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日本の採用を深堀!:特異な日本の採用手法【PartⅡ】

今週は大好評、「特異な日本の採用手法」のpartⅡをお届けします。「特異な日本の採用手法」PartⅠをまだ読んでいない方は、こちらからご一読ください。

※STEP1.2.3が確認いただけます。bit.ly/3hZVFvN

では早速、海外の採用手法に着目してみましょう。

STEP4:海外の採用方法(アメリカ・ドイツ・韓国の事例)

アメリカでは、基本的に「終身雇用」という概念がありません。解雇も普通におこなわれ、通年採用が実施されています。新卒であっても即戦力になることが求められ、中途採用と同様のスキル・実績が求められます。従って、多くの学生はインターンシップを通して実務経験を積み、卒業後すぐに働けるスキルを身につけます。

また、アメリカは学歴社会ですので、修士号もしくは博士号が求められます。学歴があり、スキルもある即戦力を採用できる事で、企業全体のスキルアップが可能になるのです。

次に、ドイツを見てみましょう。ドイツは「デュアルシステム」という職業訓練制度があり、約350種類もの職種から選択し、教育と職業訓練を同時に進め即戦力として活躍できる人材を育成します。週1〜2日座学、週3〜4日は企業で実務を学びます。

企業側は、デュアルシステムを終えた証である「熟練労働者資格」を持つ若者を優先的に採用する傾向にあり、さらにこのシステムは、訓練生手当が支給され、社会保障制度の対象にもなるという魅力的な制度です。ドイツはヨーロッパでも離職率が低く、企業にとって人材流出を防げるというメリットがあるなど、ミスマッチ防止には大変効果的な制度になっています。

次は、同じアジアの韓国を見てみましょう。韓国は学歴社会です。採用時に「学歴・資格」が重視され、語学力を要する企業が多いことから、留学経験も重視されます。韓国の採用方法ですが、日本と同様に新卒採用があります。新卒に対しては、即戦力を求めるよりも、グローバルな人材かつ、学歴がある人材を求める傾向があるようです。

各国様々な採用方法がある中で、共通しているポイントは「労働生産性の高い人材の獲得」という事ではないでしょうか。日本も「労働生産性の高い人材」を育成・採用するためには、高校や大学の教育制度や企業のあり方等、抜本的に見直す必要があるかもしれません。

STEP5:海外のワークライフバランスへの取り組み

前回配信した特異な日本の採用手法:partⅠで、日本の課題点として紹介した「生産性の低さ」についてですが、生産性の高い国では、「ワークライフバランス」に対し各種施策を打ち出しています。

海外のワークライフバランスについては「データブック国際労働比較2019」を参考に見ていきましょう。

スウェーデン

北欧は「ワークライフバランス」が進んでいることで有名ですが、特にスウェーデンは「ワークライフバランス先進国」と呼ばれています。子どもを幼稚園や保育園に迎えに行くために15時には退社できたり、在宅勤務が認められている会社が多いことも特徴です。

スウェーデンなどの北欧諸国は労働組合の力が強く、長時間労働の排除を徹底してきた背景があります。社会全体として、労働者が自分たちで柔軟な働き方を構築していこうという風土があるのです。それによって、年5週間もの有給休暇取得が法律で義務づけられていたり、裁量労働制という働き方が主流になっています。

アメリカ

アメリカは成果主義の風土が強く、個人が仕事でも家庭でも「自分のため」を優先することによって、ワークライフバランスを実現しようという傾向があります。

成果主義が強いため、働いた分だけ昇給や昇進に直結します。従って自ら納得した上で、成果が出るまで働くのか時短で働くのか等、選択をするという考え方が根づいているといえます。また「自分のため」には家族との時間も含まれますので、有給取得率も80%を超え、企業も有給取得に協力的な傾向が見られます。

ドイツ

ドイツでは、「労働貯蓄制度」や「労働時間口座制度」と呼ばれる、従業員が残業をした場合に残業時間を銀行口座のように貯めておき、後日休暇や時短勤務などで相殺する制度が広く普及しています。これらの制度の特徴は、ここぞという時期にはとことん働いて成果を挙げ、働いた分はしっかりと休息を取るという、メリハリの利いた働き方ができるという点です。ヨーロッパ諸国では、「ファミリーフレンドリー」の観点から、フレックス制を導入している企業が多くなっています。家庭と両立してこそ仕事である、という考え方が強いのが、ドイツをはじめヨーロッパ諸国の特徴だといえます。

STEP6: 日本のワークライフバランス

さて、今まで海外の事例をお話しましたが、日本の現状はどうでしょうか。

少子高齢化が進む日本では、労働力が不足しています。今必要とされているのが、政府でも打ち出している「働き方改革」であり「女性活躍の施策」となりますが、そこで重要になるのが「ワークライフバランス」なのではないでしょうか。

優秀な人材ほど、多様な働き方を認めてくれる企業で働きたい傾向が強く、ワークライフバランスの整備は、優秀な人材の確保にもつながります。

また採用担当者こそ、フレキシブルな働き方が必要です。面接やイベント等で時間調整が必要な場面が多くあります。多くの企業では、「残業ありき」という形で働いているのではないでしょうか。グローバルスタンダードなRPO企業では、上記で述べたような海外的志向が強い為、個々が自身で「働くこと」と「休むこと」をしっかりと管理し、進めることができます。採用は日々情報収集等のインプットが重要な職種でもありますので、スキルアップの時間もコントロールが可能です。

日本の多くの企業で、海外の良い事例を取り入れ、生産性の高い業務を遂行できる環境が整備されるよう、引き続きEnvisionから様々な発信していきたいと思います。

では次回、10月7日「採用担当者なら知っておきたいスキルセット」について配信いたします。お楽しみに!

【Envision】RPOサービスを展開し、採用コンサルとしてサービスを提供。職場環境は多様性があり、英語や日本語が飛び交っています。#リモートワーク を実施しています。

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