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【デパート:エンジニアインタビュー】「Web制作だけを考えてる訳ではない」という役員の考え方に共感した、フロントエンドエンジニアが追うその先とは。

デパートで働いているメンバーを紹介します。

今回は、テクニカルディレクター兼フロントエンドエンジニアの板鼻さんへ、デパートへ移籍を決めた理由や、リモートワークの働き方などをお伺いしました。

板鼻祐治:リードクリエイター兼テクニカルディレクター/2015年入社

デパートが考える想いに共感したからこそ、留まることに迷いはなかった

――自己紹介をお願いいたします

テクニカルディレクター兼フロントエンドエンジニアの板鼻祐治です。

Web業界に携わって、約15年が経ちます。

学生時代は、パソコンで音楽が創れるようになりたくてディスクジョッキー(DJ)を学べる専門学校へ通っていました。その後将来を考えた時、音楽だけでなくパソコン技術を使った仕事もしたいと思うようになり、Web業界に入りました。5年位前までは音楽活動もしていて、作曲をメインに行っていました。実は、僕が作曲した曲がAppleMusicで配信されています。まさに2足のワラジを履いていましたね。

ただ、音楽だけで食べていくのは厳しく、また30歳と切りのいいタイミングですしやりたい事は一通り出来たので、現在のWebの仕事をメインで行うようになりました。


ーーデパートとの出会いを教えてください

株式会社デパートが出来る前の、前身の会社から在籍していました。現役員が株式会社デパートを設立する際に、一緒に移籍したという事になりますね。

移籍を決めた理由はいくつかありますが、大きな点は「Web制作だけを考えてる訳ではない」という所だと思っています。現役員の3名ですが、今まで一緒に仕事をしてきた人たちとは考え方が少し異なり、デパートメンバーやお客様をとても大切にしているように感じます。当時の境遇を共有したという事もありますが、いいお兄ちゃん的存在でもありますね。

Web制作をやりたくて設立する会社は世の中にたくさんあるかと思いますが、デパートはWebを使って何かやりたい、最終的なゴールがWebではなく手段、という考えに惹かれる部分が大きかったです。Webを使ってお客様の課題を解決するという考え方が面白いですし、自分の視点では、Web制作をいかに活用できる手段にできるか、いかに盤石にしていくかに注力してるので、その先を追うためにWebを極める的な考え方がマッチしてたと思います。


ーー現在の業務内容と、仕事の面白い所・難しい所を教えてください

お客様のWebサイト・Webサービスの制作を行っています。その傍ら、入社当時より制作の基盤になる部分、例えばフロントエンドだと制作用のテンプレートを作成したり、ビルドする環境を整えたり、業務をより効率化する為に技術を日々アップデートしています。ただ、Web制作ができる会社はたくさんあるかと思うので、最近は自分達の強みや、より新しい技術を既存のWeb制作にどのように落とし込んでいくのか、効率的に使う方法はあるのか毎日考えています。

業界的に需要がありそうな技術は何となく分かるので、早めに察知してそれが社内に落とし込めるのかも考えています。制作時になって聞かれても答えられないのは個人的にナシだと思うので。それが世の中的に使われている技術であれば、社内のエンジニアにどのように落とし込めるのか模索しています。

仕事の面白いと感じる所は、Javascriptを書いている時や、環境設定を1から考えている時は楽しいというか集中してます。

最近は、フロントエンド技術だけでどこまで出来るかが命題だと思っていますが、「JAMstack」を使用する事で、バックエンド技術に頼らなくても動的なデータをフロントエンド技術で処理できるようになった事へ、ワクワク感を抱いています。この技術が流行り始めたのを数年前から察知していました。いかに既存のWeb制作に落とし込み応用できるのか、また世の中も自分が考えているように進み始めていると感じるまでに、約1年間構想を練っていましたね。実際にこの「JAMstack」技術を、弊社が制作した優れたWeb 制作会社や、デザイン会社を紹介するサイト『good prodaction』で使用しました。ほぼフロントエンド技術だけで完成する事が出来たという点もありますが、1年前から考えていたものが、ほぼそのまま形になったのが嬉しかったです。

難しいところは、その技術の使い方が社会的にどの程度正しいことなのか、他のエンジニアはどう対応しているのだろうという所ですね。最近の「新しいこと」は一つではなく、色々な小さなことを組み合わせて実現しなければならない事が多いので、実際には正解はないし、求めるものが実現するなら正解だとも言えるんです。その為にも、分からない事があれば、すぐに調べるように心がけています。技術に関しては、1日で数えると50回くらいは調べていると思います。個人的には、気になった時にすぐに調べる方が頭に入ってくると思います。


