こんにちは!コピーライターの高島です。
フェンリルでは、前期と後期に部門ごとにキックオフを開催しており、前期の振り返りや今期の目標をメンバーで共有しています。
今回は、10月にデザイン部門で開催されたキックオフについてレポートいたします!
デザイン部門で意識を共有するキックオフ
デザイン部門では1年に2回、「デザイナーズデイ」と題したキックオフを実施しています。
コロナ禍以前は、各拠点からデザイン部門の全スタッフが集まり、各部門のマネジャーによる目標共有をはじめ、チーム分けをしてのワークショップや懇親会なども企画され、1日かけてデザイン部門で想いを共有する機会となっていました。
しかし現在の状況を鑑みて、今年4月の上期キックオフからはオンラインでの実施に。
上期キックオフは、直前にオンライン開催が決まったこともあり、マネージャー陣による今期の目標発表と各賞の表彰を生配信し、メンバーが視聴する形をとりましたが、全員でのコミュニケーションができないことに課題が残りました。
そこで今回は、「デザイナーズウィーク」として、5日間かけてキックオフを開催し、デザイン部門に所属する71名のスタッフ全員で楽しめるイベントを目指しました。
(デザイーズウィークのために制作したロゴ)
全員参加型のイベントを目指して
デザイナーズデイのメンバーは、デザイン部門の各課から数名をアサイン。新卒スタッフ含めた9名で運営しました。
10月19〜23日の5日間、1時間半の生配信で実施することは決まっていたため、各日程のイベントや企画案をみんなで出し合うことからスタート。
フェンリルらしいイベントに、また、全員で楽しめるということを前提に、開催まで1ヶ月ほどの準備期間で実現できる企画を決定し、企画ごとにメンバーを振り分けて準備を進めました。
(デザイナーズウィークのスケジュール)
各曜日でマネージャー同士の対談、全員参加のイベントを開催し、催しの合間の転換時間も楽しんでもらえるようにCMも制作しました。
盛り沢山の内容で全てはご紹介しきれませんが、一部をご紹介したいと思います。
デザイナーズウィークの運営方法
開催にあたっては社内の会議室に配信環境を整え、主にZoomを使って生配信。密を避けるためにメンバーを入れ替えながら運営しました。
(配信中の裏側)
配信用のカメラを3つ準備し、カメラアングルをその場で切り替えながら配信するなど、見せ方のクオリティにもこだわりました。
機材のセッティング、スイッチングなどテクニカルな部分を担ってくれたのは、会社全体のキックオフなどでも活躍したスタッフ。
本格的なサブルームに震えた。。
(サブルームからコンテンツの配信や切り替えをするスタッフ)
マネージャー対談を通した目標の共有
これまでのキックオフでは、マネージャーがそれぞれ登壇して発表をしていましたが、どうしても一方的なコミュニケーションになってしまうのが課題でした。
そこで今回は、各課のマネージャーに、対談形式で前期の振り返りや今期の目標を共有してもらうことに。
(対談中は画面にテロップを出してテレビ番組のような雰囲気も)
当たり前のことかもしれないですが、資料に沿って一人で発表するよりも、リアクションをしてくれる相手がいる方が、よりリアルな言葉や素の表情で話すことができます。
これまでの発表形式がダメだったということではもちろんないのですが、リモートで繋がっている今、受け取り側にとって「リアルに感じられるかどうか」はすごく重要だと感じました。
マネージャー陣も、かしこまった登壇形式での発表とは違ったアプローチで資料をつくっていたり、普段は聞けない裏話などを披露したりと、この場を楽しんでいた様子。
小道具を仕込んだマネージャーが登場した際は、イベントのチャットルームがかなりザワつきました。(運営側にも知らされていなかったので笑いをこらえるのがめちゃつらかった)
(小道具を身につけたマネージャーと、淡々と受け止める対談相手のマネージャー)
コミュニケーションを深める催し
オフラインでのキックオフでは、数名ごとのチームでワークショップを行っていましたが、今回も同様のコミュニケーションが取れるように、オンラインでの催しを企画しました。
その企画のひとつが、メンバー考案のオリジナルゲーム『Goodデザインしりとり』。
Goodデザインしりとりは、身の回りにある「Goodなデザイン」だと思うものをしりとり形式でつなげていくゲームです。
チームごとに分けられたZoomのブレイクアウトルームとオンラインのセッションボードを使って、コミュニケーションを取りながらしりとりをつなげます。
もっとも良いしりとりをつなげたチームには、Goodな賞品が贈呈されることもあり、運営側が予想していた以上の熱戦が繰り広げられました。
