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【CEO山本】サービスへの想い:エクセルの概念を打破し、企業の経営意思決定のためのサービスへ


起業前の予実管理の苦労

営業マネージャーをしていた時、営業の予算管理や売上げ管理、営業行動分析などたくさんの資料をエクセルとスプレッドシートで作っていました。その時、苦労したのがエクセルのバージョン管理でした。例えば営業の売上管理のエクセルを作る際、今後の施策を考えるため、エクセルをコピーして、色んなシミュレーションパターンを作成していました。その結果、どれが最新の資料かわからなくなることが結構ありましたね。また、他にもマーケティングとの費用対効果のエクセルも作ったりと沢山のエクセルがあったのでとても煩雑でした。立てた予算と実績を照合する際、予算は根拠に基づいて立てるわけですが、必ずしも実績値に予算根拠のフラグが立っているわけではない。予実管理をするために、実績にひとつひとつ目検やフラグ立て作業が必要になるなどとても悩まされました。また、経理の方であれば勘定科目はすぐにわかると思いますが、経理等の知識がない人はどの費用がどの勘定科目なのかなどを間違ってしまう可能性も感じていました。そういう環境だった当時、予算や売上管理が簡単に低価格でできるものはないかとインターネットで探したものの、残念ながらありませんでした。

起業への後押し

以前(2010年前後)、僕自身が予実管理のサービスを営業していた時期がありました。(DIGGLEのようなクラウドサービスではないです)そこで、予実管理に苦労している方がたくさんいることは知っていました。また、起業に思い至る直前(2015年頃)のころ、財務会計クラウドサービスは低価格で使えるサービスが新しく立ち上がっていました。一方、管理会計サービスは僕が営業していた時代と変わっておらず導入に時間やコストがかかるサービスしかありませんでした。誰もやってないのであればやってみようと思い起業を決意しました。また、この領域では誰も長期間新しいサービスを作っていないことを確信していました。

DIGGLEサービス初期から改善秘話

予実管理はエクセル管理されているのが一般的なので、創業当時のDIGGLEはお客様が移行しやすいだろうという考えもあり、サービスの見た目をエクセルっぽくしました。しかしながら、2018年ガラっとサービスを変えました。見た目がエクセルライクだと、お客様からのご質問は、エクセルとDIGGLEの違いにばかり、もっというとエクセルでできるXXな機能はDIGGLEにはないのか?といった質問に集中します。予実管理ツールはエクセルを作る話ではない。もっと本質的な課題があるのではないか?と改めて考えるようになりました。そこで、”エクセル作る”概念を捨て去りました。と言っても、僕自身はエクセルライクなサービスから脱却することにめちゃくちゃ迷いがありました。共同創業者の水上と最初のメンバーである大澤の強い意志が頼もしかったです。

DIGGLEの考える予実管理

予実管理は企業の到達したい目標(予算)にたいして進捗とギャップの理由を把握し、到達させるにはどういう打ち手を打てるのか。これを実現するために行っている業務です。そのためにはより早く、より正確な情報を把握できる仕組みが必要です。経営企画の方だけではなく、各事業部の方々が、業務フローにそって情報をアップデートでき、また、会社の状況を把握できる仕組みを目指しました。各事業部の現場では予算と実績がずれることは当たり前です。それを早くキャッチすることが予実管理にとって大切です。その実現ため、経営企画と各事業部の方、経理の方と予実に関するコミュニケーションプラットフォームとしても使える、予実に関する情報はDIGGLEに全てある、そんな仕組みを提供しています。

今後のDIGGLEの方向性

DIGGLEは企業の意思決定に貢献していきます。予実管理を行う理由は資源(リソース)の再配分のためです。例えば、売上や利益の達成がむずかしそうな時、伸びる余地のある事業や部署、施策に費用を配分したり、人材の投与・異動を検討し実行するでしょう。予実管理とは着地点の予測に基づいて、できる限り正確な意思決定を行うための業務です。お客様から「DIGGLEを使って意思決定が早くなった」と言われるようになれば嬉しいですね。

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