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フリーランスから複業正社員へ。5年後のキャリアを見据え選んだ新しい働き方

ドットライフでデザイナーとして働く、石原美里。長年フリーランスのデザイナーとして活動してきた石原は、今後の働き方を見つめ直したことをきっかけに、ドットライフへの入社を決めたと語ります。複業として個人の仕事を続けながら、正社員になる道を選んだ石原に、組織で働くことで感じた価値、働き方の変化について話を聞きました。

働き方を変えるべく、転職した会社を2年で独立


ーードットライフに入社される前は、どのような仕事をしていましたか?

大学卒業後、レコード会社に就職し、インハウスデザイナーとして働いていました。CDジャケットのほか、会社が経営する飲食店のメニュー、ロゴ、POPなども手がけましたね。2年ほど働き、今度はエンタメ系の大手デザイン制作会社に転職。アーティスト写真のディレクションや、テレビドラマ、映画のキービジュアルなど、芸能関係のデザインを多く担当するようになりました。

ただ、仕事はすごく忙しくて。長く続けるのは難しいなとも感じていました。また、実家が自営業だったので、昔から「自宅で働く」ことに、ぼんやりと憧れがあったんです。小さい頃から、自分が学校から帰宅すると家族がいることが当たり前の暮らしでした。

そこで、デザイン制作会社で2年働いた後、若さゆえの勢いも手伝って、思い切って会社を退社。フリーランスになりました。フリーランスというスタイルは、自分にすごく合っていると感じましたね。前職の経験を活かし、CDやDVDのジャケット制作、アーティスト写真のディレクションを中心に携わりました。カメラマンやスタイリストの手配など、撮影から関わることが多く、そこで得たスキルを元に、商業施設の広告やファッションカタログのデザインも行うようになりました。

ーーフリーランスの仕事はとても充実していたんですね。働き方についてはどうでしたか?

フリーになってもやはり忙しかったです。ずっと仕事のことばかり考えていました。自分で休みを決めればいいのですが、逆にいくらでも仕事ができてしまうんですよね。収入が安定していないこともあって、周りを見ても、フリーランスで土日しっかり休んでいる人は少ない印象でした。

本業は母親業。家族との時間を軸に、新しい働き方を模索

ーーフリーランスデザイナーとして、忙しいながらも充実した日々を過ごされていた石原さんが、会社に所属しようと決めた背景には何があったのでしょう?

フリーランスになって5年ほど経った頃にふと、これから5年後、10年後にも同じ仕事があるのか?同じ働き方ができるのか?と考えました。そのときは、エンタメ業界以外にも多くの案件を抱えていたし、仕事も楽しかったんです。それでも、漠然とした不安はありました。そこで、まずはスキルアップして自分の領域を広げようと思いましたね。

興味を持ったのは、Webデザインです。Webはこれからどんどん進化していく媒体だと思いました。しかし、ずっと紙媒体の仕事をしてきたので、Webデザインは全くの未経験。実績をつくらないと仕事はないので、派遣社員として、あるWeb制作会社に入りました。その会社で、Webデザインの基礎を学んだんです。

その後間もなく出産することになり、派遣の仕事は辞めることに。出産後もフリーの仕事は続けられるだろうと思っていて、予定日ぎりぎりまで働いていました。ところがいざ出産してみると、子どもの世話でパソコンも触れず、電話にも出られない状態。睡眠時間もなくなり、仕事と育児の両立は厳しいと思いました。
同時に、家族と過ごす時間を大切にしたいという想いも生まれました。子育てに関われる一瞬を大事にしたい。仕事を続けながら、母親業に重きを置けないかと、そのやり方を模索するようになったんです。

そんな中、緊急事態宣言が出て、2020年3月末から数か月、エンタメなどの仕事がぱったりと無くなりました。その期間は私にとって、今後の働き方をゆっくり見つめ直す時間になりました。家族との時間を大切にしながら、自分が楽しいと思える仕事ができないか。Webという新しい世界で、さらにスキルアップできないか。そうした想いが、会社を探してみようという行動につながりました。

