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仕事と趣味の共通点は、共鳴する仲間

こんにちは。やまもとです。

新オフィスへの移転も無事に終わりまして、福岡店
OPEN ~ 新オフィス移転という、大きな課題を無事
に終えて、ほっとしたひと息ついた状態で、今この
ブログを書いています。

新オフィスには、大きな窓のある僕用の個室があり、
社長室なんて贅沢だし、時代にそぐわないかもなと
は思いながらも、ゆったりと集中して考える時間も
取れそうで、ひとまずは贅沢に過ごさせてもらって
います。(そのうち寂しくなりそうだけど笑)

さて、そんなひとまずはゆったりした新しいオフィス
より、今月のブログをお届けします。

僕は、ふと思いついたことをiPhoneのメモに書き留
めるようにしているのですが、以前に書き残してお
いたメモを見かえしてみると、なかなか良さそうな
ことを書いていたので、それをもう少し丁寧に紐解
いて、ブログとして書き残しておこうと思います。

メモの内容は、以下のとおり。

仕事は趣味である、と定義してみる
趣味であれば、知識欲、もっと上手くなりたい、
詳しくなりたいと、気づいたらやっているはず
そして、ひとりの趣味よりも、だれかといっしょに
やる趣味の方が、わいわいたのしく、仲間になる。
音楽とか、スポーツとかそうだし
たとえ漫画やプラモのようにひとりで楽しむ趣味
でもだれかと感想をシェアして盛り上がりたいはずだ。
仕事と捉えると、義務のような、責務のような、
急に大人的な捉え方になるが、趣味と捉えると、
人生が華やかになるひとつの要素に思える。
それは見方が違うだけ?
みんなで集まって、ひとつの目標に向けて、みんな
で努力する。みんなで喜びを分かち合う。
とても素敵な趣味じゃないか
しかもこの趣味は、一生続ける価値があり、奥深く
究めるほどに、お金や、やりがいや、人に与えられ
る知識などという副産物もついてくる。
また、仕事といえば会社かと思うかもしれないが
会社に尽くさなくていい。
いまいる仲間に尽くしなさい。
それが結果として、素晴らしい未来につながるはず。

こんなことを、いつかのメモに書いていました。
(たぶん自分で書いたと思いますが、どこかの本など
から抜粋した内容が多ければ、ごめんなさい。。)

このメモを書いた時の心情ははっきりとは思い出せ
ないけれど、つまりは、仕事と、趣味の境界って
何だろう。ってことを考えたのだろうと思います。

もしかすると、同じものだけど、見方が違うだけ
では?と、思ったようです。

もっというと「趣味=好きなこと」で完全イコール
だけど、「仕事=好きなこと の人も、そうでない
人もいる」であり、完全イコールではないというのが
問題をややこしくしているのかもです。

僕は、自分で言うのもなんですが、ワーカホリック
と呼ばれるタイプで、常に仕事に接しているタイプ
です。

休日に読む本はビジネス書かインテリアの本が多く、
旅先の露天温泉に入りながら、ビジネス書を読むの
は、もっとも楽しい時間のひとつです。

また、お客様からのお問い合わせも常にスマホで
受信しながら追っていますし、好きなテレビ番組は
「建物探訪」「住人十色」「小枝不動産」etc...と
いった具合です。

つまりは、生活のなかで、常に仕事にまつわること
を考えているということになります。

ただ、これが精神的に不健康な状態かというと、
僕的には意外とそうでもないです。

なぜなら、ビジネス書を読むのも、インテリアの本
を読むのも、番組を見るのもとても楽しいからです。

興味のあることについて調べたり、知らないことを
知ることは知識欲であり、それが満たされることには
まず大きな喜びがあります。

そして、知識欲の充足だけではありません。

知識を仕事に還元して、実践することがとてつもなく
楽しいのです。

なぜこれほどまでに楽しいかというと、自らが行った
ことについて、お客様や仲間からのリアクションが
あったり、人が幸せになる手助けにつながっている
ことが、大きな充実のポイントだと思っています。

例えば、数年前にビジネス書から影響を受けて、
社内の年間目標に「エフォートレス」という言葉を
掲げたことがあります。

「エフォートレス」とは、顧客努力を最大限減らそう
という取り組みのことで、リセノで製品を購入いただ
き、それをお届けし、日々お使いいただくという一連
の流れの中で、お客様が「面倒」「不快」を感じず
に、快適に過ごしていただくような対応をしようと
いう取り組みの総称です。

