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正しい情報発信で、安心安全に「食」を楽しんでもらいたい。『ノロウイルス食中毒予防強化期間』に合わせて、コンテンツを配信!

※この記事は、株式会社エブリーのオウンドメディア「every.thing」にて2019年11月27日に更新されたものです。(https://everything.every.tv/20191127-2/

作花 慎一
DELISH KITCHENカンパニー メディア企画部 カスタマーエクスペリエンスグループ マネージャー

2007年より株式会社Bellsystem24にて、大手ECのテクニカルサポートやWeb広告審査のSV、BPOなどを経験し、2011年にグリーへ入社、内製/Pub含めた十数のゲームタイトルCSを担当後品質管理部門を立ち上げしGREE Platform上の4桁前後ある国内全Web/Nativeゲームのアプリ審査、企画審査を統括。一般社団法人コンピュータエンタテインメント協会(CESA)にて複数のルール策定に関わるなど、業界健全化へ貢献する。その後、2017年にエブリーに参画。コンテンツ品質委員会とDELISH KITCHEN カスタマーエクスペリエンスを担当。


野津 結希
ライフスタイルカンパニー MAMADAYS事業部 メディア企画グループ リーダー

2009年よりテレビ局にてディレクターとして番組の企画・制作を経験。5年に渡り、朝の情報番組のディレクターで番組制作と、女性向けの番組を多数制作。その後2018年エブリーに入社し、MAMADAYSの動画コンテンツ全体の企画とMAMADAYS全体のコンテンツの品質管理業務に従事。

主に冬場に多発し、11月頃から流行がはじまり12〜2月にピークを迎えるノロウイルス感染症。公益社団法人日本食品衛生協会(以下、日食協)によって、11月1日〜1月31日まで『ノロウイルス食中毒予防強化期間』と定められています。エブリーでは、「DELISH KITCHEN」はじめ“食"にまつわる情報を日々多くの方に提供していることから、安全に料理を実施するための啓発活動の一環として、毎年このキャンペーンに協賛しています。エブリーが取り組んでいる啓発活動について、そして正しい情報を発信し続ける価値はどこにあるのか担当する二人に話を聞きました。

誰にでも簡単にできるノロウイルス対策を

ーまず、お二人の担当業務について教えてください!

作花:DELISH KITCHENカンパニーのメディア企画部のなかにあるCXグループで、リスク管理とカスタマーサポートをメインに担当しています。それに加えて、全社のコンテンツ品質向上に向けたコンテンツ品質向上委員会の運営をしています。

野津:私は、MAMADAYSのSNS Growthチームに所属していて、配信するコンテンツの企画から配信まで、内容のチェックやリスク管理をしています。最近では、SNSに加えてWEBやアプリ、D2C事業も立ち上がりました。それに伴いサービス全体で共通認識を持つことが必要だと感じ、兼務でメディアポリシーチームを立ち上げMAMADAYSのポリシーの策定も業務の一つです。




ーなぜ、動画メディアを運営しているエブリーがこうした日食協などと協力して、ノロウイルスの啓発活動を行なっているのでしょうか?

作花:日食協と連携して『ノロウイルス食中毒予防強化期間』のキャンペーンに協賛するのは、昨年に続き2回目です。エブリーはDELISH KITCHEN・MAMADAYSをはじめ、食に関わる情報を発信するメディアを運営しており、「お客様に安心安全に食を楽しんでいただきたい」という思いから、日食協が主宰するノロウイルス食中毒予防強化期間に協賛しています。

ー今年は2回目ということですが、昨年はどのような取組みをされたのでしょうか?

野津:MAMADAYSでは、キッチンでの「食中毒予防術」とノロウイルスに感染してしまった後の「嘔吐物の処理方法」に関するコンテンツを日食協に監修頂きながら制作し、SNSで配信しました。

作花:昨年DELISH KITCHENは、日食協監修のもと感染予防に役立つ「手洗いの方法」についての動画を制作し、特設ページの設置やアプリでの公開を行いました。また、社内の従業員向けには日食協の先生方に来ていただき、ウイルスについて講義や衛生的な手洗いについて講習会も実施しました。

ただ、当時DELISH KITCHENではレシピ以外の「食に関わる情報の発信」は行っておらず、衛生面などをメディアとして発信する手はずが整っていなく、私個人の案での取り組みになってしまい、お客様まで十分に届けられていない状況でした。




ー「食」を扱う企業として社内への注意喚起はできていましたが、ユーザーへのアプローチは十分ではなかったと。今年はどのような取り組みをされたのでしょうか?

作花:今年は、DELISH KITCHENでも違和感なくご覧いただけるよう、レシピ動画を配信しているメディア企画チームと連携し、動画フォーマットや配信先について検討を重ねました。その結果「衛生的な手洗いの方法」の動画を多くのユーザーに直接お届けすることができるようになり、再生数も順調に伸びていて、より多くの方に届けることができていると思います!


