや気づきがありました。学ぶ機会として面接を受け、それを通じて自分のなかで軸が整理される―という経験ができ、新鮮でした。

それまでエージェントを使わなかったのは、不信感があったから。登録するとメールがたくさん来ますが、でも内容はあまり刺さってきません。ビジネスモデルとしても転職が決定すると売上になるので、「決定させたいのだろうな」と少し冷めた目で見ていました。しかし、フォースタの場合は、その友人の話もありましたし、スタートアップを盛り立てて日本を良くしていきたいというビジョンも明確だったので、安心感がありました。

自分で転職活動をするのとどのような違いがありましたか。

江口:自分で活動すると、限られた情報しか収集できません。ネットなどで現場の声を拾うにしても、悪口を書く人は既にイヤな思いをして辞めている人。そもそもの情報が偏っています。また、私だけではビジネスへの理解も乏しいので、伸びるか伸びないかの判断もつきません。しっかり企業研究をすればわかるのかもしれませんが、転職を急いでいるとそれも難しい。で、理解が進まないまま面接に行って、ミスマッチが起こってしまいます。

その点、フォースタでは、いつ設立され、どんなビジネスをしていて、売上がどうといった数字的な情報に加えて、どんな課題があり、どんな考えを持っている人がその会社を起こしたのか、包括的な情報を得ることができました。フォースタから話を聞いておけば間違いがないと思いましたし、実際にそうでした。


実は入社には紆余曲折があったとお聞きしています。フォースタ経由でココナラを受けていて、いったん断ってほかに行った後にまた受けたと。

江口:はい。もう一度受ける際はかなり悩みました。ココナラを断って行った会社は、自分で探した会社だったのですが、入ってみたら状況が変わっていて、思い描いていた開発ができませんでした。このときは悩んだ末にココナラを断った経緯があったので、思い切ってもう一度、町野さんに相談しました。相談してみてダメならダメで仕方ないと。

すると町野さんは、会社やマーケットの状況などを、また詳しく教えてくれた上で、もう一度、ココナラに連絡をとってみると言ってくれました。その結果、再度ゼロベースで評価するというお話をいただき、面接を経て、改めて「来てほしい」と言っていただけました。懐の深い会社だと思いましたし、縁をつないでくれた町野さんにも感謝しています。

最後に、スタートアップ目指す人へのメッセージもお願いします。

江口:エンジニアのキャリアとしてスタートアップがおもしろいのは、成長するタイミングがたくさんあること。というのも、やらないことには前に進まないからです。例え技術が追いついていなくても、インフラもフロントも両方やったり、社長に直接企画を出したり、やらなくてはいけない機会がたくさんあります。そこで臆せず前に進むと、自然と道は拓けてくるのではないでしょうか。スタートアップ側も、そのような状況を楽しめる人を求めていると思います。

ありがとうございます。1から100へ、今後が楽しみです。応援しています!


インタビューご協力:株式会社ココナラ

株式会社ココナラ - coconala Inc.
株式会社ココナラは[一人ひとりが「自分のストーリー」を生きていく世の中をつくる]をビジョンに掲げ、スキルマーケット「ココナラ」や「ココナラ法律相談」、「ココナラミーツ」などのシェアリングエコノミー・サービスを提供しています。
https://coconala.co.jp/


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江口氏担当ヒューマンキャピタリスト:町野史宜

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※本記事はfor Startupsへの社名変更前に掲載されたものです。(本文中では旧社名NET jinzai bankで表記) ...
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