年初の全社会議で、僕が発した「エフォートレス」
という言葉をはじめて聞いた会社のメンバーは、
最初は「なんだそれは?」という反応でした。

が、本で学んだ内容を丁寧にスライドにして説明し、
それに基づく具体的な取り組み目標を話した頃には
「なるほど!良さそう」という顔に変わっていました。

そこから1年の間に「エフォートレス」という言葉は
僕の想像以上に社内に浸透し、社内メンバーの間で
常に「この対応は、エフォートレスか」という視点
で、議論が行われるようになりました。

また、僕たちのエフォートレス対応には、クレーム
時の対応についての指針も含んだことにより、旧来
はお客様との水掛け論になってしまっていたような
費用面についてもクリアになり、お客様の負担も、
カスタマーサポートメンバーの心の負担も大きく
改善しました。

僕が、温泉につかりながら学んだ「エフォートレス」
が、会社の大きな指針になり、また、問題発生時に
関わる人のストレスを救うことにつながったわけです。

僕が学んだ事柄により、お客様や、社内メンバーが
幸せになる。これは知識欲の充足以上に、素敵な
ことだと実感しています。

ひとりが好きで始めた事柄が、実際に同じ目標に向か
う仲間たちがいて、その仲間たちが力を合わせて共
に取り組んで成功することで、僕自身と、みんなが
笑顔になる。

その様子は、まるで同じ趣味に集う仲間が形成する
コミュニティのようだと思うのです。

前述では僕の学習を例に挙げましたが、実際には
そういう例はたくさんあります。

例えば、うちの会社のメンバーもそうです。

インテリアがとても好きなことがきっかけで、会社
に入ってきて、好きな家具や照明、ヴィンテージの
小物や食器など「あれを買った」「あれを狙ってる」
なんて話を仕事の話の途中で脱線しながら、いつも
インテリアの話で盛り上がっています。

見方を変えれば、仕事をフックにして、趣味の話で
盛り上がっているようにも見えます。

そして、その趣味とも言えるインテリアが次第に
上手になることで、お客様へアドバイスをできたり、
インテリア情報をマガジンや動画で発信したりに
つながっていきます。

これも、仕事を媒介にした、趣味のコミュニティだと
僕は思います。

つまりは、仕事においても、趣味においても、
共通することは、自分自身が楽しいということが
起点となりながらも、最終的には、共鳴する仲間が
いることで、喜びが最大化するということです。

そういった意味では、あらためて思うのは、メンバー
は会社の売上を大きくしていくということに、最大限
コミットする必要はなく、仲間とともに盛り上がる
コミュニティの輪を広げて、「インテリアの楽しむ
人の輪を広げる」活動にコミットすることが最大の
目標で良いのかもしれません。

それが結局は、まわりまわって、会社の売り上げに
つながるような気がしています。

だからこそ、うちの会社のメンバーは、会社に尽くす
という発想よりも、自分が仕事を趣味のように楽しみ
、まわりのメンバーと関わり、喜びも苦しみも分かち
合いながら、より上手になることを懸命にやればいい
のかなと思っています。

そうすることで、結局のところ、自分自身が日々
楽しく、やりがいをもって、共感できるメンバーに
囲まれて働ける趣味の延長のような場所が、会社と
いうコミュニティになるのかなと思っています。

さて、今回のメモを紐解いた総括としては

  • 「熱中できること」が、仕事とつながっているといいね。
  • そこには仲間がいて、共感し、高め合えて、まるで趣味のコミュニティのようだから
  • そのうえ、影響やお金など、自分や他人に幸せを与えることにもつながるから

みたいな感じでしょうか。

僕は、趣味のように仕事を楽しんでいます。

そして、それは仲間が近くにいてくれて、同じ方向
を向いて、同じ話題に盛り上がり、同じ疑問に怒り、
同じように走り続けてくれるからこそ、この趣味に
意義を見出せているのだと、あらためて思いました。

「仕事が趣味」なんて表現を社長がすると、そこには
批判的な見方もあるのかもしれなませんが、それでも
お客様や、会社の仲間や、大切な人たちや、それ以外
の事業に関わる人たちに、少なからずの幸せを与え
らえているので、僕は嬉しいです。

これからも懸命に、この趣味を究めていこうと思います。

では、また来月に。

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