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【Connector’s Story Vol.2】「トライ&エラーで自分なりの正解を見つけ出していく」大手航空会社で働いていた私がやっと見つけたやりたいこと。

連載 Connector’s Story では、そんなユニークで面白いコネクターをインタビューし、紹介していきます。

今回紹介するのは、北村みなも(きたむら みなも)。2017年秋に大手航空会社から転身し、現在はスーパーバイザーとして、宿泊業務やチームマネジメント、イベントの企画・運営などを行っています。航空会社勤務を辞めホテルスタートアップという道を選んだのか。そしてエンブレムで彼女は想いをどう実現していったのか。天真爛漫な姿の裏にある努力家の一面を見せてもらいました。

#connector’s profile

北村みなも。埼玉県出身。旅が好きで、学生時代は数多くの国での留学や旅行を経験。新卒で入社した航空会社での勤務を経て2017年12月にエンブレムにジョイン。宿泊業務の他、自身のインドでのヨガ修業を活かしたヨガ教室や、地域の人を巻き込んだイベント「Kana Shoku Kitchen」を企画・運営してきた。趣味は韓国ドラマ、言語学習、最近は美容系Youtubeを見るなど、多彩な趣味の持ち主。

人と人を繋げる存在になりたかった。

学生時代は、留学や旅行で韓国、イギリス、カナダと、色んな国を旅してました。現地の色んな人と交流するのが好きで。人と話せば話すほど、自分の価値観や視野が広がっていくのが楽しいんです。その感動を他の人にも味わってもらいたい。人と人を繋げる存在になったらそれが叶えられるのではと思って、就職活動時はそれを軸にしていました。


韓国留学時代 アメリカ人の留学生と

大手航空会社で働いて感じたこと。

新卒で入社したのは、航空会社。間接的ではあるけれど、国と国、人と人を繋げる仕事に魅力を感じて入社したんです。実際、働いてみると、空港という色んな感情を持つ人が入り混じる空間で、言語を活かせられるのにすごくやりがいを感じました。一方で、お客様との会話は、ごく限られた時間で、限られた内容しか話せないことに物足りなさを感じていたんです。もっと、自由に、クリエイティブな会話や接客がしたい。自分が描いている「人と人をつなげる」仕事をするために、転職活動を始めました。


ドイツでの旅行 パレードを見ていたら現地の人たちと繋がった瞬間

自分の想いと完全一致した会社、それがエンブレムだった。

でも、「人と人をつなげる」ってどういう仕事があるんだろう。そう想いながら、WANTEDLYの検索エンジンに「人と人をつなげる」と入力して、職種や業種関わらず探してました。そんな中、目に止まったのが、エンブレムホテルが掲げる「エンブレムトライアングル」という言葉。これは、ゲスト・ローカル・コネクターを強固に結ぶコミュニティのことです。ふと自分の原体験である旅を思い出しました。自分の好きな滞在先には、必ず、地元の人とつながれるコミュニティがあった。だからこそ、自分にしかできない貴重な体験や、ガイドマップには載っていないあっと驚くような発見ができたんだなと。エンブレムトライアングルをつくる、これこそが私の描いていた「人と人をつなげる」ということだ。ようやく自分の想いがぴったりと一致し、入社を決めました。

入社早々任せてもらったビッグプロジェクト

入社後は、エンブレムステイ金沢のフロントスタッフとしての試用期間を経て、社員に登用してもらいました。社員になって早々、待ちかまえていたのは、金沢市と協働のビッグプロジェクト。金沢市が外国人観光者向けの体験企画を募集していて、先輩がそれに応募しないかと声をかけてくれたんです。

私たちが企画したのは、「Kana Shoku Kitchen」。月に一度、地元の料理人や生産者さんなど、食に熱い人たちを講師としてホテルにお招きし、宿泊者や外国人観光客に金沢の食の魅力を体験してもらうというクッキングイベントです。この企画は見事採用され、市に助成金を貰いながら、実施できることになったんです。

でも大変だったのは、それからでした。プロジェクトなんて初めてだから、何から手をつけて良いのかも分からない。とにかく手探りで、集客や、招待する講師のリスト・スケジュールの作成、イベントの進行など、自分なりに考えました。


イベント初開催。来てくれたのはたった2人…。

なんとかカタチになって第一回を迎えられたは良いものの、来客者数はたったの2人。少なすぎて落ち込みました。なんで人が来なかったんだろう。すぐさま反省会を開いて、問題点を洗い出しました。そこでまず気づいたのが集客方法。自分が作ったポスターは確かに可愛いけど何を伝えたいのか全く分からない。それを踏まえて、第二回目の開催では、メッセージが率直に伝わるようなデザインに変えました。他にも、ターゲットを絞ってチラシの置き場所を変えてみたり、宿泊者にも宣伝のメールを送ったりして、確実にターゲットが来てくれるような工夫をしてみました。初めてのことで大変だったけど、とにかく自分なりに変えてみたんです。

トライ&エラーの繰り返しが功をなした。

ドキドキして迎えた第二回目の開催。来てくれた人はなんと、、、15人。改善の結果が目に見えることがとにかく嬉しかった。その後もイベント後には、必ず反省会を開いて、どうやったらもっと良いイベントになるか色々考えて試してみました。例えば、英語版メニュー表の作成や、司会の進行方法の変更など、お客様のアンケートも参考にしてやってみたんです。そうやって色々改善していった結果、第3回以降の開催では、20~25人と、目標としていた数のお客様が来てくれるようになったんです。アンケートでも、「他の来客者と知り合えた。ここでじゃなければ会えなかった」という、つながりをつくったことが実感できるようなコメントも貰えるようになって、すごく達成感を感じたのを覚えてます。


「Kana Shoku Kitchen」の様子。イベントがきっかけで後にエンブレムの他の施設に宿泊してくれる人やコネクターの一員になった人も。

コネクターの個性を見出して、活かしていきたい。

これからの目標は、コネクターにとって、働くのが自慢できるような職場にしていくことですね。エンブレムでは、色んな趣味や特技をもったアルバイトコネクターが働いているんですけど、彼らの個性や能力をもっと引き出して、伸ばしていきたいです。

そのために、日々していることが、コネクターノートを書くこと。コネクターの趣味や特技、将来の夢など、日々の何気ない会話で発見したことを書き留めて、それを活かせるような仕事と結びつけるんです。例えば、将来記者になりたいアルバイトの子に、イベント後の記事を執筆してもらってHPに掲載したり、絵が上手な子に、観光MAPの作成をしてもらったり。彼らが楽しそうに仕事をして、「やりがいを感じました!」と言ってもらえた時は、その子の個性と私のアイデアがうまくはまった!と嬉しく感じますね。

一人ひとりがホテルを作り上げる重要な存在

月に一度のミーティングで、他のコネクターに何を話すのかということにも気を付けてます。私のマネージャーとしての役割って、会社の目標に近づけるために、彼らをリードすること。だけど、いきなり「下半期の売り上げを100万にする」とか言われても、遠い世界のことを話されているようでピンとこないじゃないですか。なので、なるべく彼らが日々のオペレーションで実現できるような目標に置き換えて話をしています。その上で目標達成のために自分たちは何ができるかをディスカッションしてもらって、良い案があれば採用します。そうやって、ひとりひとりが主体的に参加できるような環境をつくることで、「自分も施設をつくる一員なんだ」と感じてくれると良いですね。これからも、私なりに試行錯誤して、コネクターが自慢できるような職場を作っていきたいです。


コネクターと一緒に。

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