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【社員インタビュー④】全国空手道大会2位の持ち前の負けん気と厳しい環境にあえて身を置く逆境主義で起業を目指す。

大村 裕太
神奈川県横須賀市出身。大学では工学部デザイン科で学び、2011年4月(株)セブン&アイ・ネットメディアにてWebデザイナーからキャリアをスタート。マーチャンダイザー、広告営業、販促、システムを経て、2015年4月(株)セブン&アイHLDGS.に出向。PM(プロジェクトマネージャー)としてオムニチャネルにおけるグループ企業の企画・開発・運営を担当。2017年8月(株)デジタルシフトウェーブ入社。デジタルプロデューサーとして、PL補佐として、コールセンター関連のプロジェクトに参画。AI化プロジェクトも経験。和道流空手道連盟弐段。全国空手道大会2位。横須賀市民栄光賞受賞。

厳しい環境にあえて身を置いて自分を成長させようとする逆境主義。妻の一言で腹が決まりました。

Q:デジタルシフトウェーブに入社するまでのキャリアを教えてください。

 新卒で入社した(株)セブンネットショッピングでのキャリアは、大学での工学部デザイン科出身ということもありWebデザイナー職からのスタートでした。バナーやスタティックページの制作を1年ほど担当した後、マーチャンダイザー、広告営業、販促、システムなどを約1年ずつ経験させてもらいました。
 入社から4年が過ぎた頃に、セブン&アイHLDGS.のオムニチャネル企画部門への出向希望がかなって出向しました。正直、自分に何ができるという確信はなかったのですが、これまで経験したことがないような大きなプロジェクトが走るということでとにかく飛び込んでみました。人一倍新しいことへの好奇心は強いんです。そこでは、PMとしてオムニチャネルの200人規模のプロジェクトを担当していました。
 もともと私が新卒で入社したときは、セブンネットショッピングは200人弱の若手中心のベンチャー気質の会社でした。会社の方針は鈴木社長から直接聞けましたし、規模が小さい分スピードも早い。そんな環境にいたので、セブン&アイHLDGS.という規模の大きい会社での大きなプロジェクトに携わるのは、関わる人数が多く、費用も大きいので、最初は戸惑いました。自分よりずっと年上の方々に囲まれて仕事をするのも初めてでしたね。
 ベンチャー気質の会社と大企業の両方を若いうちに経験できたのはとてもいい経験だったと思います。クライアント様の会社の特徴に合わせて自分を順応させるために生かせる経験ですね。

Q:デジタルシフトウェーブに入社した理由は?

 大きなプロジェクトに携わる充実感の一方で、社内でのシステムに対する体制や取り組み方、外部のシステム会社との関わり方、システム部門の社員の役割や取り組み方など、自分なりに問題意識を持つようになりました。それと同時に、企業が新しいシステムを取り入れて革新していくことや、自分がシステム化を推進できるシステム人材になるという将来像を少しずつ思い描くようになったんです。そのためには経験も知識も圧倒的に足りず、もっと厳しい場所に自分を置いて努力したいと思いました。
 私は新卒で鈴木さんに面接をしてもらって入社したこともあり、セブン&アイHLDGS.のCIOを退いた後も鈴木さんのFacebookやデジタルシフトウェーブのHPはよく見ていました。デジタルシフトウェーブは「デジタルシフトで、新しいビジネスの波を起こす」という、まさに自分の将来像とリンクしていましたし、そこで自分を成長させたいと思い、転職を決意しました。
 転職のことは、最初に妻に相談しました。妻は前職の同期入社なので、鈴木さんのこともよく知っていて、「あなたがやりたいならば応援する。鈴木さんの会社ならば厳しいだろうけど、あなたが思い描く成長が絶対できるはず。」と背中を押してくれました。一番近くにいるからこそ、私の将来の目標も、厳しい環境にあえて身を置いて自分を成長させようとする逆境主義の性格も全部見抜いて賛成してくれたんだろうと思います。さすがです。やると言いながらも微かな不安が残っていた僕に対して、妻がきっぱりと賛成を表明してくれたことで、腹が決まりましたね。今でもとても感謝しています。

北海道で経験した大地震。停電が続く札幌で学んだ仕事への責任と覚悟、そして気づいた人のありがたさ。

Q:入社してからはどんな仕事に携わっているのですか?

 入社してすぐは、システムの世界に身を置きながらプログラミングができないのでは話にならないということで、オンラインのプログラミング学習でRubyを勉強しながら、鈴木社長の経営者支援の補佐をやらせてもらいました。鈴木社長と一緒にクライアント様との打合せに参加させていただいて、プロジェクトの企画段階から先方の企画担当者様と一緒に資料を作っていました。その場でどんどん発展的な会話を進めていくので、とにかく話についていくのが必死で、毎回一語一句聞き逃すまいと緊張していました。
 経験のために、飛び込み営業をやってみたこともあります。結局、1日中渋谷界隈を歩き回っても1件もアポは取れませんでした。「自分の稼ぎは自分で作れ」という意味を痛感しましたね。お客様に信頼して仕事を任せてもらうことは、それほど厳しいことなのだと最初に分からせてもらえたと思っています。
 その後、スカパーカスタマーリレーションズ様を担当させていただくことになり、PL補佐として、コールセンターでオペレーターさんが使うツールを見直すプロジェクトに参加させていただいています。AIプロジェクトのリリースにも携わらせていただきました。こちらは入社してから一番長く担当させていただいている企業さんです。
 プロジェクトを進めるにあたり、時にはクライアントさんと意見が食い違うこともあります。そういう時には「あるべき姿からものを考える」ということを心がけています。目指すゴールは一緒のはずが、外部要因で揺らいでしまったり、保身に走ってしまうことは私自身もあります。それを打破するのは、やはりあるべき姿に立ち返って意識を合わせることだと思っています。お互いを知るために、コミュニケーションは丁寧感を出しすぎないように意識していますね。

