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【社員コラム】寺崎さんとENDONの話

※2022年12月13日の社内報を公開しています。

アカデミック・ソリューション事業クリエイティブルームで時短勤務中の河﨑です。

先月。社会人になってからできた数少ない友達のひとり、寺崎さんから遊びのお誘いのLINEがありました。寺崎さんとは、私が前職でAPだった頃、彼女が外プロのディレクターで、番組制作を通して仲良くなりました。今もEテレの番組やゴリゴリのドキュメンタリー作りに励んでいます。あと片手間で地域のバレーボールクラブにも所属していて、大会にも出ています。そんなクソ忙の人なので、誘いは突然に、しかも脈絡ないのがとてもいいです。夏ぶりの連絡でした。



お互いの好きな音楽の話とか、一度もしたことがないのに…まさかのノイズ強めのハードコア。

そんな音楽から遠ざかってたけど「デカイ・速い・重い」の揃ったハードコアは好きです。内臓を掴まれる感覚ってああいう音楽でしか味わえないです。最近の音楽といえば家で「からだ★ダンダン」と「ピカピカブ〜!」ばかりで脳がやられているところでした。助かった。

ちなみに会場は「サークル渋谷」ではなく、「サーカストーキョー」です。情報が少しずつ間違っているのもいい。

ということでこんな一ヶ月前から家族に内諾をもらい(このやり取りが本当に面倒くさかった)、いざ当日。目当てのENDONは何だか色々あってメンバーが5人から3人編成になってから初のライブとのこと。会場は待ってましたと言わんばかり玄人っぽいお客でいっぱいでした。




地下のフロアが人の海です。地下に辿り着けず、というか入ったら死にそうで中二階からみました。この社内報がアップされる頃、もし私が発熱してたら完全にここでコロナに感染したと思われます。


わかりづらいけど、中央の光に包まれてるのがボーカルです。こんなに離れているのにも関わらず、ENDONの音の暴力がすごい。内臓ぶん殴られるし履いてたデニムは音で引っ張られるし、という感じです。他のバンドとなんか違う…なんかすごいぞ…という。ものづくりに関わる人としてあるまじき語彙力ですが、ほんとなんか違う!みたいな。ラスボス感たるや。

うるさいのに静かなんですよね。知らんけど。いやほんとによかった〜

終演後、はぐれてた寺崎さんと無事合流して感想をぽつぽつ語っていたら、ENDONのライブ中に寺崎さんの後ろの3人組の男の子がこう話してたらしいです。

「なんか、映画見てるみたいだね」「これは物語だね」

それー!めっちゃいいな〜と思いました。ハードコアのライブにきてそんな感想出るの?

コロナ禍での活動制限やメンバーの死から、長期の休止を経ての復活ライブということで、演ってる方も待っていた方も感慨ひとしおだろうなあと思いました。

男の子の言葉に、あーだこーだ考えて私も映画1本見終わった気持ちです。いい締めをもらいました。

会場を出たのは22時半頃。エントランス付近は、帰るのを惜しむ人でいっぱい。久々に会う人たちもいたみたいで、お互いを叩きあったりハッピー空間でした。

ご時世的にはライブって密ですし、「ライブ行って楽しんだ」って人に言うのは憚られるけれど、こういうのを全然やらなくなると、それはそれでどうなん?というか。だんだん足が遠のいて、行かなくなって、また行こうかなって時には、大事な場所はもう無くなってたり。今の時代なら尚更あるある。

あと、ああいう音楽は現場で体感する方が面白いです。


下北に寄り道して5億年ぶりに立ち飲み屋で酒飲みました。最高。

終電間際の井の頭線に飛び乗って帰宅。4時間立ちっぱなしでも養命酒があれば、大抵の翌朝は何とかなります。また来る日に備えて精進します。

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