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E-kanのキャリコン活用事例(案件選択制度 第2回)

紅葉が見頃を迎えてきましたね!
E-kan(イーカン)の河村です!
E-kanでは、取締役、営業、キャリアコンサルタントを務めています。

前回は弊社の特徴である【案件選択制度】にシスティマティック・アプローチの前半部分をどう活用しているかの事例を紹介しました。
今回はその2回目です。
ご興味あれば前回記事もぜひご覧ください!

https://www.wantedly.com/companies/e-kan/post_articles/439683

目次

  1. 大切にしていること
  2. 目標設定から方策実行へ
  3. 方策の決定と実行とは?
  4. 意思決定・学習・自己管理とは?
  5. E-kanでの活用事例
  6. まとめ
  7. E-kanの求人広告の掲載終了がまもなくです!

大切にしていること

E-kanの【案件選択制度】では以下を大切にしています。

  1. 「キャリアを相談しながら案件を選択できること」
  2. 「主体的に意思決定できる力を育むこと」

目標設定から方策実行へ

では、システィマティック・アプローチの全体を再掲します。今回は4番の「方策の実行」を【案件選択制度】にどのように活用しているかを紹介します。

システィマティック・アプローチは、要約すれば、次のようなプロセスをとる。

⑴ カウンセリングの開始
⑵ 問題の把握
⑶ 目標の設定
⑷ 方策の実行
⑸ 結果の評価
⑹ カウンセリングとケースの終了

参考:木村 周「キャリア・コンサルティング 理論と実際」4訂版 一般社団法人雇用問題研究会

システィマティック・アプローチに共通している流れは、
⑴ 相談者との間によい信頼関係(ラポール)を作り、
⑵ 問題を明確にし、相互に共有し
⑶ 共同して目標を定め、計画を立て、
⑷ その計画を達成するための方策を定めてそれを実行し、
⑸ 最後に結果を評価し、
⑹ フォローアップを行う
というプロセスをとるとされています。

方策の決定と実行とは?

前回の記事では「⑶ 目標設定」まで紹介しました。
ここからは、その目標を達成するための方策を決定しそれを実行します。
方策とは目標を達成するための行動計画(action plan) のことです。目標達成のためのターゲットを決め、それに達するステップと具体的な行動を見つけそれを実行することです。

「⑷ 方策の実行」はシステマティックアプローチの中でも中核をなす部分です。それだけに紹介したいことも沢山ありますが、今回はその一部のみ、主な方策を紹介します。

主な方策は、次の3つとされています。

  1. 意志決定
  2. 学習
  3. 自己管理

意思決定・学習・自己管理とは?

  1. 意思決定
    相談者が自ら、検討するための情報を収集し各選択肢のメリットデメリットを比較し意思決定することを支援します
  2. 学習
    相談者が目標を立て、学習できるような状況を創り出し、かつ、目標達成のための学習計画や方策を実行するのを支援します
  3. 自己管理
    相談者がキャリコンに何時までも依存するのではなく、自分で問題を発見し、目標を定め、方策を選び、それを実行するのを支援します

E-kanでの活用事例

E-kanの【案件選択制度】ではここで紹介した主な方策を以下のように活用しています。

ネットで案件ガチャと揶揄されるエピソードでは、会社都合で案件が決まったり、逆に自由に案件が選べると聞いてたのに取捨選択されていない大量の案件情報を丸投げされるだけ、といった話を聞きます。

E-kanではこういった会社都合や丸投げなどは決して行いません!
常時多数の案件を保有してますので、多くの選択肢を提供できますが、同時に、相談者が自らの目標を踏まえ選択し「意思決定」する力を支援します。

また「意思決定」にはいくつか前提があることの理解も支援します。例えば次の2つのようなことです。
⑴ 1つを選択することは他を捨てることであり、何を捨てるかは、何を選ぶかと同様に重要であること。
⑵ 意思決定には必ず不確実性を伴うこと。決定されたことは変わることがあるし、完璧性よりは可能性を重視すべきであること。

そして、必要に応じて、「学習」を支援します。
尚、ここでいう学習は、単に勉強のことではありません。
支援する学習には、一般に次の3つのカテゴリーについて学習することが必要とされています。

  1. 技能(Skill)
    単に特定の職業能力のことではなく、キャリアを自分で探索、選択、決定、形成するのに必要な知識・技能のこと
  2. 行動パターン(Action Pattern)
    習慣、癖など相談者が気付かない行動パターン(責任回避、不平・不満をよく言う、対決回避など)のこと
  3. 意欲(Needs)
    目標に向かおうとする意欲のすべて。結局は相談者が意欲を持って行動しなければ目標は達成できないことを知らしめること

こういった支援を経て、相談者が自分で問題を発見し、目標を定め、方策を選び、それを実行すること、すなわち「自己管理」することを目指します。

ここで紹介した個々の方策にも、それぞれ具体的なプロセスや手法がありますが、それはまた機会があれば紹介したいと思います。

まとめ

E-kanの【案件選択制度】ではこういったプロセスを経るので、自ずと時間とコストはかかります。

参考文献にあげた木村周先生も次のように書いてました。

目の前の、達成困難に取り組ませ、目標を持たせ、それに向かって努力を続けさせることは、きわめて困難な仕事である。何もしないのが楽ということは、ごく一般的なことである。 失敗を重ねたクライエントを動機づけることは特に大変である。その過程の中でクライエントの失望、曖昧さ、混乱、依存などのクライエントの抵抗に遭うことは覚悟しなければならない。

「何もしないのが楽ということは、ごく一般的なことである。」
確かにごく一般的なことですが、だからといって『案件ガチャ』『会社は何もしてくれない』とエンジニアが嘆くような不幸な状態が多く散見されるのを見過ごすのは如何なものかと思います。

E-kanではキャリア形成支援のプロフェッショナルであるキャリコンが、相談者一人一人のキャリア形成を徹底的に支援します!

今回はE-kanの特徴である【案件選択制度】にシスティマティック・アプローチの「方策の実行」の一部をどう活用しているかの事例を紹介しました。
ここは中核をなす部分で紹介したいことも沢山あるので、今回は2回目として、また機会があれば書いてみたいと思います!
どうぞよろしくお願いします!

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