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未来の自分をデザインするフライク流キャリア戦略「Being」の重要性とは

当社は「システムを用いて“できない”を“できる”にする」を合言葉に、さまざまな企業に社内システム構築、システム設計・導入、改善など幅広く提供し、企業の経営戦略にまで踏み込んだ支援を行っているスタートアップです。

現在は、第二成長期に向けて未経験者を含む採用を強化しており、その際に候補者様には必ず「Being」について尋ねています。フライクが重要視する「Being」とは何か?なぜ「Being」を考えることが必要なのかーー今回は代表の大瀧にインタビューし、その背景を聞きました。


フライクが考える「Being」は、未来の自分をデザインすること

ーーまず、フライクが考える「Being」について教えてください。

大瀧:Beingは「want」×「can」×「must」の3つの要素から成り立ちます。

  • want:やりたいこと。自分がやっていて楽しいこと、好きなこと。 
  • can:できること。他の人より得意なこと、嫌じゃないこと。 
  • must:やるべきこと。仕事で期待される役割や人のためになることなど。

簡単に言うと「自分自身がどう在りたいか?」ということです。

ーーどのようにして「Being」を考えるのでしょうか?

大瀧:世界中で読み継がれている名著「7つの習慣」をご存知でしょうか?その本の中では、第2の習慣として「終わりから考える」という考え方が述べられています。この考え方に倣い、「自分が死ぬときにどんな状態になっていたいか?」を考えています。

私の場合でいうと、家族 → 社員 → お客様の順番で優先順位を考えています。それは、自分が死ぬときに、「大瀧さんがいてくれてよかった」「フライクの一員で良かった」「フライクさんがいてくれてよかった」と思ってくれる人を一人でも多くいてほしいと思っているからです。

そして、第4の習慣「Win-Winを考える」では、「では自分と家族・社員・お客様がそれぞれWinを感じてくれるにはどうしたらいいか?」になるかと思います。

私がしたいことは、「システム投資の失敗をなくし、フライクが思うシステム導入のあるべき姿に沿ってシステムを導入する企業が増える」ということ。このWinを実現するためには、到底個の力ではできません。家族・社員・お客様を巻き込みながら推進していくことが必要不可欠です。

ーーフライクが考える、家族・社員・お客様のWinとは何ですか?

  • 家族には、幸せな生活を。
  • 社員には、ありがとうと言われる環境、成長できる環境、そして高い給料を。
  • お客さんには、素晴らしいシステム環境と描いた未来を実現する伴走支援を。

大瀧:これが私が考えるそれぞれのWin-Winの形です。ただ、この関係を築くためには、まずは自分自身を磨く必要がありますよね。それが第7の習慣「刃を研ぐ」です。例えば、「この関係を築くためにフライクは良いシステムを導入して研究開発をし続ける」、「自分自身が常に情報をアップデートし続けるために本を読む」など、3年後・5年後になりたい姿(Be)があって、初めて何をするか(Do)を考えることが大切だと思っています。

フライクが候補者さまに「Being」を求める理由

ーー「Being」を大切にするようになった背景はあるのでしょうか?

大瀧:まず、これまで学校で学んできた義務教育と、実際のビジネスの現場では、考え方が全く異なると思っています。義務教育では、誰かが正解を教えてくれますし、ゴールが決まっていますよね。一方、ビジネスの世界では、これが正解だと仮定して、成功するまで何度も失敗を繰り返し、進むべき道を自分自身で正解に導いていくことが必要です。

ーー正解は自分で作っていく。その過程で失敗が怖いと感じる方も多いのではないでしょうか?

大瀧:私自身もこれまで何度も挫折を経験しました。31歳の頃、フィンテック企業のfreee株式会社で働き始めました。当時はプログラミングやセールスの経験もあったので、そこそこできる方だと自負していたんですが、入社後、周りの人たちとのレベルの差に愕然としたんです。誰もが知る有名大学や大手企業、有名コンサルファームで活躍している人たちと戦って上に上がっていくのは無理だと感じました。じゃあ、自分には何ができるだろうと考えた時、「這いつくばって戦うこと」だったんです(笑)全然格好良くないけど、きっと彼らにはできないことだから私はそこで勝負しようと決め、それが今に繋がっています。

ーー挫折した経験が成功に繋がっているとなると、失敗は怖くなくなりますね。

大瀧:そうですね。そんな実体験もあって、まず自分がなりたい姿=「Being」を描く事が重要だと思いました。逆を言えば、「Being」が欠けていると、仕事が給料をもらうための時間つぶしになってしまいます。それでは、自分がなりたい姿とはかけ離れた時間の投資になってしまいますし、フライクとしてもその社員に対して適切な役割を任せることができません。そして、自分の「Being」を歩めていないと気付いた時には、すでに30代・40代となっていて、キャリア形成が難しい状況に陥ってしまうことにもなりかねません。

ただ、20代のうちに「Being」を考えている方はそれほど多くはないと思います。ジョブホッパー(短期間に何度も転職を繰り返す人)になって自分探しをしていたら「Beingが見つかる」わけでもありません。答えは自分の中にしかないと思うんです。だからこそ、今のうちから考えていただきたいなと思いますし、選考では候補者様の「Being」を伺いたいなと思っています。そこで、候補者様のBeingと私たちのパーパスに親和性がある方が、より働きがいもあると思うので、私たちもフライクのパーパスもしっかりお伝えしています。

ーーフライクの「パーパス」は何でしょうか?

