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【メンバーから役員へ一問一答】未来編前編〜デパートの今後やコロナ後のリモートワーク

以前、デパートのメンバーが経営陣へ様々な質問を行った企画の取材記事「メンバーから役員へ一問一答」をお送りしました。

今回はその続きとして「デパートの未来編」をお届けしたいと思います。

デパートの現状や未来、今後のリモートワークの可能性についてなど、普段はなかなか聞けない経営陣のさまざまな考えを聴くことができました

ーークライアント業務と並行して自社制作なども試行錯誤しているかと思います。新しいものをさらに作るか、作ったものをさらに改善、育てて、発展させていくかなど、今後の構想をお聞かせください。

今井:今年リリースした「good productions」というフロントエンド側の技術のR&D的なものをやらせてもらいました。発展に関しては2つあり、1つ目は技術的な話で、フレームワークやCMSを変えながら研究を行うことです。2つ目は、裏側であまり見えていないけれど、コンテンツが載せられるようになっているので、コンテンツ制作・SEOに対する知見を高めて改善を行なっていくことです。また、エンジニアの方とは話していますが、今後はECをやりたいと考えています。

ーーデパートの制作現場から離れ、GLITTERSの現場で仕事をされていますが、現在GLITTERSで進行中のプロジェクトについて教えてください。

見條:デパートの関連会社である、クリエイターやエンジニアの人材派遣事業を行う株式会社GLITTERSでは、クライアントさんが望んでいる技量を持っている登録メンバーと、クライアントさんをマッチングしています。現在GLITTERSには、営業兼キャリアアドバイザーが4人います。彼らが、それぞれのフリーランスの方と出会ったり、お取引先の社員さんをお預かりしてマッチングしています。

いわゆるキャリアアドバイザーというような、登録メンバーがどういうスキルを持っていて、どういうキャリアパスを描いていきたいのか、というのが得意な人と、対クライアントさんに対してコミュニケーションが得意な人で役割分担するようになってきています。更に現在は、4人1チームで、クライアントさんの希望とエンジニアさんの希望をどちらも叶えていこう、という仕事の進め方に変わってきています。

現在は、約55社の現場で約75名のさまざまな職種の方々が技術支援をしてくれている状況です。広い意味でのクライアントさんを持つようになったので、デパート時代に現場でやっていたようなWeb制作だけでなく、フロントエンドの技術だとReactやVue、AngularなどのモダンなJavaScriptのフレームワークを使用しているような人たち、サーバーサイドのプログラミング言語だとPHPだけでなく近年利用者が多いRubyやPythonを使用しているような人たちと仕事をする機会があり、私自身の新しい経験になっています。また、それに対する市場価値がわかるようになってきたのが新しい発見です。

ーーデパートの制作現場をGLITTERSの現場から引いた目線で見たときに、どのように見えていますか?

見條:制作現場の詳細は見られていないけれど、見ていて「楽しそうだな」と思い、現場に戻りたくなるときがあります。

個々の制作の進行具合やプロセスはわからなくなりましたが、チャットで流れてくるデパートで作った成果などを見ていて、フロントサイドとしてはデパートはレベルが高いと感じます。

GLITTERSでは、現場に入ったフリーランスの方と面談すると、「進め方が悪い」という話を聞くことがあります。デパートの中でも試行錯誤だとは思いますが、お客さんの課題をディレクターが受け取って、デザインやコーディング、構築をメンバーが行っていくというところの連携の大切さを感じています。

ーーいずれは全員出社スタイルに戻すとのお話でしたが、新しい働き方としてコロナ後の「リモートワーク」の選択肢は考えていないのでしょうか。

見條:以前、基本は全員出社に戻す方向というお話をしましたが、正直に言うと、現在はコロナが落ち着いた後も、リモートワークでもオフィス出社でも、その日のスケジュールに応じて選べる働き方がよいのではないかと考えています。

ただ、リモートでもできることやリモートのメリットがある一方で、リモートだからできなくなったこともあります。リモートワークにすることで出勤時間などが不要になり、その時間がインプットやアウトプットに使えるようになる一方で、生産性などは測りにくくなっています。

また、リモートワークは、いろいろな制度やルールを決める必要があります。今年1年は全員出社することは難しいと思うので、この中でどうできるのかを考えているところです。お客さんと話しているときにふと出てくる提案の内容や、瞬時に横と横でできていたことが、リモートだとその都度チャットに貼らなければならなくなっています。もちろんその手間がプラスの作用にも繋がっていることもあるのですが。
そんな中で、現在は週1回の出社にするなど、いろいろなことを試しているところです。どうやって、何で評価していくか、などさまざまなことを考える必要があります。

デパートではリモートのメリットの方が大きいようにも感じていますし、ブランディングにつながるのであれば取り入れたいのですが、弊害もあるので、そこを見ながら判断をして行こうという段階です。それぞれのメリットを合わせたときにどういう形が取れるのか、コロナ禍を利用して検証していこうと考えています。

続く未来編後編では、ホールディングス化や上場の可能性などのデパートに関することだけでなく、モチベーションやコミュニケーションに関する質問にも経営陣が答えていきます。

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