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社内の仕事を公開していく試み

こんにちは。やまもとです。

今月のブログは、今後やっていこうという方針の
ひとつである「社内の仕事を公開していく試み」に
ついてお話していこうと思います。

「社内の仕事を公開していく試み」というのは、
つまりは、社内で日々起こっていることであったり、
いま動いている仕事のこと、スタッフの様子なんか
を、自社メディアの記事として、発信していこうと
いうことです。

具体的には、こんな内容です。

  • オリジナル製品の試作の様子
  • 商品選定の会議や、展示会の出張の様子
  • 品質管理部署の検品現場レポート
  • 月イチ社食の様子
  • 動画チームの撮影現場の様子
  • 店舗やサポートチームの日常
  • 撮影チームの日常

みたいな「日々、会社で働く人たち」の様子を、
いろいろとレポートして、発信していくような
ことをしてみようと思っています。

何のために?


発信する理由はいろいろとありますが、主には

  1. 素敵なひとが多いから、知ってほしい
  2. 新しい仲間と良いマッチングをしたい
  3. 製品とともに、過程も一緒に届けたい

というのが、理由です。

ひとつめの「素敵なひとが多いから、知ってほしい」
というのは、もうそのままで、社内スタッフが魅力
的だから、せっかくだから知ってほしいです。

うちの会社は、創業からずっと「人柄」というのを
大切にしてきています。

以前のブログでも書いていますが、

最初にヴィジョンがあって、その次に人があって、最後に売上がある。

「スキルよりも、フィット」を重要視して採用を
してきたため、僕と同じような性格の人が多いです。

一言でいうと「人の気持ちを考えられて、周りを
気持ち良くできる人」です。
つまりは、利他的な思考の人ですね。

チームで働いている様子を見ていると、みんなが
活き活きと仕事をしていることがとても多く、
近くで見ていて「ええ感じやなー。ええわー」
と、いつも思います。

ただ、Webサイトのページでは、なかなかそんな
ことを紹介する場所がないので、「ええわー」な
社内の雰囲気を伝える場所がないのです。

僕は、外食をするときには、いつも同じお店にばかり
行ってしまいます。

その思考を自己分析すると、長い間サービス業に
従事してきた関係上、どうしても、ご飯の美味しさ
だけでなく、お店の人が「ええわー」じゃないと、
ストレスになってしまうからです。

わがままながら、ご飯が美味しくても、人が良く
なければ、二度とそのお店を訪れることはなく、
逆に、人が良ければ、とにかくそのお店ばかりに
行ってしまうのです。

やっぱり商売は「何を買うかではなく、誰から買うか」
なんだと思います。

そういう思考回路をもつ僕だからこそ、こんなにも
いい感じのスタッフが、いい感じに活き活きと働いて
いるのに、それを伝えられていないのが、とっても
もったいないと、以前からずっと感じていました。

だからこそ、そんな社内の様子を、着飾らずに、
そのままの状態で発信できたら、もっと多くの人に
僕たちのことを好きになってもらえるんじゃないかな
と思ったのです。


いま数人の社内メンバーは、動画などで顔を出したり
自宅を出したりしていますが、最近は、お客様から
「あの人のファンです」という様なお声が届くこと
も、しばしばあります。

会社の活動を通じて、同じインテリアを好きな人から
良いお声をいただけるのは、会社を超えて、個人の
モチベーションにもつながっています。

普段の様子をお伝えすることで、僕たちの日々の努力
や思いが、多くの人に伝わるのは、とっても素敵な
ことじゃないかと思うのです。

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2つ目の理由は「新しい仲間と良いマッチングをしたい」です。


いま会社は成長期で、数々の苦難を乗り越えて、
ブレイクスルーのタイミングを迎えていると思います。

より多くの仕事が発生し、より多くの仲間が必要な
タイミングです。

その中で、未来の仲間と、より良いマッチングを
するためには、自分たちのことをもっと多く伝える
努力をすべきだと思うのです。

大抵の場合は、採用サイトに出ているような内容は、
良い内容が多く、会社の本質が分かりづらかったり、
実際の仕事内容がきちんとは分からないことが多い
と思います。

ほとんどの人は、そんな状態ながらも、半ば「賭け」
のような感じで、就職活動をされていると思います。

その「賭け」に勝っていれば、会社も個人もお互いに
Win-Win で行けるからいいのですが、つまるところ
「賭け」なわけですから、フィットしなかった場合
には、Lose-Lose になる可能性も多分に含んでいます。

そうすると、個人だけでなく、会社にとっても、
お互いに不利益が生じますから、できるだけ入社を
「賭け」にしたくないのです。

だからこそ、会社としては、あらかじめ普段の社内
の様子や、仕事の内容をたくさん出しておいて、
求職者とのマッチングミスが起こらない様にしよう
というのが、2つ目の理由です。

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3つ目は「製品とともに、過程も一緒に届けたい」
ということです。

これは、ブランドとしての強みの醸成についても
なのですが、僕たちのオリジナル製品は、生活の
「不」を解消するために、いろんな工夫を入れる
ことを、ひとつの指針にしています。

