1
/
5

メンバー中心となり、組織をつくる。全社バリューができるまで

こんにちは、ドットライフコーポレート、広報担当の鶴岡です。社会の前提が大きく変わった2020年が、まもなく終わろうとしています。来年8期目を迎えるドットライフでも今年、既存事業の売上がYoY200%の成長、オフィス解約に働き方のDXなど、過去どの時期よりも激動の一年となりました。

2020年、「最悪の一年」を乗り越える。 コロナ禍を生き抜くスタートアップのリアル。|anotherlife.|note
ドットライフ 代表の新條です。 2012年4月に社会人になり、2014年1月に経営者になった自分にとって、2020年は大きな転機となる一年だった。リーマンショックも東日本大震災も経験していない中、とんでもないインパクトで襲ってきた新型コロナ感染症の波。企業活動はもちろん、人命にまで影響をもたらす一大事で、社会が大きく変化した。 ...
https://note.com/dotlife/n/n45b80d090fd6

そんな中、組織拡大に伴い評価制度を一新するタイミングで全社合宿を行い、組織の共通の価値観(バリュー)の制定を行いました。バリューとは、組織が大切にする考え方、行動規範をすり合わせ、前向きな判断や行動が生まれやすい土壌を作るための言葉のことです。今回、バリューを決めるにあたりどのように全社で合意を取りながら進めていったのか、どんな効果があったのか、担当した粟村と種石にインタビューしました。

それぞれの価値観を一つに。全員でバリューを決めるまでの過程

(図:ワークショップでの議論過程)

10月に行った2日間の合宿の中で、2日目に組織の共通の価値観(=バリュー)を考えるワークをメンバー全員で行いました。まずはそれぞれが個人ワークを行った上で2組のチームに分かれて議論、発表を行い、6つの言葉を叩きとして完成させました。後日、粟村と種石が担当者となり、その案を基に最終的なバリューを制定しました。(合宿を行った際の記事はこちら

Q.合宿での議論後、バリュー決定までの過程を教えてください。

(図:バリュー制定の過程)

種石:最終的に4つのバリューに決定したのですが、合宿が終了した時点では6つの候補がありました。金曜日に合宿が終わり、次の週にはその案をブラッシュアップしたものを全社で共有するスケジュールで。合宿終わりの新幹線でその中でまずそれぞれの意味を確認しながら共通する部分がある内容を一つにしたり、整理するところから着手しました。

粟村:その後、一つひとつの言葉について「この意味を伝えるために一番適切な表現になっているか」という観点で2人で議論しました。また、同じ意味で違うワードのバリエーションも沢山書き出してみて、そこから一番適切な言葉をピックアップしていきました。最終的に、意味が重複しているものをまとめることで6つから4つに絞りました。そして、その4つに対して意味が伝わるように、説明を足していきました。

種石:その後、社内で展開してフィードバックをもらいながら最終版を完成させていきました。一つひとつの言葉はそこまで変わらなかったものの、その言葉に対しての説明部分については決めた背景がしっかり伝わるように、メンバーで認識を合わせながら修正をしていきましたね。誰に向けた言葉なのか、ステークホルダー毎に正しい意味で伝わるのかということも意識していました。

粟村:最初は言葉の認識を合わせる為に説明部分が長く、その結果逆に伝わりずらいものになってしまっていた状態でした。最終的にかなりシンプルに言いたいことを凝縮できるようにしましたね。

決定した5つのバリューに込めた思い

5つのバリューに込めた思いについて、背景を聞きました。

“新しい出会いを楽しむ”

粟村:「ドットライフは「やりたいことを当たり前に」というミッションを掲げていて、事業自体も「やりたいこと」や「思い」のある個人との出会いがあって成り立っているんです。取材を通して沢山のお話を聞いている中でも、出会いは人生を変えると思いますし、社員一人ひとりが最初少し居心地が悪くても未知の場所に行って出会いを楽しめるようなマインドを大事にできればと考えました。

“相手の真実に耳を傾ける”

種石:ユーザー、クライアント、取材をする方など、様々なステークホルダーと接していく際、相手によって見てるものが違いますので、独りよがりにならず相手の立場に立って考えられるようにならねばという思いから、このバリューにしました。

粟村:完全に相手と同じ目線で、相手のことを理解するのは難しいかもしれない。その人にはその人の真実があるという前提に立つ、それが自分と異なっていても、相手が何を見て何を考えているのか、まず耳を傾ける努力をするということですね。

“自分を主語に共に生み出す”

粟村:私たちが運営している事業「another life.」でも、「自分の物語を生きる」ということを掲げていて、組織でも自分が働く上でも、自分を主語に考えること、自分の意見を持つことを大事にしていこうというメッセージです。その上で、他の人の意見も尊重して一緒に生み出せる、双方が納得できるようなものを形にしていこうという意味を込めています。

“Win-WinよりHappy-Happy”

種石:「Win-Win」って語感的に競争や利害関係みたいなことも想起されると思うんです。でも我々はそういった関係よりも、もっと本質的にお互いが幸せである状態や関係性を目指したいという意味を込めました。

バリューの制定を終えてみて

Q.最後に、バリュー制定を終えてみて、行ってみた感想を教えてください。

種石:共通言語、共通認識が持てるようになったのかなと感じます。普段の業務の中でも、「それって相手の真実に耳を傾けているの?」と意思疎通がスムーズにできるようになるのがすごく大きい変化かなと。

粟村:決め方として、合宿の中でみんなで考えたのが一番面白かったと思います。みんなそれぞれバラバラな意見を出してもらう中でも、似てる部分もあって。それを集めて纏めていくことをしたので、今いる社員の中でこのバリューにすごい違和感がある人っていないと思うんです。こうやって組織の風土や文化は作られていくのだなと感じました。事業面だけでなく、組織面でも自分たちが今まさに会社を創っているということを実感できたのも良かったと思います。

***

今回のバリュー制定を通して、改めて自分たちの組織の共通の価値観、目指したい姿が明確になりました。ドットライフでは今後もメンバー全員が中心となり、強く幸せな組織をを創っていきます。

株式会社ドットライフでは一緒に働く仲間を募集しています
同じタグの記事
今週のランキング
株式会社ドットライフからお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?