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「Pairs」の社会意義性とエウレカにおけるPMの使命について、早稲田大学で登壇してきた

こんにちは!エウレカのPairs, JP シニアプロダクトマネージャーのフィルムこと、ヌアンジャムノン・チンナワットです。私は、早稲田大学の国際協力・政策研究分野の博士課程にて、仮想環境におけるユーザー行動に関して6年間研究を行いました。現在はこれまでの経験を生かし、主にプロダクトのUX(ユーザーエクスペリエンス)を担当しています。

私の仕事は、オンラインデーティングサービス「Pairs」のプラットフォームの内部および外部でユーザーがどのように考え、どう行動するのかということについての知見を得ることです。ユーザーが抱える課題とニーズを特定することが非常に重要です。またユーザーがユーザー自身をより表現しやすくし、恋愛が成就するようにサービスを改善させることが最も難しい課題です。

先日私は、学問およびビジネス上で得た専門知識をふまえ、早稲田大学アジア太平洋研究科(GSAPS)で講演を行いました。「情報通信の利活用と社会」というテーマで、日本の少子化危機とICTがどのようにこの問題を解決するのかについて講じました。今回は、その時の登壇をレポートにまとめました!

講義の中で論じたこと

日本の人口減少には、経済的、文化的、社会的要因などの複数の要因があります。講義で取り上げた要因は、「結婚する人が少ないこと」によって引き起こされる「低出生率」でした(総務省統計局)。結婚および子どもを持つつもりのない人を除き、多くの独身の人が、彼らの人生において愛する伴侶を見つけようとしたにも関わらず失敗に終わっていたのです。一般的に、日本のような先進的な社会では、出会いを探す時間とエネルギーが限られており、新しい独身の人に会う機会は少なくなります。したがって、彼らは結婚して、愛する家族を築くのにぴったりな相手を見つけることが以前より難しいのです。

理解していただきたいのは、「Pairs」は、短期的関係または肉体関係ではなく、長期的に渡って築く関係に全力を傾けているということです。したがって、「Pairs」は、新しい相手に出会う機会を増やすこと、および恋愛対象になる可能性のある相手との交流の質を向上させることによって、この社会問題に貢献することを目指しています。ご利用いただくにあたり重要なポイントとして、「Pairs」はユーザーが自分たちの“理想のパートナー”を定義することと、コミュニケーション技術を向上させるのに必ず役立つということです。

どのように健全な関係が形成されるのか

機能を開発する前に、プロダクトマネージャーたち(私自身を含む)は、長期にわたる関係を求めている人が抱えている問題を調査しなければなりません。私たちが尋ねる質問には「良い出会いとは何か」「健全な関係を作るのは何か」というものがあります。調査中、私たちは、外見や客観的なプロフィール(例:年齢、教育、所得など)ではなく、成功した出会いは、感情レベルで結びついていて、よく似た方法で社会的関係を構築し、よく似た方法で思考したり物事を処理したりする傾向があることに気付きました。

また、わたしは自身の研究結果とその結果をPairsに応用することによってオンラインデートを成功させる要因には、自分を省みることによってオンライン(プロフィール画像、詳細情報など)およびオフライン(スタイル、性格、ライフスタイル)両方の自分を磨くことなどがあるということがわかりました。そのため、私たちはこれらの要因に焦点を当てるために、アプリのUIとUXを進化させています。しかし、オンラインデート空間におけるユーザーのプロフィールはその人の一部しか表現できていません。ユーザーは、その小さな空間で自身の魅力的なポイントを強調する方法を学ばなければなりません。

オンラインからオフラインへの行動開発のための理論的フレームワーク

私は博士課程で、eSportsの文脈において、オンライン環境で示される行動がオフラインでの行動にどのように影響するかを説明する理論的フレームワークを開発しました(図1)。


図1. オンラインからオフラインへの行動開発のための理論的フレームワーク

このフレームワークはどのようなデジタルプロダクトにも応用できます。今回のケースでは、私はそれを「Pairs」に応用しました。自分を見つめ、自分を磨くためのUXを実現するために、私たちは2つの主要な要素に焦点を当てています。まず、プロフィール画像、年齢、身長、教育などの客観的要因。 次に、趣味、ライフスタイル、物事を見る視点、価値観などの主観的な要素です。最後に、これらの要素をフレームワークに組み込みます(図2)。

図2. 恋愛に関する要因の「オンラインからオフラインへの行動開発理論のフレームワーク」での実施

ユーザーは「Pairs」を使用して何を学べるのか、図2に示すフレームワークによれば、ユーザーは「Pairs」で設計された社会的学習サイクル(主に試行錯誤することなど)を経験することによって、自分自身について学べる点がいくつかあります。

  1. 自己をを偽ることなくプロフィールを魅力的にする方法。
  2. ユーザーは、恋愛関係に発展する可能性のある相手から非常にモテる(「いいねを送信する」)可能性がありますが、ユーザーが必ずしも「いいね!」を送り返すわけではありません。つまり「タイプではない」をクリックするということです。この場合、ユーザーは自分のプロフィールが特定のタイプの人を引き付けている理由を知ることができます。ユーザーは「いいね!」を受け入れるか、異なるターゲットに向かってプロフィールを調整することができます。
  3. 自分ではタイプだと思ったのに、実際には自分のタイプではないということがあります。ユーザーは自身にとって本当に重要な要素を徐々に発見し、その他の要素はあれば良いという程度のものだと気付くのです。

主要な取り組み

講義から主要な取り組みを要約

  1. UX指向のプロダクトマネジメントには、対象ユーザーの行動に関する徹底的な研究が必要です。ユーザーが抱えるの問題とニーズを理解することが最大の重要なプロセスです。
  2. (偉大な) 製品は、ユーザーの行動に影響を与え、ライフスタイルを変えることができます。Facebook、Instagram、Snapchatがコミュニケーションの方法を進化させたのと同じことです。
  3. プロダクトがユーザーの行動に影響を及ぼすためには、自分を見つめ、自分を磨くことにつながるような試行錯誤を経験できる機会を提供しなければいけません。
  4. 最も重要なのは、すべてのプロダクトがユーザーの生活の質を向上させるように科学的に設計されていることです。

最後に

人口減少などの社会問題を解決するために、私たちはICTを利用できるのでしょうか?その答えは、もちろん「YES」。今日、米国のカップルの30%(USA TODAY、2013)と比較して、日本のオンラインデート業界は、約3%のカップルにしか貢献できていません(マッチングエージェント/デジタルインファクト、2018)。この産業は、人口減少に対する効果的な解決策になる可能性が高いのですが、やるべきことが非常に多くあります。

私は、社会問題の効果的な解決へ向けて前進するために、優秀な学生からの質問をベースに議論することにワクワクしました。例えば、セキュリティとプライバシーについての議論がそうです(私たちはユーザーのセキュリティと安全を確保するために不適切なコンテンツを排除するために24時間体制のカスタマーサポートを提供しています)。他に議論した項目としては、政府からこの業界は支援を受けられるのかというトピックや、世界的に展開する際の文化的相違があるかなどのトピックがありました。

正直なところ、私はこれらの難しい質問すべてに対する答えは持っていませんでした。ただ、ユーザーに安心を提供したいということと、社会問題を解決する一方で、ユーザーの本当の望みを実現し、社会の中で選択肢を広げ、完璧なパートナーとの出会えるように、エウレカで努力を続けています。

【eSportsがリーダーシップ行動を改善する方法についての私の研究の詳細はこちら】


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最後までお読みいただきありがとうございます!今回は、Pairs Japan開発チーム シニアPMのフィルムによる登壇レポートでした。

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