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人生のラブレター。30歳前後で、デフォルト笑顔になりたい皆さんへ(後編)

また来週!とか書いておきながら、10ヶ月近くが経ってしまいました。。もし、後編を待っていた奇特な方がいらっしゃったら、大変お待たせしました!(たくみ、お待たせ!)

前編では、僕が弁理士になって18年後に辞めるという話をしていますね。。正直、どういう構成で続編を書こうとしていたのか、全く記憶にありませんが(笑)、題名に則して頑張ってみますので、お付き合いいただければ嬉しいです。

さて、今はどうかわかりませんけれど、僕が合格した頃の弁理士は「超」がつくほどの高給取りでしたので、今のこの仕事に専念し始めた時には年収が3分の1くらい、25歳のほっちゃんの今の年収よりも減ってしまいました(笑)。そもそも、この仕事は、後先考えず、片手間のボランティアで始めたのですが、なぜかおむすび通貨の発行直後にそれがyahoo!のトップニュースになってしまったのです。ある日突然、オフィスでお弁当を食べていたら、特許事務の女性が「吉田さん、yahoo!のトップニュースになってますよ!」って突然叫び、聞いたこちらは「は?」って。。。

結果、たまたま友人が即席で作ってくれておいたウェブサイトはアクセス集中でダウンするし、全国のメディアから取材電話がひっきりになしにかかってくるということになってしまい、なんだか後に引けないというか、そんな感じで弁理士の仕事をほどほどにしつつ、全力のボランティアでやり始めたのが今の仕事です。

で、全力でボランティアしていると、いろんな方が協力してくれて、さらに後に引けなくなるわけですね(笑)。

そうこうしているうちに、企業からこども夢の商店街の引き合いが入るようになったのですが、そもそもお金をもらえると思っていなかったですし、イベント業者になるつもりも全くなかったので、一体いくらのお金をいただけばいいのかさっぱりわかりませんでした。

なんだかくどくなりそうですし、書くのに疲れてきたので、もう結論を書きますね(笑)

僕が30年以上働いてきて、いまだにデフォルト笑顔で楽しく働けている理由。

それは、やらずにはいられなかったことを、ご縁を大切にして、全力で継続したから。

ポイントは4つです。

1 やらずにはいられなかったほど、やりたいことだった

2 ご縁を大切に、誠意を尽くした

3 損得考えずに全力投入した

4 石の上にも3年と、まったくうまくいかなくても継続した(ちょうど3年目に芽が出始めた)

1については、後から気づいたことです。本当は何がやりたいのか、明確に意識していない人って、世の中に多い気がします。僕の場合、大学中退→洋書の輸入販売起業→特許事務所就職→特許事務所起業→現職の起業という職歴で、一貫性がないようにも思えるのですが、家族のための特許事務所就職を除けば、洋書の輸入販売起業も特許事務所起業も現職の起業も、後から思えば、社会を変えたかったという動機は一致していたのです。

僕は小学生の頃から社会の理不尽に対して許し難い感情を抱いていて、椋鳩十の「マヤの一生」で戦争という巨悪に気付き、「スーホの白い馬」で権力という巨悪に気付き、歳を重ねるにつれてそれらのリアルを知るとともに、構造的に理解するようになり、いつもそれらがなぜ世の中に存在するのかを考えながら、どこかで社会に反抗していたように思います。大学中退も学歴が幅を効かせる社会への反抗でした。

ただ、だからと言って社会を変革することが自分が一番やりたいことだ!なんてことは一度も思ったことはありませんでした。何が言いたいかというと、デフォルト笑顔で働ける人生を送るために2、3、4は多分必須なんだけれど、1は気づいていないこともあるから、やりたいことがないからダメだなんてことはないということです。

あ、もう1つポイントがありました。

5 反抗を創造に転換した

これは、僕みたいに社会変革がやりたいことだという人にだけ、重要なポイントだと思うのですが、社会変革に関心がある人は、往々にして反抗にエネルギーを消耗してしまって、新しく創造することができていないと思うのです。反抗が変革につながるというのは、極めて、本当に極めて特殊な状況だと思うのです。例えば社会の大多数の人が明確に反抗心を持っているとか、反抗しないと命の危険があるとかです。遠い危険や、無視しようと思えば無視できる理不尽なことって、世の中に星の数ほどあると思うのですけれど、それらにいちいち反抗していたら体と心が持ちませんので、多くの人は反抗しないわけです。それで、ちょっとずつ危険や理不尽が広がって、最後には破局を迎えることもあるのですけれど、例えば地球温暖化や生態系の破壊もそうですけれど、人間の合理的判断として、遠い危険には反抗しないということになるのだと思います。だから、反抗してもうまくいかなくて、そうじゃなくて、反抗することなく、創造するということが社会変革には大事なんです。創造することって、ワクワクするので、多くの人の賛同や協力を得やすいんですね。

ということで、最後は蛇足でしたけれど、まとめますと、デフォルト笑顔で働ける人生を送るために僕が大事だと思うこと。

2 ご縁を大切に、誠意を尽くして

3 損得考えずに全力投入し

4 石の上にも3年と、まったくうまくいかなくても継続

そして2、3、4ができることが本当に自分のやりたいことなんじゃないかなと。

おしまい。

めんどくさい長文を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!そして、デフォルト笑顔で働きたいアラサーのご応募も待ってます!



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