一人ひとりのひらめきとメンバー間のコミュニケーションが必要になるのでなかなか難しかったようですが、全員が参加して楽しむというこのイベントの目的を達成することができました。
ちなみに、各曜日で運営メンバーの中から司会者を立て、スケジュールのアナウンスやルール説明をはじめ、参加しているメンバーへの声かけや、時間通りに進行するための仕切りなどを担ってもらいました。
私も司会を担当したのですが、生配信ならではの緊張感で心拍数が爆上がりしました。(Apple Watchで「心拍数高いよ」の通知が何回もきた)
(当日の配信中の様子)
同僚の新たな一面に触れたリモートランチ会
キックオフの楽しみのひとつは懇親会だったのですが、集まって食事をするというのが叶わないため、Remoを使ってリモートでランチ会を開催。
「非日常を演出するランチ」をテーマに、支給されるランチ代からそれぞれ準備をしてもらいました。
送ってもらったランチ写真の一部はこちら。海鮮系が多いですね!(お寿司の中心にモンブランを添えてあるやつが良すぎる)
(リモートランチ会でスタッフが用意したランチ)
ランチ会に際しては、全員に「自己紹介シート」を準備してもらい、スタッフの新しい一面を発見してもらったり、新卒や中途入社のスタッフも初対面のスタッフと交流を深められるようにしました。
(自己紹介シートの一例)
オンラインのコミュニケーションはなんとなく緊張してしまったり、ちょっと微妙な雰囲気になってしまうこともあると思うのですが、自己紹介シートのような話のネタがあることで会話がより弾みました。
終了後に行ったアンケートでも「時間が足りないくらい楽しかった」という意見が多くあがったので、今後もメンバーを変えるなどで定期的に開催していきたいです。
リモートランチ会でのコミュニケーションについて、参加したデザイナーがnoteで触れてくれているので、ぜひこちらもご覧ください!
clusterを使ったデザイナー表彰式
フェンリルでは、メンバー同士でスタッフを評価をする制度があり、デザイン部門では、前年度の受賞者が評価委員となって選ぶ「デザイナー表彰」を実施しています。
業務での活躍をはじめ、後輩スタッフのサポートや勉強会の主催など、評価基準は様々。一緒に働くメンバーだからこそ知る、スタッフ一人ひとりの努力や成長をメンバーが評価するというこの制度は素敵だなぁと毎回感じます。
表彰に際しては、他の企画とは趣向を変え、全員でお祝いできるような環境で発表しようと、clusterを使って仮想空間で開催しました。
(それぞれがアバターで会場に集まり、チャットやリアクション機能を使って受賞者を祝福)
バーチャルとはいえ、こんなに密になってみんなで盛り上がれるなんて・・と少し泣きそうになった。。
趣向をこらしたCM動画
各曜日、転換の時間に流すCM動画も制作しました。
リモートワークをしている自宅の窓から見える空の写真をつなげた動画や、マネジャー陣の若かれし頃の写真で構成された某CM風の動画など、配信を待つ時間も楽しんでもらえるように考えました。
入社3年目までのデザイナーが、YouTuberになりきっておすすめのモノを紹介するCM動画では、それぞれ趣向をこらした動画で楽しませてくれました!
(YouTuberになりきって動画をつくってくれたスタッフ)
どのCMもクオリティが高く、社内だけの公開にとどめておくのはもったいないほどなのですが、社内のイベントだからこそ伝わるネタや空気感もあり、メンバー間の大切な思い出として心にのこしておきたいと思います。
めちゃくちゃ大変だったけど楽しかった!
イベント運営にあたっては、それぞれ業務の合間をぬって準備を進めていたこともあり本当に大変だったのですが、それと同時にすごく楽しかったです。(学生のころの学祭準備みたいな)
社内向けイベントとはいえ、せっかく作るならとクオリティにこだわった制作物、みんなに楽しんでもらうための演出など、フェンリルのデザイナーたちの本気を見ることができました。
フェスっぽい雰囲気を演出するためにつくったデザイナーズウィークタオルも、イベントを盛り上げてくれました!
(画面上でのメンバーとの記念撮影)
参加したメンバーからも、毎日楽しかったという感想をたくさんもらって、すごく意義のあるイベントになったと感じています。
今後もしばらくはこの状況が続くことが想定されるので、今回の運営ノウハウをいかしながら、フェンリルらしいコミュニケーションの形を模索していきたいと思います!
フェンリルでは現在、noteにて『フェンリル Advent Calendar』を開催中です。フェンリルのメンバーが12月25日まで「デザインとテクノロジー」に関する投稿をしていきます!
Twitterにて更新情報を発信しています。ぜひご覧ください🎄🎅🏻✨