Q:札幌でのコールセンター研修中には大きな地震も経験されましたね。

 コールセンターに携わるのに、自分がオペレーターさんの仕事を知らないのではまずいと思い、9月に札幌のスカパーカスタマーリレーションズ様のコールセンターに2週間缶詰めになって研修を受けることにしました。
 ところが、研修3日目で北海道胆振東部地震が発生。真夜中にホテルで大きな揺れを感じ、その日から数日停電が続きました。幸いケガもなく、翌朝、とにかく心配でコールセンターに向かいましたが、コールセンターは全業務をストップ。自転車でなんとか駆け付けたという総務の女性が1人いらっしゃったので、「何かできることをありませんか」と伝えたのですが、今は何もできないので、ホテルで待機してくださいとのことでした。できることならば何か役に立ちたかったのですが、迷惑になってもいけないので、ホテルで携帯電話とパソコンの充電残量を気にしつつ情報収集をしながら待機していました。結局、やむを得ず研修は予定より早めに切り上げ、東京に戻りました。
 帰ってきてから、スカパーカスタマーリレーションズ様の30人くらいに多くの声をかけていただきました。担当になってたった半年なのに、そこまで思いやってくださることが心からありがたかったです。毎日必死で仕事をしていましたが、改めてこんなに多くの皆様と関わりながら仕事をさせていただいているのだと実感しました。また、停電の翌朝に北海道のコールセンターでお会いした女性が、SPCCの方宛に「大村さんが駆けつけてくれて嬉しかった」とメールを送られたそうで、そのことも嬉しかったですね。

共働きで2児のパパ。子育て奮闘中!理解を求めるばかりだけではなく、恐縮しすぎずに自分からさりげなく伝えていく工夫が両立のポイントです。

Q:大村さんは共働きのパパ社員ですが、仕事と家庭の両立について教えてください。

 私は、同い年の妻と共働きで、子供は保育園に通う息子と10月に産まれたばかりの娘の4人家族です。まさに子育て奮闘中ですね。お互いの両親も離れているので、妻とは家事と育児を分担しながら頑張っています。保育園の送り迎えは妻がほとんどやってくれますが、妻の仕事の都合によっては、定時に帰ってお迎えに行くこともあります。子供の具合が悪い時には、どちらか仕事の都合がつく方が看病で休まなければいけません。
 偶然にも、上の子と鈴木社長の息子さんが同じ年齢なので、パパトークはよくしますよ。会社のトップである社長の理解があるというのは非常に恵まれた環境だと思っています。他のメンバーにもいろいろと気遣いをしてもらえるのはとてもありがたいですね。もちろん個人的な事情ではあるので、お客様にはご迷惑をかけないように心がけています。でも、妻の協力もあり、お取引先様や会社での懇親会、終業後のセミナーや勉強会はしっかりと参加しています。
 細かい工夫としては、お迎えのある日はスケジュールに入れて、早めにみんなに共有するようにしています。あとは、「自分の個人的なことなので・・・」と恐縮しすぎず、普段の会話の中で家族の話はしているので、自分の状況をなんとなく知ってもらえているようにも思います。「子の看護休暇」や「配偶者の出産休暇」など特別休暇も使えるので安心です。あとは、夏休みやG.W.、年末年始はまとまった休みが取れる環境なので、旅行に行くなど家族サービスも大切にしています。いつもは慌ただしいので家族でゆっくりできる時間は大切ですし、サポートしてくれている家族への感謝の気持ちを持つのは大切ですね。

ターゲットは40代前半でスタートアップ支援制度を使って起業!一番身近にいる経営者である社長の背中を見て日々学ばせてもらってます。

Q:大村さんの目指す将来像を教えてください。

 私は、入社したときに近い将来起業したいという目標を立てました。今、1年前を振り返ると、起業というものを随分簡単に考えていたと自分の考えの浅さを痛感しています。でも、今も起業という夢は変わっていませんし、40代前半での起業をターゲットにしています。
 弊社にはスタートアップ支援制度もありますし、独立したいならば応援してくれる会社です。なにより、鈴木社長はベンチャー企業を起業した経験もありますし、日頃から経営者の近くで学ばせてもらえるのは非常に恵まれた環境だと思っています。
 北海道で地震にあったときに、鈴木社長からSlackで投げかけられた言葉は「大村は無事か?」「東京の家族(妊娠中の妻と4歳の息子)は大丈夫か?」「とにかくコールセンターに行ってこい」の3つでした。東京に戻ってその時の話をしたときに言われたのは、「大村がケガをしていなくて寝る場所と食事が確保できているならば、焦ってジタバタするのではなくそこにいる使命であるコールセンターに行くべきだと思った。奥さんの体調は心配だったけど。」ということでした。予期せぬハプニングが起こった時にどう判断するか?やるべきことをきっちり果たす責任感や覚悟のようなものを感じました。こういうのはテキストでは学べないデジタルシフトウェーブならではの学びではないかと思っています。

Q:入社して1年。今どのように感じていますか。

 入社して1年が過ぎましたが、とにかく今は自分の価値はどこにあるのかを探っている状況です。ありがたいことにスカパーカスタマーリレーションズ様の次世代のコールセンターを作るプロジェクトに携わらせていただいているので、オペレーターさんの業務からシステムまでなんでも学ぼうと思っています。言われたことをやるのではなく、自分で考えて行動しながら、まずはコールセンターといえば大村に聞け!と言われるほどのスペシャリストになりたいですね。

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