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SIer出身者が語る~技術向上、クライントの本質的な課題を解決するためDIGGLEへ入社~

今回は開発メンバーの岡崎についてご紹介させていただきます!

エンジニアとしての基礎を学んだSIer時代

新卒では大手SIerから準委任契約で仕事を請け負う、いわゆる二次請けを担当するSIerの会社に入社しました 。この会社を選んだ理由としては、将来PLやPM(プロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャー)になった時に、部下が行っていること(プログラミングなど)が分からないPL/PMにはなりたくないとの想いから、開発まで一貫して行っている会社を選びました。二次請けなので、要件定義などの上流工程は行えませんでしたが、ここでは詳細設計以降の工程をまんべんなく行わせていただきました。プログラミングや単体テストはもちろん、結合テスト、総合テスト、運用まで一貫で行うことができました。大手SIerが元請けとなっているので大規模なプロジェクトも多く、複数の企業が入って全体では100名を超えるメンバーで開発するようなこともあり、その中では、他社のエンジニアとやり取りしながら会社の垣根を越えて総合テストを行うなど貴重な経験をすることができました。

当時は様々なプロジェクトに関わらせていただきまして、ひとつ例をあげると旅行サイト窓口のシステムがあります。宿泊先のホテルはもちろん、交通機関(JR、レンタカー、航空機など)やパッケージプランや料金情報など旅行に必要な様々な情報を検索・予約できるシステムを、他の二次請け企業と協力してつくっていました。

私の会社では宿泊機能を担当していたので、どこに何泊するかなどの情報を管理する機能を作っていたのですが、宿泊先のホテルの情報はA社が作った機能で登録される予定の仮データを使い、宿泊料金や取消料などについてはB社提供の仮データを使い、パッケージプランを開発するC社は私の会社が作った宿泊機能のAPIを使って宿泊情報を登録する。といったように、各社連携しながらシステムを開発していました。

ただ、A社の機能でどのようなデータが登録されるのか、C社の機能は自分が作ったAPIを使ってどのような機能を提供するのかなどは、総合テストを行うときなどに知ることができる程度で、システム全体を把握することがどうしても難しく感じていました。また、二次請けであるがゆえに、クライアントと話す機会もなく、実際にクライアントやエンドユーザーがどう感じているのかを知ることができませんでした。そのため、もっとクライアントの近くで仕事ができ、要件定義などの上流工程から関わることのできる仕事がしたいという想いから転職を考えました。



ステークホルダーの管理に明け暮れる毎日

その後、上記の内容を満たす会社として一次請けのSIerを2社目に選びました。実際2社目では、クライアントと話すことができ、要件定義から関わることができ、と、自分の望んでいたことができました。また、年齢も30代に差し掛かっていたこともあり、エンジニアが進んでいくベーシックなキャリアプランの1つであるPLやPMを務める機会も増えていきました。

SIerのPLやPMといっても会社によって役割や業務内容が違うことがあると思いますので説明しますと、私の場合はクライアント先に常駐するチームを現場で纏めていく役割が多かったです。業務内容としては、チームメンバーの管理はもちろんのこと、お客様と仕様、スケジュール、人員計画など各種調整を行い、その結果を自社にいる上長や営業と連携する。といったことを行っていました。

その中で一番苦労したのがステークホルダー管理になります。

2社目でも大手企業に関わることが多かったのですが、自社チームが参画している事業部だけでは決まりきらないことも多く、時には経営陣や親会社子会社の方にも直接コンタクトを取っていく必要がありました。更には、海外事業や旧システムとの連携なども考慮に入れつつ調整する必要があったりと、ステークホルダーが多くて大変でした。

このような様々なステークホルダーをいかに巻き込むかというコミュニケーション能力、マネジメント能力が問われる仕事をしていたのですが、そのような職場だったこともあり、無理なものは無理と断る能力が養えた気がします。安易にできると言ってしまうとステークホルダーが多い状況では、もしうまくいかなかった時の影響が大きくなります。また、部下にも安心して仕事をしてもらいたかったので、できることとできないことはきっちりと整理し、周りに伝えるようにしていました。

技術を磨きたい・本質的な課題を常に考える環境に共感し、DIGGLEへ

要件定義から関われた点やクライアントと直接関われた点はやりがいであったものの、マネジメント業務に忙殺され、だんだんと開発から遠ざかっていき、新しい技術のキャッチアップができていないことに漠然と危機感を抱いていました。私自身が開発を好きだったこともあり、もっと世の中のトレンドを把握し、様々な情報を精査しながら自分の技術を高めていきたいと考えるようになり、転職活動を行うようになりました。

私個人の考えですが、プログラム言語やツールやサービスはあくまで手段であって目的ではないと思っています。なぜそれが良いとされているのか、本当に必要なのか、それによるデメリットは無いのかなど、本質的な事を捉えて学習することがエンジニアとして一番大事なことだと思っています。そうした勉強を継続し、必要になった時に新しい言語やサービスを使いこなせるだけの知識を蓄えておくことこそが技術力だと思っています。

話が逸れましたが、DIGGLEの面接でまさに私と同じ考えを持つCTOの水上と出会いました。私自身RailsもReactも触ったことはなかったのですが、「経験したことのない新しい言語でも大丈夫でしょ?」と言われたことを鮮明に覚えています。経験年数や言語経験だけでなく、私自身の考え方を踏まえて評価してくださった部分にとても共感しました。

また、水上に限ったことではなく、本質的なことを考える思考を常に持つのがDIGGLEスタイルです。例えば世間で流行っている新しい技術があったとしても、本当に必要なのか、たとえ世間で流行っていても、それはDIGGLEにとって役に立つのか、周りに流されず常に疑問・本質をつく環境があると感じたことも入社理由のひとつです。

次回は岡崎がDIGGLEに入社して感じたことをインタビューしますので、こうご期待ください!

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