ーードットライフとの出会い、入社を決めた理由について教えてください。

ドットライフのことは、求人サイトを通じて知りました。another life.という媒体を初めて知り、自分と似た立場にある人の人生経験が載っていて、このサービスによって救われる人がきっといるんだろうなと感じました。応募してみると、当時の採用担当の方が、人柄が見えるような、とても優しい文章を送ってくれて。この会社すごく良いなぁというのが、第一印象でした。

しかも、自分と同じように、子育て中のデザイナーが在籍しているとのこと。時短、フルリモートで、正社員として働いていると聞いて、そんなことができるんだ!と驚きましたね。それで、ドットライフで働くことが、選択肢の一つになったんです。フリーランスは自分に合っていましたが、もともとその形にこだわりはありませんでした。納得のいく働き方ができれば、それでいいと思っていたんです。ドットライフは副業もOKとのことだったので、個人で受けていた仕事も続けられます。そして、2020年6月にまずはパートという形でお仕事を始め、3ヶ月後に正社員として入社しました。

組織で働くことで広がった、個人の可能性

ーー入社後は、どんな仕事をしていますか?

今は、自社事業another life.のクリエイティブや、新規事業におけるブランディングとクリエイティブ、クライアントワークでは紙媒体のデザインをメインで担当しています。バナーやサムネイル画像のデザインなどの細かいものや、イベントに関わるクリエイティブを担当することもあります。

ターゲットやサービスの構想をチームで議論し、こういうデザインが刺さるだろうとか、こう見せたら綺麗にかっこよく見えるだろう、というものをデザインに落とし込んでいます。

ーーフリーランスでの仕事との違いは、どのような部分だと思いますか?

自社事業の仕事では、新規事業の企画段階からデザイナーとして携わるということがすごく良い経験になっています。デザイナーに必要なのは、センスやスキルだけでなく、自分の意見や想いを持つこと。デザイナーの視点での意見が求められるのは一つのやりがいですし、違う畑でやってきたことが、良い相乗効果を生めばいいなと思っています。また、この会社に入るまでWebマーケティングの知識は触れてこなかったのですが、事業に関わることを通してそういった視点も持てるようになりました。

クライアントワークでは、Webデザインの仕事にチャレンジできて、個人では受けられなかったようなサイズの仕事に携わることができることですね。何歳になってもスキルアップできるんだと実感しています。

あとは、チームで同じ目標に向かって働く楽しさを感じています。フリーランス時代、短期的にチームを組むことはあっても長期的に一緒に取り組むことはありませんでした。みんなで目標に向かうことで、何事も前向きになれたり、辛いことも乗り越えようという気持ちになれるんです。何年ぶりかの正社員なので、せっかくならこの会社の中で、一つ成果を出したいという想いはありますね。

ドットライフのメンバーは、若いし自由だけれど、自立している人が多い印象です。人数が少ない分、受け持つ仕事に対する責任感は強くなりますし、みんな周りと協力する意識を持っています。そういうメンバーと一緒に仕事をすることで、自分もそうありたいと刺激を受けています。

ーー正社員になって、働き方はどのように変わりましたか?

ドットライフでは週4日、9時から15時まで働いています。フリーランスの仕事は、それ以外の平日や週末を利用して変わらず続けていますね。16時に保育園まで子どもを迎えに行き、そこから寝るまではずっと一緒に居られるので、母親業に重きを置きたいという想いも叶えられました。

また、時間を決めて働くことで、以前よりメリハリを付けて仕事ができるようになったと感じます。限られた時間の中で、どれだけ良いパフォーマンスができるかが勝負なので、前もってスケジュールを組むほか、動けるものは言われる前から動く、気が乗らない仕事を後回しにしないなど、とにかく集中して効率よく働く工夫をしています。

自身の経験を生かし、幸福度の高い働き方を体現していきたい

ーー最後に、今後の目標について教えてください。

ドットライフのサービスは面白いと言われたいですし、そこにプラスして「あの会社のクリエイティブいいよね」「かっこいいよね」と評価してもらいたいという目標があります。個人で長くデザイナー業をやってきたので、自分らしさを活かして、本当に素敵だと言われるものを、一緒につくっていきたいです。

それから、社内のロールモデルになり、子育てしながら働きやすい環境づくりもやっていきたいと思っています。自分が実践することで、働く人と、その家族が幸せになるような環境をつくれたらいいですね。

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