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Make a Difference ~違いを生む~

25年のリクルート生活

2020年は私がリクルーターとなってから25年目、そしてこの世界に生まれてから50年目の年になります。人生の半分を候補者の探求と顧客へのフォローアップに費やしてきました。他に2つの企業からオファーを受けている最中のエンジニアの求職者に紹介した仕事が上手くいかなかったらどうしようと考え、眠れないような夜もありました。4か月間で15もの面接を受けてくれた私の候補者ではなく、社内の人間にその仕事をやらせることにした、というクライアントからの言葉に舌を噛み暴言を吐かないよう我慢した電話。候補者を探し始めた日から30日間、求人の職務内容が変化し続けた時は、ある種の拷問のように感じました。リクルーティングという仕事は、常に求人掲示板、他のリクルーター、社内採用と競合しなければならない大変な仕事です。このビジネスではスピードが不可欠であり、より良い人材への需要が高まるほど、それは更に激しくなります。

それでも私は世界中のどんな仕事よりリクルーターの仕事を選びますけどね。

ある日にはフォーチュン100の企業のCEOと彼らのニーズと求めているCTOについて話し合い、次の日にはソフトウェアのスタートアップ企業と、プログラマーの採用と人材のアウトソースのバランスをどのように取ることでコストを最低限に抑えつつ成長予測を満たすかについて戦略を話し合えるような仕事が他にあるでしょうか。フィデルのフォーカスしている分野がテクノロジーと言語であることから、私たちはエンターテインメント、銀行、製造、スタートアップなど、幅広い範囲のクライアントに携わっています。すべての企業においてITとテクノロジーへの需要があり、また企業が世界へと拡大するにつれ、言語は多くの職種において必要事項となります。

リクルーターとしてのグローバルな側面や新しいテクノロジーに携わることの楽しさはこの職の面白さではありますが、私たちにとってさらに重要で、そしてさらにありがたいことは、私たちが普段ともに働いている人々に影響を与えられるということです。リクルーター、クライアント、顧客、候補者、企業、といった用語は説明するときには必要ですが、それ以前に私たちは皆1人の人間です。私たちは企業と仕事をするのではなく、採用担当者の方と仕事をします。そしてその人は誰かの父親かもしれないし、姉、叔父かもしれません。そして採用の面から彼らを助けることで、私たちは彼らの人生に違いを生んでいるのです。締め切りを守るために3人の新しいエンジニアを必要としているデリバリーマネージャーは、私たちが彼のニーズに合った人材を見つけることにより、ボーナスがもらえるかもしれないし、昇進するかもしれません。それは大きなことですし、経済用語で言うと、彼の家族にとっても*トリクルダウンになります。こういったことが、私たちフィデルが金曜の夜に面接のためにもう1時間働く気力になっています。

*水が滴り落ちるように、裕福な人がより裕福になることにより経済が活発になって低所得者にとっても利益が生まれること。

候補者だった方から新しい職場での初日に電話がかかってきて、彼らの人生の新しいアドベンチャーをスタートさせる手助けをしたことへの感謝を伝えてもらう時ほど嬉しいことはありません。

ワーク・ライフバランス?冗談でしょ???

グーグルで“私たちが働く時間”と検索したときに一番に出てくる検索結果はゲティスバーグ大学の、私たちは人生の3分の1を仕事に費やすという研究結果です。毎朝、オフィスへ通勤する恐怖と共に起きるのと、人生にわくわくしてベッドから飛び出す(私は毎朝こうです!)のとでは、あなたの毎日にどんな違いが生まれると思いますか?

あなたがもし今ずっと働いていて、自分の仕事に集中することに週のほぼ半分を費やしているとき、現在の領域外でのキャリアについて考えることはほぼ不可能でしょう。 データベースエンジニアとしての経験が、銀行や保険会社での詐欺検出のコンサルティングに適していることをどのようにして知ることができるでしょう? 私たちは知っています。 私たちはすべての仕事を見ており、ほとんどの人が個人ではリサーチに時間やエネルギーを費やすことが出来ない、それぞれの職で関連・重複するスキルを知ることが出来ます。