変化に囚われず、より効率的で快適な環境創りを模索する

ーー仕事以外のプライベートの過ごし方を教えてください。

熱しやすく冷めやすいと昔言われたことがあるくらい多趣味ではありますが、最近の主な趣味が、ゲームやアニメ・映画鑑賞で、インドアな感じです。Steamでインディゲームを漁ったり、FPSやMMOなどのオンラインゲームをネットで知り合った友達とやっています。アニメは色々と見ますが、スポーツ物やサスペンスとかが好きですね。映画もサスペンスは好きですが、IT関連の映画やドキュメンタリーが好きです。昔住んでいた家の近くに映画館があったので、観たいものがある時に一人でレイトショーを観に行ったりしていました。

あと、昔はデスクトップミュージック(DTM)もやっていたのですが、最近はほとんど作ってないので、おじいちゃんになったらまたやりたいなと思っています。


ーー現在デパートではリモートワークも取り入れていますが、リモートワークを行なって感じたメリット、デメリットを教えてください

メリットはなんと言っても、通勤時間の有効活用ですね。電車が好きではないので家は会社に近いですが、それでも未来で開発されそうなピンク色のドアが欲しいと思ってたので、今はドアすらいらないような状況はすごくいいなと思います。

反面、デメリットもあると思います。隣を見ても後ろを見ても同僚はいないので、変な独り言を拾ったり拾われたりというコミュニケーションがなくなったので、寂しい気持ちはありますね(笑)

コミュニケーションの取り方で工夫している事は、ミーティングでは司会進行を立てたり、議事録を取るようにしています。また、ビデオツールなどを直接の会話はあまり行わないようにしています。もちろん、業務報告や緊急度が高いものに関しては電話しますが、文字を打って解決するものはなるべく文章で行っています。何故なら、会話したからといって解決するとは思っていなく、それなら会話する前に文章を送って、その内容について話し合った方がより効率的だと感じるからです。会議室ではアイデアが出ないとよく言いますが、人間リラックスしている時や、意識せず物事を行っている時の方がよいアイデアが浮かぶと思うので、頻繁に直接会話を行うのは個人的に業務の効率化には繋がらないと思うので、文章だけで完結できるように工夫しています。


ーーリモートワークの工夫の仕方を教えてください

まずは、会社で勤務する時と変わらない環境を整える事から始めました。会社で使用している少しお高いキーボードを購入したり、Macbookを置く台を購入しました。ただ、元々パソコンでゲームをする為、大体の環境は揃っていたので、変化に戸惑うことなくリモートワークを行っています。あとは、ネットスーパーなどで、エナジードリンクやお茶を大量に買ってストックしてます(笑)

業務では、今までは口頭やホワイトボードなどで伝えていた事を、いかに分かりやすく図解化出来るか検討した上で、「whimsical」というツールを導入しました。簡単に説明すると、図を作成する事ができるツールです。他にも似たようなツールはありますが、whimsicalが一番使いやすかったので、活用しています。

他にも、クロームの拡張機能で、出退勤の連絡をチャットワークに自動で流せるようにしたり、定期業務のbotを自作したりと、業務の効率化に繋がるよう工夫しています。そういった属人的スキルに左右されない仕事の仕方を作っていく工夫を、今までよりも考えるようになりましたね。


経営者じゃないからこそ、できることがあると思った

ーーやりがいだと感じることを教えてください

前身の会社からいるという事もあり、全く環境が整っていないような部分も色々とありましたが、最近は地盤が固まってきたと思いますし、社員として一緒に会社を創っていくメンバーが増えてくると嬉しかったり、肩の荷が降りた気持ちになったりして、次のことに取り組めるような気がします。そういう「成長させる」という部分にやりがいを感じます。

また、経営者ではないからこそ出来る事というのは、実は多いと思うんですよね。

例えば、経営者だと実際に考えている事が、中々行動に移せないというのがあると思っていて、理想と現実の溝を埋めるのは、実際の作業者ではないと出来ないと思っています。業務効率化や、Webを使った技術をこのような所に応用できますよ、など業務に落とし込んでいくのは作業者の努めだと思っていますし、実際に現場にいるからこそ見えるものもあると感じています。少しでも改善出来る所があれば、提案出来たほうが与えられた仕事をしているだけではなく、自分が作った仕事という感覚が大きくなると思っています。

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