大瀧:フライクの取り組みは、社会的な存在意義を持っています。それは、「システム導入成功率 ”52.8%”の現状から”100%”に近づけ、もったいない利益投資を排除し、描いた未来に挑戦・没頭できる社会を実現する」ことです。

👇そんなパーパスを詳しく知りたい方は、ぜひ以下記事をご覧ください。

https://www.wantedly.com/companies/flyke/post_articles/890099

もっとわかりやすくお伝えすると、フライクは大きく3つのバリューを目指しています。

  • クライアント企業に対するバリュー
    • 自社の大切な社員が汗水を流して売り上げを上げ、会社の活動を通じて残った利益を再投資し、社員の給料や働きがいを増やすサイクルができている企業は、絶対に素晴らしい会社だと考えています。
  • 社会に対するバリュー
    • フライクが現在のシステム導入成功率「52.8%」を「100%」にできたら、世の中は本当に変わると考えています。
  • 社員に対するバリュー企業や社会に対するバリューを提供できる人材は、社会的価値の高い人間であると考えています。そのため、フライクでは次の給与体系を目標としています。
    • メンバー:600万円、マネージャー:800万円、経営陣:1000万円。上記の年収は、東京だと+数百万円の水準です。お金には全く心配のない、心の余裕を持てるレベルだと考えています。

ーー候補者さまの「Being」とフライクのパーパスは一致している方がいいのでしょうか?

大瀧:フライクの目指す方向性と本人の目指す方向性が、100%一致している必要はありません。

会社の利益に貢献すると言う意味では、最低でも3年は経験が必要だと思います。そのため、自分の3年後、5年後になりたい姿を今のうちから考えておくことが有意義なのは変わりありませんが、今のBeingと入社後の叶えたいBeingが変わっていくことは全く問題ありません。経験してからでないと見えないものもたくさんありますからね。ただ、このパーパスに自分の人生の何分の1かを賭けてもいいなと思ってもらえたら、お互いに良いシナジーが生まれるんじゃないかと思っています。

大瀧やフライクのメンバーの「Being」 とは

ーーそれでは大瀧さんやフライクのメンバーの「Being」について伺っても良いでしょうか?

大瀧:私の「Being」は、50〜55歳の時に「25〜30人の企業で、一人あたりの生産性が3000万、売上が10億円、利益が1億円を達成している状態」で社長の職務を引き継ぐことです。その後は新たな挑戦ができる環境に身を置きたいと考えています。

これをゴールに置いて何をしていくかを考えたリバースキャリアがこちらです。

45歳でフライクの知名度を上げ、今後のビジネス展開を進めやすくします。具体的には、資本金は3000万円に増資し、テレビ・セミナー・NewsPicksなどのメディアに出演し、続編の本を出版し、YouTubeチャンネル登録者数を5万人以上に増やします。また、東京オフィスには常時6名が稼働する体制を整えます。

40歳でコアメンバーを育成し、その下の世代も育てます。資本金は1000万円に増資し、PR活動の一環で本の執筆と出版を行い、YouTubeチャンネル登録者数を1万人以上に増やします。さらに、有名企業や上場企業に自社サービスを提供します。ちなみに、資本金の増資と本の出版はすでに達成できました。

私の例だと、この記事を読んでくださっている方にはもしかするとあまり参考にしづらいかもしれないので、当社メンバーである新堀にも聞いてみました。

新堀:私のBeingは、45歳(2041年)で「フライクで実現する夢と自分の夢を現実にする」ことです。フライクで実現する夢は、エンジニア育成の教育事業を立ち上げ、若いエンジニアの教育をしたいと考えています。自分の経験やフライクで学んだことを若い世代に引き継ぎ、ただ作るだけでなく、利用ユーザーの笑顔を想像しながら書ける人を育てたいです。自分の夢は、地元の人が集まるこじんまりとした週末居酒屋を開業して、仕事や社会に疲れた人がほっとできて笑顔になれる空間を提供したいと考えています。

40歳でエンジニア人生の集大成として、世の中のストレスをなくすための自社開発のプロダクトを完成させます。その時には年収1500万円で、妻と子供3人の家族を幸せにするために生活水準をあげます。

35歳でフライクのCTO(最高技術責任者)兼 取締役になります。具体的にやることは、5年連続事業部の目標達成、IT×コンサルティング業界での知名度を上げる、定期的なセミナー開催やタイアップ、10〜15人在籍する業務設計〜システム設計〜システム構築するチームを作ります。自社開発のプロダクト作りも開始します。その時には年収1200万円で、ここでも妻と子供3人の家族を幸せにするために生活水準をあげます。

2年後の30歳でフライクのCTOになるための準備期間として、「システム導入成功率52.8%→100%にすること」に共感する仲間を集め、チーム作りをします。個人的にはフライク内の新堀の認知を上げたり、大好きで得意な「技術」をアウトプットするブログの運営を開始します。

――Beingはもちろん、そこに至るまでにやるべきことが明確ですね。

大瀧:こうして別の人のBeingを聞いていると、自分とは違った視点や刺激をもらえて学びになりますね。こんな会話は普段生活している中ではほぼしないと思いますが、当社では当たり前のことだったりします。

フライクで今後やっていきたいこととしては、現在も行っている私との1on1の時間を月次で設けることに加え、メンバーそれぞれの三ヵ年・五ヵ年計画を作成しながら、仕事以外にも自分の人生と向き合う時間を提供できたらと考えています。

――最後に、求人への応募を検討してくださっている方に向けてメッセージをお願いします。

大瀧:恐らく多くの方は仕事をBeingやパーパスで選んでいるわけではないと思います。フライクの「パーパス」についてお伝えしましたが、候補者様にはこのパーパスに全面的に賛同してくれ!と求めているわけではなく、「少しでも」共感していただければ良いなと思っています。せっかく自分の時間を投資するのであれば、その投資先は時間の無駄遣いにならない場所であってほしいからです。

フライクの「パーパス」と「Being」に共感していただける方と、一緒に事業を手がけていけたらと思っています。



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