リクルーターとして、私たちは誰かの人生に違いを生むチャンスがあります。

次の世代が大事

私は過去10年間、日本のテンプル大学でキャリア戦略のコースを教えています。生徒たちの将来の生活に違いを生む手助けになっていることを願います。彼らは、これまであった仕事が無くなり、まだ明確になっていない新しい仕事が誕生している可能性のある、急速に変化する世界に向かっています。私がよく挙げる例はドローンパイロットです。10年前は、ドローンを知っている人はわずかしかおらず、それが仕事になると考えていた人は更にわずかしかいませんでした。今ではドローンレーサー、ドローンクロップダスター、ドローンビルディングメンテナンス、ドローンマッピングなどが存在し、すべてにおいて熟練した遠隔コントロールスキルが必要です。10年前は、親におもちゃで長時間遊んでいることを叱られていた10代の子供がいたはずです。その子が今ではその“おもちゃ”で遊ぶことで年間平均5~600万円を稼ぎ出しています。

才能を求める戦争

人材配置と定着率は、世界中のあらゆる業界の企業にとって最大の課題の1つとして挙げられています。自動化されるルーティーン業務が増えるにつれて、最高の人材を求める競争が激化するでしょう。私は過去25年間ですでに多くの変化を見てきました。一部の採用を担当した1つのジェネラリスト人事チームで対決した会社は、現在、人事ジェネラリスト部門の規模に匹敵し、時にはそれを超える専任の積極的な人材獲得チームで構成されています。 フィデル・コンサルティングでは、履歴書を提供するだけでなく、実際に人材ソリューションを提供することで会社の成功に変化をもたらしたいと考えています。 パーフェクトフィットの候補(ユニコーンとして知られている)のプールはわずかです。 他の業界の才能やスキルがクライアントのニーズにどのように転用できるかについて、新しい洞察をもたらすことができます。 クライアントはコアスキルセットと業界カテゴリに集中する必要がありますが、より広い範囲をカバーし、見落としている可能性のあるつながりを確認します。ある企業では以前、1つの全般的な人事部で人事をまかなっていましたが、現在では、人事総括部門の規模に匹敵する、時にはそれを超える、専任のアグレッシブな人材獲得チームを持っています。フィデル・コンサルティングは、ただ候補者の履歴書を送るのではなく、才能を提供することにより企業の成功に違いを生みたいと考えています。完璧にマッチする候補者(ユニコーンという名で知られています)のプールは非常に小さいです。私たちは、異なる業界の人材とスキルが顧客のニーズへどのように転用することが出来るか、新しい見方を提供することが出来ます。クライアントが主要なスキルセットと業界のカテゴリーに集中しなければならない一方で、私たちは、見落とされているかもしれないより広い範囲をカバーします。

次は何?

皆さんと同じように、私にも様々な肩書があります:夫、父親、兄弟、友、教授、リクルーター、マネージャーなど。私は知り合った人々の人生に違いを生もうとします。妻には、私と結婚したことによってより良い人生を歩んでもらいたいです。子供たちにとっては、ガイダンスと、良いお手本となることで、彼らの将来にとって良い違いを生むことを願っています。チームにとっては、社会人として、そして金銭面でも成長し、より優れたリクルーターになることでまずは彼らの家族に違いを生み、同じようにクライアントや求職者の人生へも違いを生めるようになってほしいと願っています。

私たちがフィデルで行うことはすべて、私たちが接触する人たちの生活をより良くするという最終目標を持っています。 私達は私達の顧客の人々が彼らの目標を達成し、私たちの紹介と候補者が彼らに作る違いのために成長することを望みます。 私たちは候補者に、彼らを特定して完璧な仕事と会社に紹介したので、彼らがより良い、より満足のいくキャリアトラックにいると感じてほしいと思います。 私たちは日々改善し、クライアントと候補者の両方のニーズを理解して、彼らのビジネスと彼らの生活により多くの価値を追加できるように努めています。 私たちは変化を起こしたいのです。

私たちがフィデルで行うことはすべて、出会う人々の人生を良くするという最終目標につながっています。私たちの紹介と、紹介した候補者が違いを生むことで、クライアント企業の従業員の目標達成と成長につながってほしいと願っています。候補者の方々には、私たちが完璧な職と会社を選別・紹介したことにより、より良い、満足出来るキャリアを歩んでいると感じてほしいと思っています。私たちは日々成長し、クライアントと候補者両方のニーズをより理解し、彼らのビジネスと人生により多くの価値を与えられるよう努めています。私たちは違いを生みたいと思っています。

フィデル・コンサルティング株式会社:COO ローレンス・キーファー

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