ただ意匠デザインが良いだけの製品は決して作らず、
意匠デザインがあったうえで、

「こんな機能があったら、夜の食事が良くなりそう」
「この素材を入れることで、寝ちゃうソファに」
「洗えるようにした方が、絶対長く使えるよね」

みたいなことを、製品に盛り込んでいって、
ひとつの製品を完成させます。

その過程では、数々の試作と、ディスカッションが
あり、試作が届くたびに、喧々諤々の議論を交わし
ながら、機能・意匠・品質を高めた製品に仕上げて
いくのです。

その内容は実はとてもエキサイティングで、新人の
スタッフなどは「横で聞いていて、めちゃくちゃ
楽しいし、勉強になりました!」という感じで、
興奮の感想をくれたりします。

「荒いものから、磨いて、生み出していく」という
のは、分かりやすくいうと、人の成長過程を見ていく
のと同じ楽しさ、嬉しさがあります。

僕たちの時代だと、モーニング娘がアイドルになる
までを追っているASAYANのようなイメージです。
今の時代だと、Nizi Project みたいな感じですよね。

成長過程を知ることで、より深く好きになります。

たくさんの議論を重ねながら作る僕たちのブランド
Re:CENO productは「過程も一緒に届けて、知って
もらう」ことで、よりその思いが伝わるブランドだと
思います。

その点においても、様々な情報をお伝えしていきたい
と考えているのです。

他社に真似されるリスクは?

今まで、社内のコトを伝えたいけど、なかなか踏み
きることができなかった理由のひとつに、他社に
真似されてしまうリスクがあります。

いろいろと内部情報はありますが、その中でも、
オリジナル製品を真似されるリスクというものは、
大きな要素です。

さきほども書いたように、一つの製品を完成させる
ためには、何度も何度も試作を繰り返すことが多い
ので、初回の試作から、発売までこぎつけるのには、
短くて1年以上、長いと2年以上かかることもあります。

そうすると、初回の企画記事を見た他社が、近い
デザインのものを作って、うちよりも先にリリース
してしまうという危険性が高くなります。

いままでも、Webサイトのデザインや特集を数々と
真似されてきましたし、オリジナル家具についても、
まったく同じデザインの家具が、他社からたくさん
発売されています。

しかも、価格は半値以下ということも、しばしばです。

他社の行動については、よほどのことがない限りは
強く抗議することはしてきませんでしたが、今後は
情報をリリースすることで、そのまま見た目を真似
しなくとも、アイディアだけをパクられることも
あり得てしまうと思うのです。

だからこそ、なかなかに社内の情報をリリースする
ことには、慎重になってきました。

ただ、先日「ほぼ日のイトイさんの本」を読んでいる
時に、下記のような文章を見つけました。

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(以下、抜粋引用)
この間、中国・上海のビジネススクールの学生たちが
来て「ほぼ日で売っているものは手帳ひとつとっても
マネできない要素は何もないですね。」と言ったんです。

「大きい会社が仕掛けてきたら危ないですよね。
どう考えていますか」という質問を受けました。
この質問には「心」の問題がまったく入っていませんでした。

僕はお客さんは必ず「心」の問題をわかってくれて
いると思っています。

ビジネススクールの学生が言うように、大企業が
うちの手帳と同じものを作って、100倍の量を
売ろうとしたとします。

「ほぼ日よりもはるかに安くすれば、みんなが
欲しがるよ」というビジネスモデルも描けます。
けれど、それは間違いです。

どうしてダメかというと、その手帳には
「心」の問題が抜けているからです。

「心」が宿っていると感じるのは、人の「心」が
そこで動いている、つまりアイディアになって
いるからです。

アイディアというのは、まずじぶんが「これで
やっていけるかもしれない」と未来につながる
なにかを感じて、そこに「頑張れば芽が出る」
という力が込められて、そこで初めてつよさを持つ。

そういうアイディアは、周囲から「あいつ、バカ
だよな」と言われても、つい引き寄せられる。

人を喜ばせるもとにもなる。簡単にまねることは
できませんよね。
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僕は製品はUSPになることはなく、常に真似され、
比較され、淘汰されるものとばかり考えていました。

イトイさんの言葉の「心」という目に見えない要素が
製品にUSPを与え、他社に真似されたとしても、
同じようには支持されないという考え方を、新たに
もらったのです。

これによって、一気に視界が開けました。

今までは「隠すべきは、できる限り隠すしかない」
と考えていたのですが、これにより、情報を伝えられ
ないというジレンマを超える決心がつきました。

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というわけで、長々と書いてきましたが、今後は
「社内の仕事を公開していく試み」にチャレンジ
していこうと思います。

実際には、年明けころからチーム体制を整えて、
リリースしていく予定です。

この試みが、良い方向に進み、たくさんの人たちに
しあわせが訪れるといいなと思います。

またリリースした後には、信頼できる人たちに話を
聞いてまわって、感想や印象などを聞いて、徐々に
方向を固めていければ、それも僕たちらしいなと
思ったりしています。

社内でおこる様々な悲喜こもごもなドキュメント。
楽しみにお待ちいただければと思います。

では、また来月に。

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