             (参考:https://delishkitchen.tv/articles/9


野津:MAMADAYSでは、昨年は感染後の処理方法をご紹介していましたので、今年はお子さんのいるご家庭であれば事前に備えておくと安心できる、「ノロウイルス対策キット」の動画をSNSで配信しています。動画内で紹介している準備材料は、どこにお住まいの方でも手に入れやすいものでできるように工夫しています。もちろん、日食協の先生方にも隅々までチェックしていただき制作しました。


              (参考:https://mamadays.tv/articles/2164



その人にとって最適な選択ができるように、正しい情報発信が求められている

野津:こうして日食協など衛生管理のプロの方たちにチェックしていただくと、改めて気づくことも多くとても勉強になります。日食協とのお取り組みを進めていく中で、制作メンバーの意識も高まっており、MAMADAYS全体のコンテンツの質向上にも寄与していると感じます。昨年のキャンペーン後、MAMADAYSでは2コンテンツ、DELISH KITCHENでは1コンテンツの計3本を日食協監修のもと配信しました。実は、監修していただいたコンテンツは週間No.1になるなど、どれも再生回数が高いんですよね。


ーそれだけママたちの衛生管理に関する関心は高いのですね。

野津:そうですね。MAMADAYSに寄せられるコメントの中で、ユーザーから「この商品はカビないか」「ヌメらないか」などご指摘が多いのは衛生関連のコンテンツです。子供を産んだばかりのママたちにとって、衛生環境というのはとても気になることなんだなと、こういったデータからも分かります。絶対に綺麗にしなければいけないという事はないのですが、正しい知識をもって安心して生活していただけるように情報整理はしていかなければなと思っています。


ーMAMADAYSでは離乳食などのレシピに関するコンテンツも配信していますが、こちらはDELISH KITCHENと連携したりしてチェックを行っているんですか?

野津:MAMADAYSでは、誤嚥に関わるので月齢表記が正しいか、妊婦さんや授乳中の方、赤ちゃんも月齢に沿ってそれぞれ食べてはいけない食材がありますので、それらが含まれていないかなど全コンテンツチェックは必須です。それに加えて、もちろんDELISH KITCHENからもアドバイスをいただいています。

作花:MAMADAYSのレシピには、モグモグ期・カミカミ期など明確にターゲットが区切られているので、調理法や食材で過去DELISH KITCHENにきた問い合わせも参考にアドバイスしています。例えば、里芋はアレルギーが出やすい食べ物と言われているので、「これくらいの時期からあげましょう」、「まずは少量から」など注意事項として入れるようにしています。



作花:DELISH KITCHENやMAMADAYSで扱っている料理や育児に関しては、「いつも相談できる先生」が身近にいないということがユーザー課題として共通していると思っています。もちろん、料理や出産、子育てに関わるプロの職業の方もいらっしゃいますが、その人たちに常日頃相談できる環境が整っているわけではないですよね。また正しい情報を探そうにも、情報が沢山ある中で自分たちの情報を扱うリテラシーの高さを求められてしまう昨今だと思います。

そのため、我々メディアはその道のプロに監修してもらい、正しい情報をインターネットの力でより多くの方に届ける必要があるんです。正しい情報を知った上で、自分がどうするかという選択肢を選べるようになることが必要。そういった環境を作ることが我々の役割で、正しい情報を発信し続ける価値はそこにあると思っています。



透明性あるメディア運営を目指して着実に進んでいく

ーMAMADAYSのメディアポリシーを策定することになったきっかけもそういったところにあるのでしょうか?

野津:MAMADAYSのサービスは、妊婦さんから0〜6歳までの小さなお子さんをお持ちのがママがターゲットです。コンテンツ内容によっては、赤ちゃんの生死に関わってくることなので、一回でも間違いが起こってはいけないんですよね。そういう重みを日々感じながら、コンテンツチェックを行っています。

今、MAMADAYSは急成長フェーズで、様々なサービス立ち上げに伴って人も急速に増えてきました。MAMADAYS独自のメディアポリシーを整備することで、ディレクターだけでなくエンジニア、ライターなど全員が「正しい情報とは何か」の共通認識を持つことを目指しています。MAMADAYSを日々使ってくれているお母さんお父さん、そして未来を担う赤ちゃんたちが危険に晒されないようなコンテンツを作っていきたいです。



ーこうした活動を通して、ユーザーにどんな価値を提供していきたいですか?

作花:DELISH KITCHENがコンセプトにしている「だれでも簡単においしく作れる」レシピ動画の根底には、健康・安全があると思います。具合が悪かったら食は楽しめないですし、美味しいものを食べたけど病気になってしまっては意味がないです。なので、引き続きレシピだけでなくその周辺の「食」に関わる部分でユーザーのみなさんにお役立てできる情報を、日食協と協力していきながら情報発信できればなと思います。

野津:MAMADAYSではサービスをWEB・アプリ・D2Cと展開しはじめました。メディアポリシーを整備しているので、これをしっかりと明文化しユーザーにもMAMADAYSがどんな基準で情報をお届けしているのかを知っていただけるようにしていくことが今やりたいことです。より安心してMAMADAYSを使っていただけるように、日食協の知見も多分に取り入れて、より良いコンテンツ制作をしていきたいと思います。

作花:エブリーでは、各専門領域に精通した外部有識者で構成されたアドバイザリーボードを設置しています。目指していることは、やはり「透明性」。社会から信頼されるメディア・事業であるべきだと考え、専門家のアドバイスをもとに都度方向修正をしながらメディアを運営してきました。ありがたいことに、DELISH KITCHENもMAMADAYSもたくさんのユーザーの方にご利用いただいています。今後も自分たちにおごることなく、第三者の専門の先生方にご協力いただきながら、一歩一歩進んでいければなと思っています。


              (参考:http://www.n-shokuei.jp/topics/nv_yobou/

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