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金融プロ集団がなぜキャリアサポート事業を?新事業創出の先にあるイコールワンの進化

お金の悩みをワンストップで解決するサービスを展開してきたイコールワンが、新事業を開始しました。それが、転職・キャリア支援を目的としたキャリアサポート事業です。新事業立ち上げの狙いを知るべく、キャリアサポート事業部長の株木孝行さんに話を聞きました。

(プロフィール)
株木 孝行(かぶき・たかゆき)/ キャリアサポート事業部長
1989年生まれ。埼玉県出身。立正大学卒。2012年、ラグビーの実業団選手として株式会社クボタに新卒入社。2017年よりプロ契約を結び、プロラグビー選手として活躍。同シーズンをもってクボタスピアーズを退団。アスリートからビジネスマンに転身を図り、2018年3月、イコールワンに入社。2018年9月現職就任。


収入から運用まで、お金に関するあらゆる悩みを解決する


確かに金融と人材では一見するとまったく違う領域に見えるかもしれません。けれど、そもそもイコールワンのミッションは「人のお金の悩みをなくし、心を豊かに」すること。お金の悩みをワンストップで解決するとなったときに、キャリアの問題は切っても切れない関係なんですね。


――どういうことでしょうか?


たとえば資産運用を考えたときに、現時点での年収がネックになるケースがあるんです。「投資に関心はあるけれど、今の年収ではそもそも難しい」というお客様に対して、解決策として何があるかと言うと、もちろん収入に応じた運用プランというのもあるかもしれませんが、抜本的な解決策となれば、第一は年収のベースアップです。そのためには、キャリアにまで踏み込んで一緒に考える必要がある。お客様の能力や希望を踏まえながら、どうすればもっとキャリアアップできるのか。お一人おひとりが理想の人生を歩むために、お金もキャリアも含めたライフプランそのものをトータルサポートすることが、今回の新事業創出の目的です。


どこの会社に入りたいかは聞かない。まず知りたいのは、どんな人生を歩んできたか


――世の中に様々な転職エージェントがある中で、イコールワンの強みは何でしょうか?

ひとつは、これまでの金融サービスを通じて構築した約3000人の顧客からなるネットワークです。イコールワンのコンサルティングは、お客様の人生を知るところから始まります。資産計画のことだけに限らず、これまでどんなふうに生きてきたのか、これからどんな人生を歩んでいきたいのか、細かくヒアリングを重ねた上で、一人おひとりのお客様に最適なご提案をしてきました。

すると当然、キャリアに関することにもお話が及びます。このお客様は今はどんな仕事をしていて、どんなスキルを持っていて、今後はどんなキャリアビジョンを考えているのか。まるで古くからの友人のようにじっくり伺います。また、お客様の中には企業を経営されている方や人事領域のお仕事に就かれている方も大勢います。会社の現状あるいは将来に向けた課題を聞けば、どんな人材を求めているのかも私たちの知るところとなります。この生きた膨大なデータベースこそがイコールワンの強み。他の転職エージェントでは絶対にアプローチできないオリジナルな情報の中から、求職者さま、企業さまそれぞれの希望に合ったマッチングを実現します。そしてもうひとつの強みは、上述したように、私たちイコールワンはヒアリングのプロです。決していきなりどこの会社に行きたいのかとお伺いすることはありません。なぜなら、その人が行きたい企業と、本当にその人に合う環境や活躍できる場所は違うことがあるからです。私たちはまず最初に「あなたは今までどういう人生を歩んできたのか」、そこからお伺いします。目の前の人が何が好きで、何をしているときが一番楽しいのか。お客様の人生を知らなければ、本当に最適なコンサルティングはできません。金融サービスを通じて磨かれた高度なヒアリング能力を活かして、まだ求職者さまが自身でも気づいていないような可能性を引き出すことが、私たちの存在価値。その上で、理想の人生を歩むための新しい挑戦の道を切り開きます。


人にはもっと可能性がある。自由に挑戦できる社会をつくりたい


――イコールワンでは、このキャリアサポート事業を通じて、どんな世界を実現したいと考えていますか?

古い常識にとらわれず、もっと挑戦できる人が増えればと思います。やはり日本はまだまだ大手信奉が強い。自分のやりたいことや可能性はもっと別の場所にあるはずなのに、「大手だから安心」「ベンチャーは危険」という一方的なイメージだけで、自分の選択肢を狭めている人ってたくさんいると思うんですよ。たとえば、年功序列が根強く残る日本社会では、大きな組織になればなるほどポストに空きがなく、よりハイレベルなミッションにチャレンジしたくても難しいのが現状です。そんな順番待ちの環境に、「早くキャリアアップしたい」「よりビジネスの根幹に関わる仕事がしたい」と思っている人が飛び込んでも、決して幸福なマッチングとは言えません。にも関わらず、「大手だから」という理由だけで、自分のやりたいこととは真逆の環境に身を置いている方も、きっと多いのではないでしょうか。そんな固定観念に流され、挑戦の一歩を踏み出せずにいる人たちに勇気を与えることが、私たちの役目です。決して大手に行くことを否定しているわけではありません。私たちの願いは、もっと自分の意志で自分の人生を切り開ける人を増やしたいということ。旧時代的な成功モデルを鵜呑みにするのではなく、自分は本当はどんな場所でどんなふうに生きていきたいのか。それを一人ひとりが自ら考えて選択していける社会にしたい。その結果、転職をしないという選択肢を選んだなら、それでもいいんです。でも自分の意志とは別の何かのせいで情熱に蓋をしているなら、そんな余計なものは取っ払って、もっとあるがままに生きてほしいと思います。

「第一回・明日のキャリアの作り方」には多くの若手ビジネスマンが参加。


――そんなイコールワンの想いに株木さん自身が共感するのは何か理由があるんですか?


実は、私はイコールワンに入社する前はプロのラグビー選手だったんです。クボタに新卒で入社した後、2017年からクボタスピアーズとプロ契約を結び、夢だったトップリーグに出場することもできました。ただ決して私の中で「ラグビー=人生」ではないんですね。私にとってのラグビーは自分の人生を豊かにするための手段のひとつ。だからこそ、アスリートを終えた後のキャリアについても常に考えていました。それが、ビジネスマンとして世の中を変えるようなインパクトを生み出すことです。たとえば、アスリートのセカンドキャリアひとつとっても、解決しなければいけない問題が山積しています。本来、スポーツの世界で結果を残してきたアスリートたちには、もっといろんな可能性があるはず。私の実感値としても、スポーツの世界で鍛えたゲームメイクの力は、ビジネスでも十分に通用します。にも関わらず、そうした素晴らしい資質を眠らせたままにしている元アスリートは非常に多い。それは、彼らの才能を周囲が活かせていないからですし、本人もまた自分の中の可能性に気づけていないからです。こうしたチャンスロスをできる限りなくし、もっとビジネスの世界で活躍する元アスリートを増やすことができれば、社会にいい影響があります。そんなことも、このキャリアサポート事業でもやっていければ面白いですよね。人には、もっと可能性がある。そして、その可能性を信じ、挑戦する人が増えれば、世の中はもっと面白くなる。私はそれをキャリサポート事業を通じて証明していきたいです。


株木部長ありがとうございました!

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